ソニー ホームページ

報道資料
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
検索日と情報が異なる可能性がございますので、 あらかじめご了承ください。

1999年5月10日

グラビア印刷に迫る質感・奥行き感で表示できる
21型/17型 超高精細トリニトロンブラウン管 開発

超高精細トリニトロンブラウン管
超高精細トリニトロンブラウン管の画面拡大写真(上)
※下は、従来ファインピッチトリニトロンブラウン管の画面拡大写真

ソニーは、水平方向にSXGA(1280×1024ドット)の約2倍の画素数を有し、画像の微細な質感や奥行き感までも鮮明に表示できる21型と17型の超高精細トリニトロンブラウン管を開発しました。
当社は、1968年に独自のトリニトロンブラウン管を開発して以来、民生用から業務用まで高画質なブラウン管を開発してきました。1989年には、米国の次世代航空管制用レーダーディスプレイとして採用された20×20インチのデータディスプレイ用ブラウン管を開発するなど、当社はブラウン管の高精細化に努めてまいりました。
今回開発した超高精細トリニトロンブラウン管は、蛍光面とアパチャーグリルピッチの微細化により、水平方向に21型で2869画素、17型で2379画素の画素数を実現しており、金属の光沢や油絵の微妙なタッチまでもグラビア印刷に迫る質感・奥行き感で表示可能です。

今回の開発の成果として、5月17日から米サンノゼで開催される学会"SID(Society for Information Display)'99"に21型の超高精細トリニトロンブラウン管を出展する予定です。今後は、コンピューターグラフィックスや絵画データなどのデジタルコンテンツの作成・編集・閲覧を中心に、本ブラウン管を応用できる分野を調査し、商品化を想定した開発を進めてまいります。

主な特長

1. SXGAの約2倍の水平画素数を実現

水平方向に、21型で2869画素、17型で2379画素を有しており、画像の微細な質感や奥行き感までも鮮明に表示可能です。

  • 1) 蛍光面の微細化:
    蛍光面の作成過程における感光素材の質量を約60%削減し、薄膜化による蛍光体ストライプの微細化を実現。
  • 2) アパチャーグリルピッチの微細化:
    アパチャーグリルピッチを、従来のファインピッチブラウン管に比べて約1/2の0.125mmまで微細化。
  • 3) パネルガラスとアパチャーグリルの組み立て精度の向上:
    パネルガラスとアパチャーグリルの距離のばらつきを極力低減することにより、高解像度ながらも色ずれを極力低減しています。

主な仕様

  21型 17型
アパチャーグリルピッチ 0.125〜0.16mm 0.125〜0.15mm
表示可能水平画素数 2869画素 2379画素
輝度 100カンデラ/m2 120カンデラ/m2
偏向角 90° 90°
全長 534.9mm 464.4mm
質量 約21kg 約11kg
有効画面 X
Y
D
397mm
298mm
496mm
321mm
232mm
396mm
  • 上記仕様は開発段階の数値であり、今後変更することもあります。