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報道資料
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2013年8月21日

4K映像制作などを総合的に支援する施設を、英国「パインウッドスタジオ」内に開設

- デジタルモーションピクチャーセンター・ヨーロッパ -

写真:英国「パインウッドスタジオ」・米国ハリウッドDMPCのスタジオセットでのトレーニング風景・ソニーが世界展開する「映像制作支援施設」拠点

 ソニーは2013年9月に、4K映像制作などの支援施設として、「デジタルモーションピクチャーセンター・ヨーロッパ(DMPC(E))」を、英国の映画製作コミュニティーの中核である「パインウッドスタジオ」(Buckinghamshire、英国)内に開設します。
 ソニーは、米国・ハリウッド、インド・ムンバイ、中国・北京に、様々な映像制作の支援を目的とした施設を保有しており、今回のDMPC(E)の開設を通じ、高画質4K映像制作などのデジタル映画制作市場環境をグローバルに拡大します。

 DMPC(E)は、映画監督や撮影監督、映画撮影技師に加え、機器レンタル会社などのポストプロダクションスタッフ、フリーランスの機器オペレーターなど、映画制作やテレビ向け映像制作関係者を幅広く対象にしています。
本施設では、様々なプログラム・コースやディスカッションの場を用意し、デジタル映画制作における撮影から編集を通じたコンテンツの完成までを含めたワークフローについて、ソニーの最新4K制作機器などを用いて実際に操作をしながら、各種トレーニングを提供します。また、映画制作のみならずドラマやライブ制作といったテレビ向け映像制作へのトレーニングや情報交換の場も用意しており、映画およびテレビコンテンツにおいて、より高品位な映像制作を普及させるための実践の場となります。

 DMPC(E)では、業界最高画質の4K映像を撮影できるCineAltaカメラF65や、4K撮影を映画からテレビ制作まで広げるCinaAlta カメラF55、F5を使用しての制作から、4Kコンテンツ編集領域でのワークフローや、業務用4Kモニターでの映像確認まで、ソニーの最先端4K・HD映像制作機器を揃えます。映画製作者と
制作班が、最先端技術に触れ、専門知識や経験を習得することで、高品位な4KやHDの映像制作を映画からドラマ、ドキュメンタリー等のテレビ番組まで、幅広く具現化されることを目指します。

 高画質4Kの映画については、 M・ナイト・シャマラン監督、 ウィル・スミス主演の“After Earth”などの作品が公開されており、他にもグローバルに30作品以上が制作されています。またCMやドキュメンタリーなどテレビ向けの4K映像制作も加速しています。
 2012年にハリウッドに開設したDMPCでは、約700名の映像制作関係者がソニー独自のプログラムを受講した実績があり、受講者による撮影やワークフローに関する情報交換等も積極的に進められています。

 ソニーは、撮影から編集、上映、家庭での視聴まで、全ての領域で4K関連機器を揃えており、今後も技術開発、製品化を拡充していきます。また、映画、テレビ番組制作だけでなく、映像制作に携わるクリエーターの方々を支援する製品、技術を進化させてまいります。そして、DMPC(E)を通じた映像制作を通じて、世界中の人々へ高画質4Kコンテンツなどの映像エンタテインメントの普及拡大につとめていきます。

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