報道資料
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2008年10月31日
ソニー株式会社は、一部PCメーカーおよび米国消費者製品安全委員会(the U.S. Consumer Products Safety Commission)が本日(米国東部時間10月30日17時)発表したノートブック型コンピューター(以下、ノートPC)用電池パック、全世界で約100,000個の自主回収に協力してまいります。なお、日本市場における回収対象パック数は、約2,000個の予定です。
この自主回収は、特定の弊社製リチウムイオン電池セル(2.15Ah)を使用している一部ノートPCにおいて、稀にではありますが、発煙・発火を含む過剰発熱の事故が発生したことを受け、協議の上、PCメーカーが実施するものです。
今回の自主回収に関連して弊社が報告を受けた電池セル起因の事故件数は、全世界で40件であり、その中には軽度の火傷4件、軽度の器物損傷21件を含みます。日本での事故発生の報告は受けていません。
今回の事故原因につきましては、2004年10月から2005年6月の特定期間の製造ライン調整が、一部の電池セルの品質に影響を与えたものと推定しています。
さらに、ごく少数ではありますが、一部部材不良によると思われる事故も含まれています。
尚、この弊社製リチウムイオン電池セル(2.15Ah)は、2006年に一部のPCメーカーが発表したノートPC用電池パックの自主回収および自主交換プログラムで対象となっている電池セルとは異なるタイプの電池セルです。
また、弊社のパーソナルコンピューター“VAIO”は、今回の自主回収対象となる電池セルを使用しておらず、“VAIO”に関連する回収のご案内はございません。
【PCメーカーによる自主回収・事故の概要】
ソニーは、今回の件につきまして真摯に対応していくとともに、すべてのお客様により安心して弊社製品をお使いいただけるよう、品質改善、品質向上を最優先に鋭意取り組んでまいる所存です。
以 上