報道資料
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1999年7月13日
ソニーは、「米国テレビ芸術科学アカデミー(The Academy of Television Arts & Sciences(ATAS)」より、デジタルHDスタジオVTR「HDW-500」の開発および実用化に対し、1999年エミー賞を受賞しました。ソニーのデジタルHDスタジオVTRは、既に1,000台以上が日米のテレビ局やポストプロダクションなどで稼動しており、デジタルHD放送などの高画質な映像制作が要求される分野を支える重要な機器となっています。
同時に、米国ソニー・エレクトロニクス社(SEL)のチャールズ スタインバーグ(SEL B&Pカンパニー 前プレジデント※1)も、長年にわたる米国放送業界への貢献が評価され、同賞を受賞しました。
なお、授賞式は、米国カルフォルニアにて、現地時間7月8日に行われました。
デジタルHDスタジオVTR「HDW-500」は、デジタルHD画像圧縮技術や信号処理技術の開発および実用化、1/2インチカセット化による機器の小型化や操作性の飛躍的向上など、HDCAMフォーマットの持つ優れたパフォーマンスが、デジタルHD放送の実現に大きく貢献したことが評価されました。
チャールズ スタインバーグの受賞は、35年以上にわたる米国放送業界への貢献、近年ではデジタル放送やデジタルHD放送技術の開発から実現への功績が評価されたものです。
HDシステムの核となる「HDW-500」は、新開発HDCAMフォーマットの採用により1/2インチカセットオペレーションを実現した高機能・高画質、そしてコストパフォーマンスに優れたHDデジタルカセットVTRです。最大124分のデジタル記録・再生を実現し、HD方式から525方式へのダウンコンバーターボードの内蔵を可能としたことで、現行放送からデジタルHD放送まで、幅広い映像制作環境を柔軟かつ強力にサポートします。
既に、人気スポーツや歴史的なイベントの中継、ニュース情報番組などで、ソニーのデジタルHDスタジオVTRを使ったデジタルHD収録やデジタルHD放送が行われています。
| CBS: | 98年 秋 | スペースシャトルの打ち上げHD中継 |
| 98年 秋 | 全米フットボールリーグ(NFL)のHD中継 | |
| 99年 4月 | ニュース情報番組「48 Hours」のHD放送 | |
| NBC: | 99年 4月 | 看板番組「The Tonight Show」のHD放送開始 |
| ABC: | 99年 5月 | 系列のKOMO局(ワシントン州シアトル)がHDCAM採用 |
| 全米初ローカルニュースのHD放送を開始 |
エミー賞は、1948年「米国テレビ芸術アカデミー(The National Academy of Television Arts and Sciences : NATAS)」によって設立されたもので、テレビ技術や科学技術の発展に寄与し、貢献の高かった企業・団体や個人に対して授与される放送業界でもっとも権威のある賞です。賞には、1)放送業界における技術開発に対して与えられるもの、2)テレビ局に対して与えられるもの、3)俳優・番組・プロデューサーに対して与えられるもの、4)米国以外の優秀なテレビ番組に対して与えられるもの、の4種類があります。
| 1973年 | ・トリニトロン カラーテレビ開発 |
| 1976年 | ・3/4インチ UマチックVTRの開発 |
| 1979年 | ・放送業務用 タイプCフォーマット1インチVTRの開発 |
| 1982年 | ・盛田昭夫の「技術開発にとどまらない、国際交流、国際協力における多大な貢献」に対し「特別貢献賞」 |
| 1984年 | ・静止画の記録/再生が可能な放送業務用タイプCフォーマット1インチVTR「BVH-2500」の開発・商品化 |
| 1985年 | ・高速度記録ビデオシステム"スーパーモーション・ビデオ・システム"の開発 |
| 1976年 | ・ベータカムVTRフォーマット開発・商品化 |
| ・ ベータマックスの商品化によるタイムシフトへの貢献 | |
| ・ オフライン編集システムの開発※1 | |
| 1988年 | ・D-1フォーマット4:2:2デジタルコンポーネントVTRの開発及び実用化※2 |
| 1989年 | ・D-2フォーマットデジタルコンポジットVTRの開発及び実用化 |
| 1990年 | ・静止画転送技術の報道への貢献 |
| ・ 自動カセット管理システムの番組送出の自動化への貢献 | |
| ・メタルテープ技術 | |
| 1991年 | ・森園正彦の放送業界への貢献 |
| ・ CCD(電荷結合素子)技術 | |
| ・ CDのデジタルオーディオ技術 | |
| 1993年 | ・シリアル・デジタル・インターフェースの実用化 |
| 1994年 | ・CCDのオン・チップ・レンズ技術の開発 |
| 1995年 | ・デジタルベータカムVTRフォーマット開発・商品化 |
| 1998年 | ・HD(High Definition)テレシネシステムの開発及び実用化※3 |
| 1999年 | ・デジタルHDスタジオVTR「HDW-500」の開発および実用化※1 |
| ・チャールズ スタインバーグの放送業界への貢献(The Charles F. Jenkins Lifetime Achievement Award Emmy)※1 |