報道資料
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2012年1月23日
〜積層型CMOSイメージセンサーの第一弾に搭載、サンプル出荷を開始〜
ソニー株式会社は、スマートフォンなどに向けて、暗いシーンでもノイズの少ない高画質撮影を可能とする当社独自の「RGBWコーディング」機能と、逆光でも色鮮やかな撮影を実現する独自の「HDR(ハイダイナミックレンジ)ムービー」機能を搭載したCMOSイメージセンサー2モデルを開発しました。併せて、通常外付けが必要なカメラ信号処理機能を内蔵したモデルも開発しました。
当社は、次世代の裏面照射型CMOSイメージセンサーとして、さらなる高画質化・高機能化・小型化を実現する積層型CMOSイメージセンサーの技術を確立しており、本開発品3モデルはその技術を用いた第一弾となります。2012年3月より、順次サンプル出荷を開始いたします。
昨今のスマートフォンなどの普及に伴い、いつでもどこでも気軽に撮影をする機会が増えており、幅広い撮影シーンを思い通りに撮るためのカメラの進化が求められています。特に、暗い場所での撮影や、明るい部分と暗い部分が同時に存在するような場所などにおいても、上手く簡単に撮影するためのカメラ機能が期待されています。
ソニーはこのようなシーンでも誰もが簡単に撮影できるよう、暗い場所でも高感度に撮影が可能となる「RGBWコーディング」と、暗い部分から明るい部分までダイナミックレンジの広い撮影が可能となる「HDRムービー」機能を2モデルに搭載しました。
従来のRGB(赤/緑/青)画素にW(白)画素を加えた「RGBWコーディング」機能を搭載することで、高感度化を実現し、室内や夜景などの暗いシーンでもノイズの少ない高画質な撮影が可能となります。
W(白)画素を加えると、感度を上げられる利点がある反面、画質が低下するという課題がありましたが、今回、独自のデバイス技術と信号処理の開発により、画質を損ねることなく高感度化を実現しました。また、本開発品の画素は1.12μm単位画素と非常に微細でありながら、「RGBWコーディング」機能により、従来方式(1.4μm単位画素)と同等のSN比を実現し、イメージセンサーの高解像度化、小型化が可能となりました。
なお本開発品は、撮影した信号を従来のRGB方式に変換して出力する機能を搭載しているため、お客さまが本開発品をスマートフォンなどに組み込む際、すでに機器側で採用している信号処理を変更することなくお使い頂くことができます。
幅広いダイナミックレンジを実現する「HDRムービー」機能を搭載することで、逆光などの明暗差が大きいシーンでも色鮮やかな撮影が可能となります。
通常、明るい屋外を背景にした室内での撮影のように、暗所と明所が混在する撮影シーンでは、暗い部分の黒つぶれや明るい部分の白トビといった現象が起こりやすくなります。これは最適な露出条件が異なる暗所と明所が混在するためです。この現象を解決するため、本機能では、撮影時に一画面内で2種類の露出条件を設定し、それぞれの露出条件で得た画像情報に対し適切な信号処理を施します。これにより、ダイナミックレンジの広い画像を生成し、逆光環境においても背景と被写体を色鮮やかに撮影できます。
なお、本開発品に搭載する階調変換機能※により、お客さまが本開発品をスマートフォンなどに組み込む際に、すでに機器側で採用している信号処理を変更することなくお使い頂くことができます。
「HDRムービー」機能なし(左側)
「HDRムービー」機能あり(右側)