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経験者採用から統括課長に。キャリアの支えになったのは、自分軸の仕事観と育児の経験。

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ソニーグループ(以下、ソニー)社員のインタビューを通して、ソニーの仕事内容や働き方についてご紹介する本企画。今回登場してもらったのは、ソニーマーケティング株式会社のメディアソリューション本部 メディアソリューション営業1部1課の統括課長を務める阿南京香さんです。
経験者採用で入社した経緯や、B2B(企業向け)セールス&マーケティング職のおもしろさ、マネジメントとしてのやりがいや今後のビジョン、さらに育児と仕事の両立エピソードなど、飾らず本音ベースで語ってもらいました。

阿南 京香
ソニーマーケティング株式会社 メディアソリューション本部
メディアソリューション営業1部1課 統括課長

ITシステムインテグレータから転職。 上司とぶつかりながらも、見えてきた仕事の自分軸

ー経験者採用でソニーに入社されたとのことですが、転職のきっかけとソニーを選んだ理由を教えてください。

前職は、ITシステムインテグレータに新卒で入社し、国内のB2Bビジネスの営業をしていました。転職を考えたのは、グループ内で組織編成があった入社4年目です。私はお客様に直接セールスをするダイレクト営業だからできるソリューション展開に魅力を感じていたのですが、その営業スタイルが変わってしまったんです。当初の営業スタイルを続けたいと思って転職活動を始めたところ、転職エージェントから紹介されたのが、自社製品を持つソニーだったんです。

ー入社後は、どのようにキャリアを歩んできましたか。

入社当初はとにかく目の前のことをこなすことに精一杯。キャリアアップについても、ほとんど意識していませんでした。今では経験者採用も増えていますが、当時は少なく、若干のアウェイ感はありましたね。ソニー独自の専門用語もよくわからず、上司とも仕事のやり方についてそりが合わないこともあり、よくぶつかり合っていましたね(笑)。

ただ、そうして何年か必死で仕事をしているうちに、「こういうことがやりたい」という自分の希望がわいてきました。ソニーのB2Bビジネスの中で、主力となる放送局向けのライブビジネスを柱に、例えば映像制作におけるIP技術の活用などの最新のトレンド要素をからめ、他社と協業しながらソリューションを提案することにおもしろさを感じるようになったんです。ITを使ったシステム提案など、過去のキャリアを生かしながら仕事に臨んできました。

ソニーに転職した2009年当時、営業担当していたお客様主催のカートレースに会社のメンバーで参加した時のスナップ

1取引の売り上げが大きい、B2Bビジネス。 “小さな一番”を積み重ねながら、統括課長へ。

ー強みを生かしながら、ステップアップされていったのですね。結果として、3年前に統括課長に就任されましたが、現在の業務について教えてください。

B2Bビジネスの中でも、主に放送局・プロダクションをお客様に持つメディアソリューション営業1部には、4つの課があります。私が統括する1課は、キー局と衛星放送、番組供給会社をキーアカウントとして、スポーツ中継やニュース番組の取材など、番組制作で使用されるカムコーダーやスタジオ内のシステムカメラ、それに関連したシステムを提案・納品しています。各自が放送局を担当して業務にあたっているので、私はマネジメントかつ現場責任者として、顧客訪問の同行や営業担当の業務のマネジメント、課の売上管理、さらに営業戦略の立案などを行っています。

ーメディアソリューション営業1部は、B2Bの部署ですね。ソニーという会社で企業を相手にビジネスをするおもしろさや魅力を教えてください。

私たちの仕事は、放送局のお客様向けにソリューションを展開しているので、モノを売って終わりではありません。市場や他局の動向やお客様のニーズなどに常にアンテナを張って、どのように提案し案件につなげていくかが、営業のカギを握っています。お客様が抱える問題に対する解決策を社内メンバーやお客様と時間をかけて考えていくのですが、この地道なやり取りの積み重ねが大きなビジネスに発展していく点に、非常にやりがいを感じています。

また、放送局の営業は、1取引での売り上げが大きく、部署の動きが会社全体の売上にダイレクトに関わってくる部署です。ソニーの新たな取り組みが世界最大規模のシステムで導入されることもあり、とてもやりがいを感じます。かつて年間で数十億ものビジネスの営業担当をしたこともありました。一方で、自分の手掛けた案件がプレスリリースで発表されたりするのも、個人的にはうれしいですね。“小さな一番”を感じ、業務に対するモチベーションが上がるような瞬間です。

誰にでもキャリアアップのチャンスがある。 ソニーだからこそできるチャレンジとマネジメントという仕事

ーキャリアアップのために、これまでチャレンジしてきたことについて教えてください。

実は、私はキャリアアップについては、あまり考えていなかったんです。ただ、両親もずっと共働きだったこともあり、もし子どもを産んだとしても、仕事を細く長く続けたいという思いはありました。子育てにかけるのは人生の中で限られた時間なので、子育てが終わった後、自分の中に何かを残したいというような、漠然としたイメージでしたね。

ーそんな中で、統括課長への昇格が決まったときは、どんな気持ちでしたか。

私は、営業職がやっぱり好きなんです。営業の業務は「これをやったから終了」というものがなく、答えが一つでもない、終わりのない仕事です。ずっと続けていきたいという気持ちがあるなかで、将来的にはマネジメントをと考えても、「自分には向いてないのではないか」と思い続けてきました。

一方で、そろそろ新しいことをやりたいという気持ちも芽生えていました。ちょうどそんなときに、人員変更のタイミングもあって、統括課長になったという感じです。子どもがまだ小さかったですし、統括課長の業務についても漠然としたイメージしかなかったので、自分に務まるのか不安はありました。
でも、「過去の放送局ビジネスなどを知らない中での、新しい視点をぜひ生かしてほしい。やり方は、阿南さんに任せるから」という言葉を上司からいただいて。自分がやりたいようにやっていいのだと、何だか安心したのを覚えています。

ー今、統括課長としての仕事のおもしろさをどんな所に感じていますか。

一営業担当の頃とは違い、全体を俯瞰しながら課のメンバーをどう束ねていくかというマネージャーとしての役割を担いながら、裁量を持って戦略を考えることが、自分に合っている気がしますし、おもしろみを感じています。対外的にも多くの関係者と関わり、社内でも横の連携を取る機会が増えて、業務の幅が広がったのを実感しています。
ただ、やはりチームマネジメントはまだまだ苦労と反省の日々です。メンバーにはさまざまなタイプがいますし、営業は答えが一つではない仕事です。個々の取り組みや意向にあったアクションを尊重し、足りない点や迷いがあればフォローする。個々の性格に合わせてコミュニケーションの仕方も変えるべく、「自分がされて嫌なことはしない」をモットーに、日々手探りでマネジメントにあたっています。

ーマネジメントとなって3年目ですが、ご自身で評価するなら…?

就任して1年目は、業務を把握するのに手一杯な状況でしたし、2年目で新型コロナウイルスの感染が拡大し、お客様ともなかなか対面でお会いできない状態になりました。まだまだやれていないこと、やらなければいけないことは多々あると感じているので、100点満点の評価でいえば今はまだ30点くらいですね。

ー自分に厳しい評価ですね。阿南さんと同じように、ソニーの管理職として働く人の人物像について、どのようなイメージをお持ちですか。

ひと言でいうと、ポジティブな気質を持っている方が多いと感じます。私がお世話になってきた上司もそうでした。統括課長に就任した時、「マネジメントは個人の裁量で動ける範囲もより広がるからやりがいがある」と言ってくれた方がいました。就任すれば責任が大きくなる分、大変な側面も出てくるとはいえ、「自分の裁量次第で動いていける」というポジティブな思考を与えてもらえて、とてもありがたかったですね。

育休・時短勤務を経て、2019年に統括課長に。 仕事へのモチベーションを支えていたのは育児の時間

ー双子のお子さんがいらっしゃるとのことですが、家庭と仕事の両立については、どのような工夫をされてきましたか。

子どもが1歳半になった頃、職場に復帰しました。どうしても営業職はお客様の都合に合わせる場面が多いので、時短勤務は難しいと思っていたのですが、お客様や社内のメンバーにも理解のある方が多くて。夕方以降の電話や打ち合わせを控えてくれるなど、周りの協力に支えられながら業務を行っていました。
ただ、特に子どもが病気の時は大変でした。夫に早く帰宅してもらったり、私が仕事を中断して早退したり。

復帰当初1歳半だった子どもたちも、10歳に。家族で誕生日に記念撮影。

当時もテレワーク制度がありましたが、利用できる回数に制限がありました。子どもがインフルエンザに罹ったら、テレワークと有給を組み合わせるなど、仕事との両立に、もどかしさを感じる部分もありましたね。自治体のファミリーサポートや病児保育などの制度も、とにかく利用しました。会社に申請するとベビーシッター利用時に補助金が出る制度 が数年前にできたので、それも活用していました。

ー子育て経験が、仕事の取り組み方への変化を与えたりすることもあるのでしょうか。

「どのようにして、自らの行動につなげてもらうか」など、人をマネジメントするという点では共通はしているので、相互作用が生まれているかもしれませんね。私は大変なことは飲んで、寝て、忘れるタイプなので(笑)、もともと切り替えは早い方だと思いますが、もしも仕事と子育てどちらかに偏っていたら、大変なことも乗り越えられなかったかもしれません。自分にとっては、仕事とプライベートの両方のバランスが取れていることで、仕事にも良い影響が出ていると感じます。

目指したいのは、個人の能力を生かした最強の組織づくり

ー今後のキャリアビジョンについても教えてください。まず、部署全体としてはどのようなビジョンを掲げられていますか。

個々のできることを伸ばし、苦手を補い合って、相乗効果で全体のボトムアップを図れる組織が最強の組織だと思うので、それを目指したいですね。営業部隊なので、数字につなげることはもちろんですが、雰囲気やモチベーションも含めて“アゲアゲな部署”になれればと思っています。

ーご自身のキャリアビジョンとしてはどうですか?

統括課長に就いて3年目ですが、まだまだやれていないことは山ほどあります。「これがやりたい」という明確なものはまだありませんが、目の前のできることを追求しながら、これからも引き続き突き進んでいきたいと思います。

ーこれからのソニーという会社に期待していることを教えてください。

2021年の今現在、ソニーは業績もよく、波に乗っている企業だと世間からは捉えられているかもしれませんが、そんな中でも一歩引いて、常に先を見ながら困難に挑戦していく。これこそ、ソニーという会社が目指しているところだと私は考えています。目先のことだけ考えず、長い目で見た時に、どのようなビジネスを展開していくのか、社員の一人としても楽しみです。

ーこれからソニーに入社してくる仲間として、期待している人物像はありますか。

自分のやりたいことを発信して貫けるような、筋が通った人ですね。当然、こちら側も個々の意志を発信しやすい環境をつくっていきたいと思っています。
職場には、本当にいろいろな方たちがいます。生え抜きの社員もいれば、私のように転職をしてきた人もいます。でも、性別もキャリアも関係なく、どんな人でも、日頃からまわりとコミュニケーションをとって、「自分がどういうことをやっていきたいのか」を伝えていけば、上司も本人に合った業務の割り振りや環境を提供できるように動いてくれると思います。ぜひ、コミュニケーションをとりながら、自分の想いを実現していける方と一緒に仕事をしたいです。

新しい環境でも前職の強みを生かしながら、着実に前進し続けてきた阿南さん。そのキャリアアップの背景にあったのは、自分の想いに正直であること、そしてそんな想いを尊重してくれる人や環境でした。思い描くキャリアを自らがつくっていける場所で、あなたならどんなキャリアを歩んでいきたいですか?

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