多様性を推進する取り組み
人材の多様性を大切にしているソニーでは、考え方や生き方、
価値観などが異なるすべての社員が自分らしく活躍しながら成長できるように、
さまざまな支援制度が用意されています。このページでは、
産休・育休、働き方、キャリアアップ、女性活躍支援、人のダイバーシティに関する制度と活動などをご紹介します。
人材の多様性を大切にしているソニーでは、考え方や生き方、
価値観などが異なるすべての社員が自分らしく活躍しながら成長できるように、
さまざまな支援制度が用意されています。このページでは、
産休・育休、働き方、キャリアアップ、女性活躍支援、人のダイバーシティに関する制度と活動などをご紹介します。
法定期間以上の長さで用意している産前・産後休暇や育児休職だけでなく、出産に関する各種⼀時⾦の支給や、追加で20日分の有給休暇が付与される「育児休暇」、勤務時間を短縮しながら仕事を可能にする「育児時短勤務」「育児フレックスタイム勤務」や、育児期間中の休憩時間の追加取得、年次有給休暇の時間単位で取得を可能にするなど、様々な形で制度を整備。さらに、ベビーシッターの費⽤補助や、休職中の⾃⼰学習補助「休職キャリアプラス」、妊産婦の定期健診など、多岐にわたる⽀援制度を⽤意しています。
ソニー(株)における女性の育児休職取得率:100% 、復帰率:100% ※2019年度実績
ソニー(株)における男性育児休暇取得数:71% ※2019年度実績
2008年から導入していたテレワーク制度を、2018年に全社員に拡大し、利用可能日数も拡充。場所や時間を問わず、柔軟な働き方を実現可能にすることで、組織の業務効率向上のみならず、アイデアが創発される組織風土の醸成、個人の生産性・アウトプット向上も目指しています。終日の場合は月10日間まで、時間単位では原則制限なし。
導入されている職場:100%
※ 現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全社員が日数制限なしで利用できるようになっています。
2015年に導入された、キャリア展開のための制度です。配偶者の海外赴任や留学に同行して知見や語学・コミュニケーション能力の向上を図るための休職(最長5年)や、専門性を深化・拡大させる私費就学のための休職(最長2年)が可能になっています。
社員エンゲージメントを高めて組織と個人が互いの成長に貢献し合う関係を形成していくため、定期的に社員への意識調査を行い、組織ごとに適切な施策を実施しています。エンゲージメントは今後の持続的な成長のために最も重要な要素のひとつであると考えており、エンゲージメント指標を経営チームメンバーの評価指標に組み入れています。
妊娠・出産・育児、介護、病気の治療といった誰の人生にも起こりうるライフイベントと仕事を調和させ、社員が力を発揮できる環境を整えるための制度です。早くから取り組んできた育児や両立支援制度に加え、2020年からは不妊治療、介護、がん治療に関する支援まで拡充して「Symphony Plan」を発表しました。
女性社員の活躍を支援するため、キャリア支援や研修、ネットワーク構築、社内外に向けた情報発信などを積極的に行っています。
次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができます。ソニーは早くも2007年に認定を受けています。
2016年4月28日、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づく基準のうち、採用、継続就業、労働時間等の働き方、管理職比率、多様なキャリアコースの5つの評価項目すべての要件を満たす、女性の活躍推進が優良な企業として最上位(3段階目)の認定を取得しました。
様々なビジネス分野での活動において、多様な価値観を尊重し、新たにチャレンジすることは、グローバル企業としてのソニーのDNAでありイノベーションの源泉です。ソニーは、その経営方針の一環として、健全な職場環境の整備と多様な人材の採用・育成・登用により、グループ全体でダイバーシティを推進します。
ダイバーシティとは、人種、国籍、宗教、信条、障がい、性別、年齢、出身地、性的指向、性自認および価値観、働き方などの特徴の多様性および多様性を尊重する活動を意味します。ダイバーシティ(=多様性)を尊重し、お互いを受容するインクルーシブな組織風土づくりを進めるだけでなく、一人ひとりが直面している課題を理解し、ともに乗り越えられるように支援するエクイティ(=公平性)の考え方が大切と考えています。
DIVI@Sony(Diversity Initiative for Value Innovation at Sony)は、多様性という視点で社内を見直し、よりクリエイティブで活気に満ちたソニーにしていくための社員活動です。ジェンダー、介護、育児、グローバル対応など、幅広いテーマで解決すべき課題を見出し、社員が個性を活かして能力を存分に発揮できる環境づくりを目指し、イベント等様々な活動を自主的に企画して実行しています。
多様性の尊重と全社的な理解を深めるための取り組みのひとつとして世界中のソニーグループ各社で「Diversity Week」を開催し、様々なイベントを実施しています。各イベントは社員にとって、性別、人種、国籍、性的指向、障がいといった多様性について深く考え、気づきを得る機会となっています。
性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体「work with Pride」が策定したLGBTQ+への取組み指標「PRIDE指標」にて、ソニーグループ株式会社は2016年から連続でゴールドの認定を受けています。
選考時の配慮、配属先、車椅子用施設整備、補助器具の購入等、障がいが就労やキャリアの障壁とならないよう、サポート内容を個別に伺い、制度運営上可能な限り検討しています。また、同じ障がい、等級でも人によって配慮はさまざまですので、採用担当、人事担当、人事専門組織、産業医等に適宜相談できる体制を整えており、必要に応じて配属職場への事前説明も行います。持てる力を発揮して未来を自分自身で切り拓いていけるように、会社が可能な範囲で環境をつくり、活躍をバックアップします。