先端テクノロジー × クリエイティビティで感動を生み出す。ソニーPCLが切り拓く表現の未来。

3DCGでつくられた背景とその前に配置した被写体をカメラで撮影し、リアルタイムで合成する撮影手法、バーチャルプロダクション。そして、スタジオを取り囲む100台以上のカメラで撮影した実在の人物や物体を、3次元のデジタルデータに変換し、任意の方向から見た3D映像として高画質に再現できる技術、ボリュメトリックキャプチャ。触り心地や衝撃など実際に触れているような没入感を作り出す触覚提示技術(ハプティクス)を活用したイマーシブエクスペリエンス制作。そのほか国内で開催される各種スポーツ競技におけるビデオ判定システムオペレーションなど、先端テクノロジーを駆使して新たな感動を創出するソニーPCL株式会社(以下、ソニーPCL)。
今回は、同社のビジュアルソリューション部門 ビジュアルエンジニアリング部で、国内外のさまざまな映像制作案件や各種イベント案件を、「テクノロジー × クリエイティビティ」で支えている武元さんにインタビュー。ソニーPCLがつくりだす新たな表現の可能性と、そこに関わる仕事のおもしろさに迫ります。
畑違いの専攻分野から、映像制作の現場へ。
── 武元さんは現在プレイングマネジャーとして、バーチャルプロダクションチームのマネジメントとLBE(ロケーションベースエンタテインメント)※1の実装を担当されているということですが、入社からこれまでのキャリアについて簡単にご紹介いただけますか。
入社後はまず、ソニーPCLが手掛けた高画質化ソリューションやインテリジェントメディアサーバーなどの映像を扱うソフトウェアの開発に携わっていました。関連する映像系の開発にも5年ほど関わり、その後はLBE関連のリアルタイムコンテンツ制作を現在まで担当しています。また2021年頃からバーチャルプロダクションのPoC※2に、そして2022年にソニーPCLのクリエイティブ拠点となる「清澄白河BASE」の立ち上げに携わりました。2024年からはマネジメントも務めています。
※1 さまざまなテクノロジーの導入で、リアルな場所を舞台に没入型体験などの新たな体験を提供するエンタテインメントのこと。
※2 Proof of Conceptの略で、新しいアイデアやコンセプト、技術などが実現可能かどうかを検証するプロセスのこと。

── 幅広く映像技術、映像制作の現場に携わられていますが、大学ではどのようなことを学んでいたのでしょうか。
大学では電気情報生命工学を学んでいましたが、研究テーマは太陽光発電の効率化と、実は今の仕事とはあまり関係がありません。プログラミングに関しても、大学の情報系の授業で基礎は学びましたが、専門的な技術はすべて入社後に仕事を通して身につけました。

世界を舞台に、先端映像技術で魅せる。
── 映像技術やプログラミングについて、てっきり大学でも学んでこられたのかと思っていたので驚きです。これまで携わってきた仕事の中で印象に残っているものはありますか?
一つ事例を挙げるなら、CES®※3(2024年)に出展したソニーのバーチャルプロダクション体験ブースの制作に携わったことです。私が担当したのは、体験ブース内で運用するシステムと、体験映像を来場者に持ち帰ってもらうためのシステムの構築です。
※3 毎年米国で開催される世界最大級のテクノロジー見本市のこと。


「CES® 2024のソニーブース」のページで当日の様子を動画でご覧いただけます。
── CES® での体験ブース制作ということは、現地にも実際に行かれたということですね。今回のように、海外での仕事の機会もよくあるのですか?
システム企画・構築は国内で済ませておきますが、現場でのLEDの配置や必要な見え方を完成させるための指示・監督作業は現地で行います。このときは設営から撤収まで、10日ほどの滞在でしたね。
ソニーはグローバルにビジネスを展開していますので、こうした海外案件に携わると海外出張の機会があります。私も昨年は、海外へ3回出張しました。

入社のきっかけは、ドラマのクレジット。
── 武元さんは今でこそ、先端の映像技術開発に携わっておられますが、大学ではまったく別のことを学ばれていましたよね。映像技術に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?
3Dテレビってご存知ですか?専用の3Dメガネをかけると、立体的な三次元映像を見ることができるテレビのことです。もうどのメーカーも生産を終了してしまっていますが、昔はソニーも3Dテレビを作っていました。
当時は私の自宅にも3Dテレビがあって、就活中にたまたま観ていたところ、ある番組のクレジットに「ソニーPCL株式会社」と書かれていたんです。
── なんと、そんな偶然の出会いがあったんですね。当時、就活ではまったく別の業界を見ていたのでしょうか?
はい、エントリーしていたのはシステム会社が中心で、映像技術に関わるところはどこも受けていませんでした。
こうして偶然にソニーPCLのことを知り、気になって調べてみると、ソニーPCLが映像の高画質化技術を持っていることがわかりました。もともと漠然とではありますが、テレビの画質がもう少し良くならないか…と思っていたこともあり、ソニーPCLに入社すれば、自分がやりたかったことが実現できるかもしれないと思ったんです。

これからも現場第一線で、新しい映像技術に携わっていきたい。
── 今まさに、ご自身がやりたかった映像に関わる仕事ができていると思いますが、今後のキャリアについてはどのように考えていますか?
現在はプレイヤーとしてだけでなくマネジメントとしてもメンバー育成を担っており、日々たくさんのことを学んでいます。そういう意味ではマネジメントにもおもしろさを感じてはいるものの、やっぱり私はずっと技術に触れ、手を動かし続けたいと思っています。ソニーグループには「自分のキャリアは自分で築く」という考え方が根付いておりソニーPCLにおいても主体的にキャリアを選択することができますが、私自身はこれからも現場第一でものづくりに携わっていきたいと考えています。
── これから取り組んでみたいことはありますか?
LBEに関する技術開発はソニーPCLとして以前から注目していましたが、最近ではソニーグループ全体でも注力テーマの一つになっています※4。グループ企業と連携しながら映像クオリティの向上に取り組み、LBEの新しい形をつくっていきたいと思います。
※4ソニーグループの注力テーマについては、ソニーグループポータル | 2024年度 経営方針説明会よりご確認ください。
── 最後に、ソニーPCLへの応募を検討されている方々に一言お願いします。
ソニーPCLは、やりたいことにチャレンジできる会社です。私がそうだったように、たとえそれが大学で学んできたこととは違っていても、「好き」「やってみたい」という気持ちがあればチャレンジできる環境です。自分が本当に好きなこと、やってみたいことが、ソニーPCLの事業と合致しているのであれば、ぜひ応募を検討してみてください。

<編集部のDiscover>
ソニーのPurpose(存在意義)は、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」ですが、このクリエイティビティとテクノロジーを第一線でつないでいるのが、まさにソニーPCLなんですね。アートイベントや音楽ライブ、映画などの映像作品における新しい表現の数々が生まれていくダイナミズムを、武元さんのお話からも感じることができました。
今回の記事の中でも武元さんが携わった技術や仕事について一部触れてきましたが、ソニーPCLのコーポレートサイトではさまざまな事例が写真や動画とともに多数紹介されています。ぜひご覧ください。















