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報道資料
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2001年7月10日

PKIに対応した非接触ICカード用LSIを開発

独自の楕円曲線暗号回路搭載により、暗号の高速処理と低消費電力化を実現

ソニーは、PKI(Public Key Infrastructure:公開鍵基盤)に対応する非接触ICカード用LSI XD9678J発しました。 独自に開発した楕円曲線暗号回路を搭載することで、暗号回路や演算器の小型化や低消費電力化を実現、高性能な非接触ICカードの実現をより容易にします。

今回開発したXD9678Aマイコンや暗号回路、非接触通信回路、メモリーから構成されており、暗号処理には独自に開発した楕円曲線暗号回路が採用されています。 楕円曲線暗号方式は、224ビットの鍵長でRSA暗号方式の2048ビットに相当するセキュリティレベルを確保でき、安全性と暗号処理の高速化を両立できる方式です。
 本LSIを用いた非接触ICカードによる動作では、鍵長160ビットによる署名生成をM距離約7cm、処理時間約100ミリ秒B これはPKI対応非接触ICカード用LSIとして、最高クラスの通信距離および処理速度であり、PKIによる非接触ICカードの実用性をより一層向上させることが可能です。

CXD9678の主な仕様
公開鍵暗号アルゴリズム 楕円曲線暗号、ECDSA署名生成・検証、ECDH鍵交換
公開鍵暗号 鍵長 160、192、224ビット
その他暗号関連機能 Hash、3-DES/DES
メモリー マスクROM、RAM、 不揮発性メモリー
消費電力 9mW(PKIモード)
通信速度 211.9kbps / 423.8kbps(送受信共)

PKI対応非接触ICカード用LSI

PKI(公開鍵基盤)とは

公開鍵暗号を利用した相互認証および証明書作成・運用などのために必要なハードウェアやソフトウェア、プロトコル、ポリシーの総称。 PKIによりネットワーク上のトランザクションをセキュアに行うことが可能となるため、PKIは電子商取引や著作権保護などのサービスに広く使われる。

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