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2003年2月5日

一つのパッケージで、CDとDVDの記録再生に対応できる高出力2波長レーザーダイオードを商品化

ソニー株式会社は、CD-R/RWの記録再生に必要な780nm帯レーザー光と記録型DVDの記録再生に必要な650nm帯レーザー光を一つのパッケージから出力できる高出力2波長レーザーダイオード を含む4種類の2波長レーザーダイオードを商品化します。CDとDVDの各種フォーマットに対応したパソコンやDVDレコーダーの高機能・薄型化を実現するキーデバイスとして2003年5月より順次サンプルを出荷し、2波長レーザーダイオードの製品ラインアップを拡充してまいります。

写真 CD記録再生/DVD記録再生用2波長レーザーダイオード 『SLD6461VL』(左)と『SLD6461VLT』(右)
型名 サンプル出荷時期 サンプル価格
CD記録再生/DVD記録再生用2波長レーザーダイオード
・『SLD6461VL』
 - CD出力215mW、DVD出力100mW、φ5.6mmパッケージ
・『SLD6461VLT』
 - CD出力215mW、DVD出力100mW、3mm厚パッケージ
2003年5月
2003年9月
3,000円
3,500円
CD再生/DVD記録再生用2波長レーザーダイオード
・『SLD6361VL』
 - CD出力7mW、DVD出力100mW、φ5.6mmパッケージ
2003年9月 2,000円
CD記録再生/DVD再生用2波長レーザーダイオード
・『SLD6261VLT』
 - CD出力215mW、DVD出力5mW、3mm厚パッケージ
2003年5月 2,500円

パソコンの用途の拡大にともない、パソコンに取り込まれた映像や写真などの大量のデータを迅速に 保存し、容易に検索できるCD-R/RWドライブ、記録型DVDドライブが不可欠となっています。また、DVDプレーヤーに加えて、光ディスク特有の記録再生機能を生かしたDVDレコーダーの市場が今後急速に拡大することが見込まれています。
これらの機器を構成するうえで、CDとDVDの記録再生に必要な各波長のレーザーダイオードを一つのパッケージに集積することにより、光学部品の点数と光軸の調整個所を削減し、製品の小型化と信頼性の向上を図ることができる2波長レーザーダイオードに対する需要が今後増大すると予想されます。

ソニーは、レーザー発光点の間隔の精度が高いモノリシック型2波長レーザーダイオードの研究開発 にいち早く取り組み、1999年にはCD-ROMとDVD-ROMを再生するための2波長レーザーダイオードの開発に成功し、2000年3月に株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントが発売した 「プレイステーション 2」に搭載されることで実用化の先鞭をつけました。また、その技術をφ5.6mmパッケージに展開したCD再生/DVD再生用2波長レーザーダイオードを商品化し、DVDプレーヤー向け に短い期間で大量の生産実績を上げてきました。

新たに商品化する高出力2波長レーザーダイオードでは、CD-R/RWディスクへの高速書き込みと記録 型DVDへの高速書き込みを可能にした高出力化技術と、CD用半導体レーザー素子とDVD用半導体 レーザー素子を同一基板上で高精度にならべて実装するハイブリッド実装技術を融合することにより、 CD用とDVD用の2つの高出力レーザーダイオードを一つのパッケージに集積することに成功しました。
CD側、DVD側のレーザー光出力をそれぞれ215mWと100mWに高出力化した『SLD6461VL』と 『SLD6461VLT』は、CDの記録再生機能とDVDの記録再生機能を兼ね備えた光ディスクドライブ向けに 適しています。CD側レーザー光出力7mW、DVD側レーザー光出力100mWを実現した『SLD6361VL』は、 CDの再生機能をもったDVDレコーダー向けに最適です。また、CD側、DVD側のレーザー光出力が それぞれ215mWと5mWの『SLD6261VLT』は、CDの記録再生機能とDVDの再生機能が求められる ノートパソコン用コンボドライブに最適です。
これらの製品化により、光学ピックアップの小型化を図ることができ、CDとDVDの各種 フォーマットに対応した様々な機器の小型化、薄型化が可能になります。

ソニーは、半導体レーザーダイオードの研究開発に今後も取り組み、光ディスクを用いたデータ記録に対する大容量化、高速化、小型化などの多様化する市場ニーズに対応した製品を提供してまいります。

主な特長

1. CD用780nm帯高出力レーザーダイオードとDVD用650nm帯高出力レーザーダイオードを一つのパッケージに集積

CD用半導体レーザー素子とDVD用半導体レーザー素子を基板上で高精度に実装する「ハイブリッド型」構造を採用し、一つのパッケージへの集積を実現しました。これにより、レーザーダイオード、光学部品、受光素子からなる光学ピックアップの小型化が可能になります。

2. 厚さ3.0mmの薄型パッケージを採用

CD記録再生/DVD記録再生用『SLD6461VLT』とCD記録再生/DVD再生用『SLD6261VLT』では、新たに開発した厚さ3.0mmの薄型パッケージを採用します。業界標準であるφ5.6mmパッケージと同等の放熱特性をもつこの薄型パッケージを採用することにより、ノートパソコン用として現在主流になっているハードディスクドライブと同じ、厚さ9.5mmの光ディスクドライブの設計が可能となり、さらに携帯性に優れた薄型ノートパソコンが実現できます。

主な仕様

・CD記録再生/DVD記録再生用『SLD6461VL』/『SLD6461VLT』の特性

CD
DVD
最大定格(25℃)
光出力(パルス発振)
最大215mW
最大100mW
動作温度
-10 ~ +70 ℃
保存温度
-40 ~ +85 ℃
パッケージ
SLD6461VL : φ5.6mm パッケージ
   SLD6461VLT: 3.0mm厚 薄型パッケージ
電気的/光学的特性(25℃/CD:100mW出力時、DVD:50mW出力時)
発振開始電流
30mA
40mA
動作電流
130mA
90mA
動作電圧
2.0V
2.5V
発振波長
784nm
658nm
・CD再生/DVD記録再生用『SLD6361VL』の特性

CD
DVD
最大定格(25℃)
光出力(パルス発振) 最大7mW 最大100mW
動作温度
-10 ~ +70 ℃
保存温度
-40 ~ +85 ℃
パッケージ
φ5.6 パッケージ
電気的/光学的特性(25℃/CD:5mW出力時、DVD:50mW出力時)
発振開始電流
23mA
40mA
動作電流
30mA
90mA
動作電圧
1.9V
2.5V
発振波長
790nm
658nm
・CD記録再生/DVD再生用『SLD6261VLT』の特性

CD
DVD
最大定格(25℃)
光出力(パルス発振)
最大215mW
最大100mW
動作温度
-10 ~ +70 ℃
保存温度
-40 ~ +85 ℃
パッケージ
3.0T 薄型パッケージ
電気的/光学的特性(25℃/CD:100mW出力時、DVD:4mW出力時)
発振開始電流
30mA
32mA
動作電流
130mA
40mA
動作電圧
2.0V
2.3V
発振波長
784nm
658nm
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