SONY

報道資料
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1999年5月11日

ロボットによるエンタテインメント市場を創造する4足歩行型エンタテインメントロボット
"AIBO(アイボ)"の販売開始

インターネットによる限定受注販売※1

4足歩行型エンタテインメントロボット
"AIBO(アイボ)"『ERS-110』

ソニーは、家庭における新しい楽しみを提案する4足歩行型エンタテインメントロボット"AIBO(アイボ)"『ERS-110』、および『ERS-110』のオリジナル動作をユーザーが作成できるモーションエディター"AIBOパフォーマーキット"『ERF-510』を日本および米国にて発売します。
なお、本機は初の家庭用ロボットとして、購入者との密接なコミュニケーションを図りながら市場を構築することを目的に3,000台(日本の場合)の限定販売とし、下記ホームページ上で、インターネットによる受注販売といたします。

  • ※1販売店での受注および販売はありません。
型名 受注開始日時 出荷開始予定日 価格(税別) 受注販売台数
エンタテインメントロボット"AIBO"ERS-110
ステーション、ACアダプター、専用リチウムイオンバッテリーパックERA-110B[2個]
サウンドコマンダー、メモリースティック 付属
'99年6月1日
午前9時より※2
7月上旬 250,000円 限定3,000台
(日本のみ)
モーションエディター"AIBOパフォーマーキット"ERF-510
モーション編集ソフトウェア(AIBOパフォーマー)
メモリースティック(MSA-8A)、メモリースティック/PCカードアダプター 付属
'99年6月1日
午前9時より
7月上旬 50,000円 ——
  • ※2受注販売台数に達した時点で受注終了となります。

ご参考:米国受注開始時間は東海岸時間、ERS-110:US$2,500(限定2,000台)、ERF-510:US$450の予定。

"AIBO"受注のホームページ "AIBO"公式ホームページ※受付は終了しました

"AIBO"『ERS-110』は、外部からの刺激や自らの判断により行動する自律型のエンタテインメントロボットです。多様な感情表現や学習・成長機能を持ち、人とのコミュニケーションを行うなど、ロボットによる新しいエンタテインメントを実現します。
3自由度の脚部により4足歩行を実現するばかりでなく、3自由度の蓿部、2自由度の尾部および1自由度の顎部により、多彩な動きをします。また、内蔵された各種センサーと自律プログラムにより、外部からの刺激などに反応したり自己の判断により行動するなど、あたかも生き物のような振る舞いをします。さらに、最新の人工知能研究を応用した学習・成長機能を搭載しており、ユーザーとのコミュニケーションを繰り返すことなどにより、反応や活動能力も向上します。
『ERF-510』は、"AIBO"のユーザーオリジナル動作を作成することができるキットです。分かりやすいユーザーインターフェースを採用し、パソコン上で簡単にオリジナル動作を作成することができます。

『ERS-110』主な特長

  1. 自らの判断で行動する自律性
    "AIBO"には、喜びや怒りなどを司る感情・本能機能が搭載されています。外部からの刺激や自身の機嫌により、自律的に行動したり、感情表現などの動作を行います。また、適応学習・成長機能も搭載しており、誉める・叱るなどのコミュニケーションをとることで"AIBO"は成長し、ユーザーはそれぞれに性格や行動パターンが異なる個性ある"AIBO"を育てていくことができます。
    また"AIBO"には、自律モードの他に、ゲームモードとパフォーマンスモードが用意されています。付属のサウンドコマンダーを使って"AIBO"を指示どおり動かしたり、"AIBOパフォーマーキット"(別売)で作成した動作を表現させるなど、ロボットを使った新しい楽しみ方も可能です。
  2. 計18自由度を持つ滑らかな動き
    駆動部に計18自由度(頚部×3、脚部×各3、尾部×2、顎部×1)を持たせることで、4足歩行をはじめとする多様な動作を滑らかに実現します。
  3. ソフトウェアの交換が容易にできる"メモリースティック"採用
    "AIBO"を動作させるプログラムや学習成果、成長などの情報は、付属の"メモリースティック"に格納されます。友人が成長させたプログラムや、別売"AIBOパフォーマーキット"で作成したユーザーオリジナルの動作などと、簡単に交換することができます。
  4. OPEN-Rアーキテクチャー採用
    ロボットのプログラムをモジュール化し、プログラム交換や追加などを容易に行えるOPEN-Rアーキテクチャーを採用しています。
  5. 自律性を高めるセンサーなどを搭載
    生き物の感覚器官に相当する以下のような各種センサーやスピーカー、マイクロホンなどを搭載し、外部からの刺激への反応やユーザーとのコミュニケーションを可能にし、"AIBO"の自律性を向上させています。
    タッチセンサー : 叩いたり撫でたりという物理的刺激を検知します。
    CCDカラーカメラ : 物体の色や輪郭を検出し、特定の物に近寄ったりよけたりします。
    距離センサー : 物体までの距離を測ります。
    LEDランプ : 喜び(緑)と怒り(赤)の感情をランプで表示します。
    小型ステレオマイク : サウンドコマンダーなどの音を検出し、音源の方向も検出します。
    小型スピーカー : "AIBO"からの音の発信をします。
    加速度センサー : 抱き上げた時やバランス維持、転倒などの平衡感を検出します。
    角速度センサー : 抱きおろした時を検出します。
  6. その他の特長
    ・高性能64ビットRISCプロセッサーを搭載
    ・主記憶装置に、大容量16MBメモリーを内蔵
    ・ソニー独自開発によるリアルタイムOS"Aperios(アペリオス)"を採用
    ・専用リチウムイオンバッテリー(2個)などを付属

『ERF-510』主な特長

  1. "AIBO"のオリジナル動作を簡単に作成
    ロボットやプログラミングなどの専門知識がなくても、"AIBO"のオリジナル動作を簡単に作成できます。グラフィック・ユーザー・インターフェースを使って、パソコン上の3次元モデルの"AIBO"を操作したり、ビデオを操作する感覚で動作を編集したりできます。
    また、市販のサウンドエディターで作成されたMIDIやWAVE形式の音楽データを使って、音もオリジナルなものに交換できます。
  2. タイムライン編集やシミュレート機能を搭載
    "AIBO"全体の動きをパソコン画面上に表示するタイムライン機能により、作成した動作を確認したり、動作の追加や移動などの編集を効率的に行えます。また、オリジナル動作を作成するにあたって、関節の曲がる機械的範囲が制限されていたり、部位の動くスピードや他の部位と衝突しないかなどを、本体を動作させる前に画面上でシミュレーションし確認できます。
  3. メモリースティックに対応
    作成した動作データは、"メモリースティック"に保存し、簡単に"AIBO"で実行したり、友人とデータ交換をすることが可能です。また、"メモリースティック"上に、正しくデータが記録されているか確認する機能も搭載しています。

『ERS-110』主な仕様

CPU 64ビットRISCプロセッサー
主記憶 16MB
プログラム記録媒体 メモリースティック(8MB付属)
可動部 顎部:1自由度
頚部:3自由度
脚部:3自由度×4脚
尾部:2自由度     計18自由度
内蔵センサー 画像入力 18万画素CCDカラーカメラ(×1) 頭部
音声入力 ステレオマイクロフォン(モノラル×2) 頭部
音声出力 スピーカー(×1) 頭部
温度検出 温度センサー(×2) 胴体部
距離検出 赤外線方式測距センサー(×1) 頭部
加速度検出 3軸型加速度センサー(×1) 胴体部
角速度検出 角速度センサー(×3) 胴体部
接触検出 タッチセンサー(×1)、スイッチ(×4) 頭部、脚部
電源 DC7.2V(専用リチウムイオンバッテリーパックERA-110B)
消費電力 約12.6W(自律モード時)
動作時間 約1.5時間(満充電のERA-110Bを使用時、自律モード時)
外形寸法(幅・高さ・奥行) 約156×266×274mm(尾部含まず)
質量 約1.4Kg(本体のみ)
約1.6kg(バッテリー・メモリースティック含む)

『ERF-510』主な仕様

主な仕様
モーション編集方法 3種類(モーション交換・モーション編集・オリジナルモーション)
シミュレート機能 関節角度制限、衝突チェック機能、関節スピードチェック機能
その他 タイムライン編集機能、メモリースティックデータチェック機能
必要なシステム
コンピューター本体 IBM PC/AT互換機
CPU Pentium(R)200MHz相当以上
OS Windows(R)95およびWindows(R)98
メモリー 32MB以上
PCカードスロット PCカード タイプII準拠
表示モード 解像度800×600以上
表示色 16ビット High Color以上
その他 CD-ROMドライブ(インストール時)
  • "AIBO"および"AIBO"ロゴ、"メモリースティック"、 "OPEN-R"は、ソニー(株)の商標です。
  • Pentiumは、Intel Corporationの商標または登録商標です。
  • Windows95及びWindows98は、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
  • その他、記載されている製品名は各社の商標または登録商標です。
  • 商品に関するお客様からのお問い合わせ先:
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