報道資料
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2007年3月1日
〜社会インフラを支える簡単便利な“かざす”技術として急速に拡大中〜
ソニーは、1996年に非接触ICカード技術 FeliCa(フェリカ)のカード出荷を開始し、本年3月にフェリカ ICチップの累計出荷 2億個を達成しました。2億個のICチップのうち、約1億6千万個が“Suica”や“Edy”をはじめとした各種フェリカ・カード用に、また4千万個以上が“おサイフケータイ”(携帯電話)向けICチップ(名称:モバイルフェリカICチップ)として出荷されています。
フェリカは事業開始以来、約10年で累計出荷1億個達成しましたが、今回の2億個達成は約1年半という短期間での達成になりました。これには、2004年夏から発売が開始された“おサイフケータイ”の急速な普及と電子交通乗車券や電子マネーサービスの急拡大が寄与しています。
現在、フェリカのアプリケーションは、交通乗車券から電子マネー、クレジット、社員証、会員証からポイントカードなど大きな広がりをみせており、各サービスを展開している事業者は、カードや携帯電話を“かざす”だけで、簡単、便利、安全なサービスをお客様に提供しています。
さらに今後は、エンタテインメントや飲食、スポーツ等の業界へも積極的な展開をはかり、フェリカならではの利便性と楽しさを演出していきます。
ソニーはICカードの技術開発を1988年に開始し、その後、非接触ICカード技術方式(現在のFeliCa)を確立しました。1995年、香港オクトパス社の次世代交通システム用の電子交通チケットへの採用を皮切りに、JR東日本の“Suica”にも採用され、その後もシンガポール、中国、インド、タイなど公共交通の利用頻度が高いアジア地域で、交通乗車券用途での採用が広がっています。またフェリカの特長を活かし、“Edy”の電子マネー用途等へも幅広く展開されています。
2004年には、接触式ICカード機能も併せ持つデュアルインターフェースICチップを開発、東京三菱銀行(現 三菱東京UFJ銀行)などに採用されました。また、携帯電話向けのフェリカICチップ(モバイルフェリカICチップ)を開発し“おサイフケータイ”として端末と対応サービスが急速に拡大中です。
2006年には富士通と次世代ICチップも開発しICカードのラインアップを拡充いたしました。
また2007年上半期にNXPセミコンダクターズと非接触IC事業に関する合弁会社を設立予定です。
フェリカは[OS]と[通信]から構成される非接触ICカードの技術方式であり、採用する事業者がアプリケーションを載せ、カードを発行する形態で事業が普及しています。(フェリカは事業者のサービスを陰で支える技術のため、カードの券面にソニーのロゴやフェリカのロゴは印刷されないことが基本です)
ソニー(株)にとってのフェリカの事業は主にデバイス事業ですが、ICカードの販売のみで発展しているものではないと認識しています。それは、フェリカを搭載したカードや携帯電話などの“モノ”、SuicaやEdyなど“サービス”、そして各種サービスが利用できる店舗など“場所”が、三位一体となることで、はじめてフェリカが真に利用価値あるインフラとして普及拡大していくと考えているためです。
ソニーは採用する事業者や関連機器メーカーと一緒になり三位一体となるよう事業を推進しています。
また、ソニーグループとしては上記事業にとどまることなく、フェリカ対応携帯電話向けのサービスプラットフォーム運営を行うフェリカネットワークス(株)、プリペイド型電子マネーのサービス事業を行うビットワレット(株)、(株)ソニーファイナンスインターナショナルなど、幅広くフェリカに関わるハードからアプリケーションまで事業を推進しています。