SONY

報道資料
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2004年6月4日

<ご参考>
業界初の「4K SXRD」デジタルシネマプロジェクターを商品化

ソニー株式会社

 米国 Sony Electronics Inc.は、フルHDTVの4倍を超える885万画素(横4096画素・縦2160画素)の高精細液晶ディスプレイデバイス「4K SXRD (Silicon X-tal Reflective Display)」を搭載したデジタルシネマプロジェクター「SRX-R110」「SRX-R105」の2機種を、米国市場向けに発売することを発表しました。「4K」プロジェクターの商品化は業界で初めてのことです。

 「SRX-R110」は輝度10,000 ANSIルーメン、「SRX-R105」は輝度 5,000 ANSIルーメンで、両機種とも200インチから700インチまでの16:9スクリーンに対応します。885万画素の高精細「4K SXRD」を光の3原色のRGB(赤・緑・青色)ごとに使用、豊かな色再現性と高コントラストを実現すると同時に、幅74cm・奥行90cm・高さ 43cmの本体に収めました。今後は、より大型のスクリーン向けの高輝度機種など、ラインアップを拡充していきます。

 当社は、昨年フルHDTV(横1920画素・縦1080画素)の液晶ディスプレイデバイス「2K SXRD」を開発、家庭用初のフルHDTVフロントプロジェクター「QUALIA 004」に搭載しています。今回開発したプロジェクターは、その4倍を超える「4K」映像(横4096画素・縦2160画素)の1画面投影に加えて、4種類のフルHDTV(横1920画素 x 縦1080画素)映像を4画面同時に投影することも可能です。より高画質が要求される映画館のみならず、多目的ホールや集中監視室など、幅広い用途に柔軟に対応します。

 ソニーは、1999年にデジタルHDTVによる映画制作システム「CineAlta」(シネアルタ)を商品化、「スター・ウォーズ エピソード2」の全編撮影に採用されるなど、世界各国で高い評価と実績を得ています。一方、デジタルシネマプロジェクターの登場は、撮影時の高画質をほぼそのままに劇場へ届けるだけでなく、撮影から配給、上映までの大幅な時間短縮とコストの削減を可能にします。また今後は、DCI※ が規定する著作権保護やスクリーンマネジメント機能を付加するオプション機器により、フィルム輸送時の盗難や劇場盗撮などの多大な利益損失を未然に防止した、安全かつ柔軟なオペレーションが可能になります。

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