報道資料
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2013年3月18日
- シミュレーションシステムや映像・CG試写などへ提案 -
ソニーは、4K SXRD(4096×2180)パネル搭載のコンパクトな業務用プロジェクター「VPL-GT100」を発売します。ソニーの業務用4Kプロジェクターは、大画面に投射するための高輝度で大型な「SRX-T420」や「SRX-T110/T105」などを展開してきましたが、ここにコンパクトな本機を追加し、業務用4Kプロジェクターのラインアップを拡充します。
型名 | 発売日 | 価格 |
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データプロジェクター「VPL-GT100」 | 2013年3月21日 | オープン価格 |
本機は、ソニー独自の超高精細で高画質な液晶ディスプレイデバイス「4K SXRD(Silicon X-tal Reflective Display)」を搭載し、限られたスペースへも設置を容易にするコンパクトな筐体(約20kg)を実現しています。
また、DisplayPort入力(2048×2160/60P)を2系統搭載することで、例えばワークステーションと接続し、4K/60Pの映像を投写できます。4K/60pに対応することで、高精細かつ高速な動きも滑らかに表現できるため、様々な映像シミュレーションやCG映像試写室用途などで有効に使え、4Kプロジェクターの使用現場が広がります。
さらに、新開発のイメージ処理技術により、入力信号の表示遅延を最小限に抑える設計にしているため、航空シミュレーションのような、操縦機の動作感覚と映像の切り替わりの適合が求められる、繊細なシミュレーションにも適しています。
4K/60p映像投写を実現し、かつコンパクトな本機は、高精細な映像が求められるシミュレーションの現場(フライト・シミュレーターや操縦機器の仮想トレーニング等) や、デジタルモックアップなどの工業デザインの確認施設、CG作品を中心としたスタジオ試写室、さらにはプラネタリウムなどの商業施設など、従来機種以上に幅広い市場へ提案していきます。
ソニーは、2005年に業務用4K“SXRD”データプロジェクターを発売し、その後、4Kシネマプロジェクターから、家庭用4Kホームシアタープロジェクターまで、4Kのプロジェクター市場を活性化してきました。
ソニーは本機の導入で業務用領域での4Kアプリケーションの裾野を広げ、4K関連機器の市場への浸透を加速させます。
<使用現場(例))>
1.フルHDの4倍以上、高画質・高精細な臨場感あふれる4K映像を実現
フルHDの4倍以上の有効885万画素(水平4096×垂直2160画素)の0.74型「4K“SXRD”」を搭載しています。この高精細・高画質ディスプレイデバイスの映し出すリアリティーが、大規模データの可視化・シミュレーションシステムなどの多彩なアプリケーションを実現します。
本機に搭載している4K“SXRD”パネルは、従来機種の7μmから4μmへと画素ピッチを微細化しており、デバイスと光学系の小型化を実現しました。これにより従来機種と比べてコンパクトな筐体で高精細な4K映像を実現します。
DisplayPort入力(2048×2160/60P)を2系統搭載、4K/60Pの映像を投写できます。4K/60pに対応することで、高精細かつ高速な動きも滑らかに表現することが可能です。
プロジェクターランプの動作に影響を与えることなく、本体を縦置き設置※1することができます。また、内部の冷却システムなどを改善し、連続運用が求められる業務用市場で高い信頼性を実現しています。
新開発のイメージ処理技術により、入力信号の表示遅延を最小限に抑える設計です。航空シミュレーションのような、操縦機の動作感覚と映像の切り替わりの適合が求められる、繊細なシミュレーションにも適しています。
信号処理で白のピーク輝度は維持したまま黒を引き締めることで、ダイナミックレンジを拡大しています。 さらに、高コントラスト性能を持つ新開発「4K“SXRD”」との組み合わせにより、最大1,000,000:1のダイナミックコントラストを実現しました。
VPL-GT100 | ||
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投影方式 | SXRD パネル、3 原色液晶シャッター投写方式 | |
表示素子 | 有効表示サイズ | 0.74 型(18.8 mm)SXRD |
有効画素数 | 26,542,080 画素 (8,847,360 × 3) | |
投写レンズ | 2.1 倍ズームレンズ(電動) f21.3 ~ 46.2 mm F2.9 ~ 3.9 |
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光源 | 高圧水銀ランプ330 W 型 | |
画面サイズ | 60 ~ 300 型(1,524 mm ~7,620 mm) | |
光出力*1 | 2,000ルーメン | |
コントラスト比 | ダイナミックコントラスト 1,000,000:1 | |
対応コンピューター信号 | 最大解像度: 4096 x 2160 dots (2 x DisplayPort Input)*2 | |
対応ビデオ信号 | 480/60p, 576/50p, 720/60p, 720/50p, 1080/60i, 1080/50i, 1080/60p, 1080/50p, 1080/24p, 3840x2160/60p*2, 3840x2160/30p, 3840x2160/25p, 3840x2160/24p, 4096x2160/60p*2, 4096x2160/24p,640x480/60, 800x600/60, 1024x768/60, 1280x960/60, 1280x768/60, 1280x1024/60, 1400x1050/60 |
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入出力端子 | HDMI | 1 系統 デジタルRGB、 Y Pb/Cb Pr/Cr、HDCP 対応 |
DisplayPort | 2 系統 デジタルRGB、 Y Pb/Cb Pr/Cr、HDCP 対応 | |
Trigger | 2 系統 ミニジャック DC 12 V、最大100mA | |
Remote | RS-232C:D-sub 9 ピン(凹) | |
LAN | RJ-45, 10BASE-T/100BASE-TX | |
IR IN | ミニジャック | |
3D シンクロ | RJ-45 | |
USB | USB TYPE A DC5.0V (最大500mA) | |
使用温度 | 5℃~ 35℃ | |
使用湿度 | 35%~ 85%(結露なきこと) | |
保存温度 | -20℃~+60℃ | |
保存湿度 | 10%~ 90% | |
電源 | AC 100 V、5.1 A、 50/60 Hz | |
消費電力 | 510W | |
待機電力 | 3.5 W(スタンバイモード「標準」時 0.3 W(スタンバイモード「低」時) | |
標準外形寸法(幅/高さ/奥行き) | 520 mm × 200 mm ×640 mm(突起部含まず) | |
質量 | 約20 kg | |
付属品 | リモコンRM-PJ22(1) 単3 型乾電池(マンガン)(2) プロジェクター用電源コード(1) プラグホルダー(1) AC インレットカバー(1) 簡易説明書(1) 取扱説明書(CD-ROM)(1) 保証書(1) |
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別売りアクセサリー ※ここに記載されている別売りアクセサリーは、2013 年3月現在のものです。 |
プロジェクターランプ LMP-H330(交換用) プロジェクターサスペンションサポート FTB-M30 3D メガネ TDG-PJ1 3D シンクロトランスミッター TMR-PJ1、TMR-PJ2 |
市場推定価格:
業務用4Kプロジェクター「VPL-GT100」 450万円前後
※「市場推定価格」は、発売前の製品について、市場での販売価格を当社が推定したものです。
なお製品の実際の販売価格はシステム構成やソリューションサービスの組み合わせ等により異なります。
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