SONY

Message from CTO

ソニーグループは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)と、「人に近づく」という経営の方向性を掲げており、そのもとでグローバルに事業を展開しています。そして、それらの事業をテクノロジーと人材が支えています。


創業者の一人である井深さんが書かれた設立趣意書を読むと、戦後の日本の再建や文化の向上に技術開発を通じて貢献することを、東京通信工業の社会的使命としていたことがわかります。この精神は営々と引き継がれており、テクノロジーは、「クリエイティビティ」「ダイバーシティ」とともに、ソニーグループにとって最も重要な価値創造のドライバーの一つです。


世界が感動で満たされ続けるためには、人々のクリエイティビティを解き放つテクノロジーを生み出しつづけ、我々の文明を持続可能なものにする必要があります。これを明確にするために、「Push our civilization forward and make this planet sustainable(我々の文明を進歩させ、この惑星を持続可能にする)」を、ソニーグループにおける研究開発のミッションとして掲げました。


ソニーが手掛ける、ゲーム、音楽、映画、さらにはスポーツといったエンタテインメントは、人々の生活を豊かにするという意味で我々の社会において重要な役割を果たしていると思います。

また、イメージセンサーなどの半導体や、金融、メディカル、モビリティなど、社会の基盤を形成する事業の展開や、宇宙、教育、農業といった分野での挑戦を進めています。

これらは、文明や地球の持続可能性に大きく貢献するものだと考えています。


ソニーのPurposeを実現するためには、多様なテクノロジーが必要となります。その中核となるのが、「センシング」、「AI」、「仮想空間」の3つの領域とそれらの連動です。


現実空間でのセンサーとAIの連動により、画像認識や音声認識の高度化が期待されます。そしてセンシングされたデータや、そのデータを学習することで強化されたAIを用いて、仮想空間上での精密なシミュレーションや魅力的なコンテンツの生成が可能となります。さらに、仮想空間で得られた結果をAIにフィードバックすることで、AIの能力を強化することができます。このように、センサー、AI、仮想空間を連動させ、ソニーをAI/Data-driven Companyへと変革していきます。


そして、この様な技術基盤から、クリエイターの創造力を最大限に引き出す一連のテクノロジーを引き続き展開していきます。


我々にとって、クリエイターは、エンタテインメントを担う方のみではありません。研究者、エンジニア、起業家といったより良い未来の創造に携わる方々も、クリエイターだと考えています。


人々に新たな感動を届けるため、クリエイターとともにより良い未来を創造することに挑戦し続けていきます。


We are here for creators.

執行役 専務CTO
北野 宏明

CTO 経歴

北野 宏明、ソニーグループ株式会社 執行役 専務CTO。エレクトロニクス、半導体、エンタテインメントなど多様な事業からなるソニーグループのR&Dエコシステムを指揮。また、株式会社ソニーリサーチ代表取締役 CEOおよび株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の代表取締役社長も務める。


カーネギーメロン大学で、大規模データ駆動型AIシステムを超並列計算モデルで構築する研究に取り組み、1993年に国際人工知能学会(IJCAI)のThe Computers and Thought Awardを受賞。その後、ソニーCSLおよびカリフォルニア工科大学での研究を通じて、生物学とシステム科学を統合し、システムバイオロジーを確立。


そのほか、ロボカップ国際委員会ファウンディング・プレジデント、IJCAI会長(2009-2011)、欧州分子生物学研究所(EMBL)などの学術機関の科学諮問委員会メンバー、学校法人沖縄科学技術大学院大学教授を歴任。2009年にThe Nature Award for Creative Mentoring in Scienceを受賞し、Association for the Advancement of Artificial Intelligence (AAAI)のフェロー(2021-)も務めている。2000年にはヴェネチア・ビエンナーレ、2001年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)に招聘アーティストとして参加。

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