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社員インタビュー

トップランナーのソニーだからできることがある。他では得難い達成感があると、そう実感しています。 ソニーセミコンダクタソリューションズ(株) IS事業部 IS設計開発1部 統括部長 角本 兼一

大学の専攻は化学。電子部品メーカーで半導体のプロセスエンジニアを6年、光学機器メーカーの研究所でワイドダイナミックレンジCMOSイメージセンサーの研究開発を8年経験。商品化まで手がけて社会の役に立ちたいと希望して、2006年にキャリア入社。

「世界の市場を獲りたい」とアピールしてソニーへ。

私が所属している組織では、カメラ用イメージセンサーの製品設計を担当しています。入社前から私は、『イメージセンサーの研究開発に携わってきた経験を活かし、ハイエンド製品を世界市場に供給して世の中を埋めつくしたい。それができるのは、イメージセンサーのトップメーカーのソニーしかない』と確信していました。面接でも「世界の市場を獲りたい」とアピールしたくらいです。それだけに入社後、ずっとイメージセンサー開発の最前線に身を置けたのは、本当に幸運でした。現在までの10年あまり、デジタル一眼カメラが急速な進化を遂げるなかで、当社のイメージセンサーの主要な製品づくりに参画でき、手ごたえは確かでした。
いっぽうで、険しい道だったのも事実です。特に忘れられないのは、入社3年目に、技術の限界に挑むメーカーならではの大変な難関に直面したことでした。

技術を一新するチャレンジとはいえ、肝心の画像が出てこない。

そのプロジェクトは、画素を小さくして画素数を増やし、同時に画素特性を元のサイズよりも飛躍的に上げて高品質な画像を得る、という相反する要件を両立させるため、画素と回路を新たに設計し、プロセスを新しく起こすものでした。ところが、最初の試作品をテストしたら、画像が出てこないのです。それまでの技術を一新するチャレンジとはいえ、肝心の画が出ない。みんな真っ青になり、急いで原因究明に取りかかりました。判明したのは、前例のないアプローチに起因するプロセス条件の違い。トランジスタがトランジスタの機能を果たしていなかったのです。他にも、次々に問題が発生し、息つく間もありません。
実際の半導体内部の電子の動きは目に見えないので、さまざまな仮説を立てて検証を繰り返す日々が続きました。ただ、画期的な新製品をつくるためのチャレンジなので、私もメンバーも『自分が一番に解を見つけるぞ』と情熱を燃やした結果、何とか量産に間に合わせることができました。当時は悪戦苦闘の連続でしたが、今となっては思い出深いエピソードのひとつです。

「神センサー」の一語で、苦労がすべて報われる。

嬉しかったのは、苦労の末に誕生したセンサーが「神センサーだ」と市場から評価されたことです。この一語で、苦労のすべてが報われました。それに何より「業界No.1のソニーだからこそ、できることがあるのだ」と実感できました。私たちは先頭を走っているから、まだ誰もゴールしていない高い目標に向かうことができます。難しい技術の進路にはなるけれど、トップランナーだけが独走できる道であり、到達できれば大きな成果を得られます。
神センサーは代表的な事例ですが、他にも私は、センサーの撮像面にオートフォーカス機能を組み込んだ「像面位相差AF」をはじめ、いくつもの革新を実現してきました。手がけた製品が世界トップシェアを占めた時もあります。しかし、自分ではまだ世界制覇はできていないと思っています。「もっと世界中で認められるセンサーをつくろう」と、入社前と変わらない目標のもと、先へ先へと進み続けています。

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