報道資料
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1999年1月7日
デジタルエイト方式の家庭用ビデオカメラを3月より発売
ソニーは、現行のハイエイトビデオテープ(以下ハイエイトテープ)に、「民生用 デジタルVCR仕様」(以下DV方式)と同等の高画質・高音質のデジタル記録※1を実現する新方式"Digital8 (デジタルエイト)"を開発しました。当社は、この方式を採用した家庭用ビデオカメラを本年3月より発売いたします。
近年、国内市場ではデジタルビデオカメラが急速に普及し、ビデオカメラに対する"デジタル高画質・高音質"を求める声は、今後益々高まってくると予想されます。
一方、これまで当社は、累計で約600万台の8ミリ方式のビデオカメラを国内市場に出荷してまいりました。昨年、当社の8ミリ方式のビデオカメラをご購入いただいた お客様は、以前も同方式のビデオカメラをご使用いただいていた方が多く、買い替え・買い増しの際にも再度同方式を選択なさる傾向が高いと当社では分析しております。
これはお客様が、撮影された貴重な8ミリビデオテープのソフト資産を活用するためと考えられ、買い替え・買い増しの際には「8ミリビデオテープの再生」は、ビデオカメラに求められる重要な機能であると推測しております。
この度開発したデジタルエイト方式は、DV方式と同等の水平解像度500本の高画質、16ビット/12ビットPCM録音による高音質というデジタル記録を実現します。また、今回発売のデジタルエイト方式のビデオカメラは、アナログ記録された8ミリビデオテープの再生機能を搭載し、8ミリ方式のビデオカメラをご使用のお客様が買い替え時にお選びいただくビデオカメラとして最適なものと確信しております。
今後当社は、お求めやすく高画質・高音質のデジタル記録が可能なデジタルエイト方式のビデオカメラ、高画質・高音質はもちろん、より一層の小型・軽量化を追求するDV方式のビデオカメラ、カメラ本体及びテープのコストパフォーマンスに優れた ハイエイト方式のビデオカメラと、各々特性をもったビデオカメラをお客様の用途に応じて発売してまいります。
また、北米・欧州・アジア各国の海外市場に対しても今春より順次発売を開始し、 各地域の市場動向に適した商品展開、マーケティングを行なうことにより、市場の 活性化を図ってまいります。
DV方式では1フレーム分の情報を10トラックに記録していましたが、デジタルエイト方式では、1本のトラックにDV方式の2トラック分の情報を縦に並べて記録することにより、 1フレーム分の情報を5トラックに記録しています。これにより8ミリテープへのデジタル記録を可能にしています。
映像信号記録方式には、輝度信号(Y信号)と色差信号(R-Y/B-Y信号)に分けて記録するデジタルコンポーネント方式を採用。鮮明で色にじみの少ない高画質を実現。
音声記録方式には、16ビット/48kHzモードと、12ビット/32kHzモードの「PCMデジタルステレオ」を採用。臨場感あるダイナミックなステレオ音声の記録・再生を実現します。
記録方式(テープ走行速度等)の違いにより、スタンダード8ミリ/ハイエイト方式とは 記録時間が異なります。デジタルエイト方式では、ハイエイトテープに記録できる録画時間は、従来の約半分※になります。
| テープの種類(全てハイエイト) | 30分 | 60分 | 90分 | 120分 | 150分 | 180分 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| デジタルエイト方式で記録の場合 | 15分 | 30分 | 45分 | 60分 | 75分 | 90分 |
| 輝度信号記録方式 | デジタル |
|---|---|
| 水平解像度 | 約500本 |
| サンプリング周波数 | 13.5MHz |
| 量子化ビット数 | 8ビット |
| 色信号記録方式 | デジタル(色差) |
| 再生色帯域 | 約1.5MHz |
| 転送レート(映像) | 25Mbps |
| 音声記録方式 | 16ビット/12ビット PCM |
| テープ幅 | 8mm |
| カセットサイズ | 95×62.5×15(mm) |
| 信号記録方式 | ロータリーヘリカルスキャン方式 |
| ドラム回転数 | 4500rpm |
| テープスピード | 28.666mm/s |
| トラックピッチ | 16.34μm |
| ドラム径 | 40mm |