報道資料
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2011年9月7日
〜最高峰の映像制作機器群を総称するCineAlta(シネアルタ)ブランドも刷新〜
2011年09月07日発表
2011年09月09日追記
ハリウッドDGAシアターでの「F65」紹介イベントについて追記しました
2012年01月27日追記
(一部製品発売日変更)
2012年04月03日追記
(ラインアップ見直し)
ソニーは新開発の超高解像大判8KCMOSイメージセンサー(総画素数約2000万画素、有効画素数約1900万画素)を搭載したCineAltaカメラ「F65」を発売します。
型名 | 発売日 | メーカー希望小売価格 |
---|---|---|
CineAltaカメラ F65 「F65」 |
発売中止※ |
4,935,000円 (税抜価格 4,700,000円) |
CineAltaカメラ F65 (ロータリーシャッター、NDフィルタ内蔵モデル) 「F65RS」 |
2012年1月 | 5,985,000円 (税抜価格 5,700,000円) |
“SRMASTER”ポータブルレコーダー 「SR-R4」 |
2012年1月 | 1,627,500円 (税抜価格 1,550,000円) |
SR-R4用コントロールパネル 「SRK-CP1」 |
2012年1月 | 210,000円 (税抜価格 200,000円) |
「F65」は、新開発の単板8KCMOSイメージセンサーを搭載し、HDから4Kを超える制作まで、幅広い用途に活用できるCineAltaカメラです。CMOS特有のローリングシャッター現象を抑えるロータリーシャッターとNDフィルターを内蔵したモデル「F65RS」もラインアップに揃えました。
※ラインアップを見直し、「F65RS」のみ展開します。(2012年04月03日追記)
記録には“SRMASTER”ポータブルレコーダー「SR-R4」を使用し、“SRMemory”に16bitリニアRAWデータ「F65RAW」を収録し、ファイルサイズを抑えながら高画質を実現するRAW制作ワークフローを可能にします。「F65」と「SR-R4」では、HD(1920×1080)のSRMASTERフォーマット(MPEG4 SStP)での記録も選択できるので※1、従来のHDコンテンツ制作機器としても活用いただけます。
また、ソニーは「F65RAW」についてSRMASTERのオープンなライセンスプログラムを開始します。ハイエンドコンテンツ制作において機器の選択肢を広げて、さまざまなワークフローに柔軟に対応できるように推進します。※2
なお4K映像の視聴については、ソニー製デジタルシネマプロジェクターが幅広く受け入れられており、全世界で既に約9000以上の映画館へ設置されています。国内においてもTOHOシネマズおよびティ・ジョイなど大手劇場チェーンをはじめとした映画館とデジタル化の契約を締結しており、上映側では4K映像が普及、浸透する環境が整いつつあります。
ソニーは、4K映像の収録が可能な「F65」、ポータブルレコーダー「SR-R4」をラインアップに加え、編集環境も整えることで、撮影から上映まで4K制作が可能となる一連のワークフローを新たに構築し、映画・CM制作に代表されるハイエンド映像制作の更なる高画質化を促進して参ります。
ソニーは、1980年代にHDの開発を開始して以来、高画質化に向けた技術開発を継続し、映像制作業界をリードし続ける提案を重ねてきました。
そしてソニーはハイエンドコンテンツ制作業界に向け、デジタルでの新たな映像制作の可能性を提示するべく、“CineAlta”(シネアルタ)ブランドで1999年よりHD24P映像制作システムを提供してきました。
この度ソニーは、「F65」の登場に合わせて新たな映像制作の可能性を追求していく象徴として、CineAltaブランドのロゴと定義を刷新します。新たなCineAltaブランドはHDTVを超えた、4K制作環境を提供する撮影機器につけられ、映像表現の無限の可能性を目指した新デザインとしました。
※「F65」は2011年4月のプレスリリース以来、以下の賞を受賞しました。
2011年9月9日追記
※ハリウッドのDGAシアターにおいて「F65」を紹介するイベントが開催されました。
ソニー・エレクトロニクスは9月6日午後4時半(米国太平洋時間)より、ハリウッドのDGA(Directors Guild of America:全米監督協会)シアターにて「F65」を紹介するイベントを開催しました。
“Join the Revolution in Digital Cinematography”と銘打ったプレミアには、映画業界関係者・ビジネスパートナー、メディア関係者を中心に約300名が参加しました。
イベントは、「F65」で撮影した映像上映で幕を明け、冒頭にソニー・エレクトロニクスのAlec Shapiro (SVP, Broadcast and Production System Division)からシネアルタの歴史、新しいロゴ等をアナウンス。続いて、Peter Crithary (Marketing Manager, PSA) がF65のスペック、特長等を説明しました。
その後、「F65」で撮影した複数の映像を流しながら、ASC(American Society of Cinematographers:米撮影監督協会),の映画監督、クリエイターなどとSPT(Sony Pictures Technology)によるパネルディスカッションおよび来場者との活発な質疑応答が行われました。
カラリストScott Ostrowsky氏(本イベントで上映した4Kデモ映像のカラーグレーディングを担当)のコメント:
『F65で撮影した映像にはノイズがほとんど無いという事実に感動しました。どのようなテクスチャーでもノイズ無しに実現できるのです。あらゆるショットでスイートスポットを見つけることができました』
F65RS | |
一般 | |
---|---|
電源 | DC 10.5〜17V |
消費電力 | 23.98PsF時:約67W(ロータリーシャッター動作時) (レンズビューファインダー含まず) |
動作湿度 | 0℃〜40℃ |
保存温度 | -20℃〜60℃ |
質量 | 約5.3kg(ロータリーシャッターを含む本体のみ) |
撮影素子 | |
撮像素子 | スーパー35mm 総画素数 2000万画素 8KCMOSイメージセンサー |
方式 | 単板式 |
サイズ、アスペクト比 | 25.0mmx13.3mm、 対角28.3mm、 アスペクト比1.88:1 |
電気特性 | |
トータルラチチュード | 14Stop |
フレームレート | 最大120p, 可変速フレームレートに対応 |
ロータリーシャッター(F65RS) | 可変範囲 11.4〜180度(ステップ、連続変更に対応) |
光学系仕様 | |
レンズマウント | 54mmPLレンズマウント |
入出力端子 | |
DC IN | LEMO8ピン、凸型(1)、DC10.5〜17V、20〜30V |
DC OUT | 12V:11ピン(1)、12V、max.4A 24V:3ピン(1)、24V、MAX.4A (不可条件、入力条件などにより、仕様できる電流が制限される場合があります。) |
VF | 20ピン(1) |
LENS | 12ピン(1) |
HD-Y OUT | BNC型(1)、HD-Y 75Ω、1.0Vp-p |
HD-SDI OUT | HD-SDI1/HD-SDI2, 4:2:2、BNC型(2)、HD SDI信号、BTA-S004A準拠、75Ω、0.8Vp-p、1.485Gbps |
GENLOCK IN | BNC型(1)、75Ω、SMPTE 274 HD3値シンク、0.6Vp-p |
SHUTTER | BNC型(1)、75Ω |
REMOTE | 8ピン(1) |
EXT I/O | LEMO5ピン、凹型(1) |
ネットワーク | RJ-45型(1)、10BASE-T、100BASE-TX |
レンズマウントホットシュー | 4ピン(2)、ARRI LDS(Lens Data System)およびCooke /I Intelligent Electronic Lens System に対応 |
SR-R4 | |
一般 | |
---|---|
電源 | DC 11〜17V |
消費電力 | 23.98PsF時:約37W(F65RAW、24fps収録時) (レンズビューファインダー含まず) |
動作温度 | 0℃〜40℃ |
保存温度 | -20℃〜60℃ |
質量 | 約1.8kg(SRMemoryを含まない) |
外形寸法 | 141×89×190(突起含まず) |
ビデオ系 | |
F65RAWフォーマット | |
RAWシグナル | F65RAW |
量子化特性 | 16ビットリニア |
コンプレッション | ソニーオリジナル |
HD(1920x1080)フォーマット | |
サンプリング周波数 | RGB:74.25MHz |
量子化特性 | 10ビット、12ビット |
コンプレッション | MPEG4 SStP |
オーディオ系 | |
デジタルオーディオ | |
サンプリング周波数 | 48kHz(映像同期) |
量子化特性 | 24ビット |
ヘッドルーム | 20dB |
アナログオーディオ | |
A/D量子化ビット数 | 24ビット |
入力端子 | |
TC INPUT | BNC型(1)、75Ω、0.5~18Vp-p、10kΩ SMPTEリニアタイムコード準拠 |
AUDIO INPUT CH-1、CH-2 | XLR3ピン、凹(2)、LINE/MIC/MIC+48V |
AUX IN | BNC型(1) HD SDIエンベデットオーディオ(1.485Gbps)(SMPTE-292M準拠) |
出力端子 | |
TC OUT | BNC型(1)1.0Vp-p(75Ω)、2.2Vp-p(10kΩ) SMPTEリニアタイムコード準拠 |
EARPHONES | ステレオミニジャック(1) |
入出力端子 | |
CTRL | SRK-CP1接続端子(1) |
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