報道資料
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2002年2月7日
ソニー株式会社
株式会社ソニー木原研究所
ソニーとソニー木原研究所は、カラー動画の撮像とリアルタイム3次元計測を1チップで行うことができるCMOSイメージセンサー"Entertainment Vision Sensor(エンタテインメント ビジョン センサー)"を共同開発しました。また、それを用いた3次元計測システムを同時に開発しました。
なお両社は、本技術を、2月6日に米国サンフランシスコで開催されたISSCC(International Solid-State Circuits Conference : 国際固体回路会議)で発表しました。
これまでの3次元計測用センサーは、主に距離情報のみを検出する単機能のものが中心でした。今回共同開発した"Entertainment Vision Sensor"は、1チップでカラー動画像と3次元距離情報の両方を、毎秒15フレームまたは30フレームで取得可能な高機能CMOSイメージセンサーです。これら動画像と距離情報を同時に利用することにより、画像認識、物体認識、動き検出など、これまで外部に複雑な情報処理を必要としていた機能を小規模なシステムで実現することができます。これにより、PC、ゲームなどのユーザーインターフェースや3次元モデリング、ロボットの障害物検知・人物検知、セキュリティーシステムの個人認証、TV電話の画像抽出機能など、様々な分野において多様なアプリケーションを提供します。
両社では、2001年のISSCCにおいて、白黒動画撮像と3次元計測機能を搭載したCMOSイメージセンサーを試作、発表しています。この白黒CMOSイメージセンサーでは、画像処理と3次元計測演算を行う回路を、各画素内に配置していたため、チップサイズの大型化、消費電力の増大など、民生用への応用に課題がありました。
今回開発した"Entertainment Vision Sensor"は、画像処理部と3次元計測処理部の独立配置、"DRSCAN"方式の採用、「カラムパラレルプロセッシングアーキテクチャ」の採用により、カラー画像の高画質化やチップサイズの小型化、低消費電力化などを実現しています。
| チップサイズ | 5.2mm(水平) x 7.3mm(垂直) |
|---|---|
| 有効画素数 | 7.7万画素 320(水平) x 240(垂直) |
| 単位画素サイズ | 11.2μm(水平) x 11.2μm(垂直) |
| イメージサイズ | 対角 4.5mm(1/4型) |
| 開口率 | 53% |
| 電源電圧 | 3.3V |
| 消費電力 | 約55mW |
| 距離分解能 | 2.5mm(400mm前方、15Hz動作) |