報道資料
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2013年11月13日
〜4K映像を活用した、HD映像制作の新たな価値も提供〜
ソニーは、既存のHD映像制作用機器やシステム、レンズなどの資産を活用しながら、4Kライブ制作ソリューションを実現する新商品群を発売します。
4Kによる映像制作は、全世界で30作品以上の映画が制作されているのに加えて、シネアルタ4Kカメラ「PMW-F55」(既発売)と、4K映像を効率的に圧縮・伸長するビデオフォーマットXAVCの普及により、映画のみならず、番組やCM制作、ドキュメンタリーにまで広がっています。
ソニーは、新たにスポーツなどの感動をライブでお届けするため、この「PMW-F55」を活用して、4K中継が可能な4Kライブカメラシステムと、HD/4K×4ch対応でXAVCフォーマット収録ができるマルチポートAVストレージユニット「PWS-4400」を中心とした、4Kライブサーバーシステムを発売します。
また、スタジオサブや中継車などのHDライブ用途で、その多彩な演出や映像表現により高い評価を得ているマルチフォーマットプロダクションスイッチャー「MVS-8000X」「MVS-7000X」を4K対応機能へアップグレードするオプションソフトウエアも発売し、4Kライブ制作の効果的な運用を推進します。
さらに、複数の4Kカメラでスポーツ競技などのフィールド全体を撮影し、そのどこからでもHD映像を切り出すことができる4Kスティッチングソフトウエア「PWA-4KS」や、切り出したHD映像に選手データ等※1のグラフィックを付加できるテレストレーターソフトウエア「PWA-TS1」もあわせて開発し、順次市場導入をすすめています※2。
これらのソフトウエアを組み合わせて使用すれば、 4K映像から、特定の選手や決定的瞬間などの任意の映像を、HD画質で切り出し、リプレイやハイライト再生を行ったり、選手データと連携して試合の解説や検証を行うことができます。
ソニーは4K映像のパイオニアとして今後も技術開発を進め、4Kならではの映像の感動を提供します。
システム/型名 | 発売日 | メーカー希望小売価格 |
---|---|---|
4Kライブカメラシステム カメラシステムアダプター「CA-4000」 ベースバンドプロセッサーユニット「BPU-4000」 |
2013年12月 2013年12月 |
2,100,000円 (税抜 2,000,000円) 2,310,000円 (税抜 2,200,000円) |
4Kライブサーバーシステム マルチポートAVストレージユニット「PWS-4400」 増設メモリオプション(2TB)「PWSK-4401」 USBコントロールデバイス「PWSK-4403」 Production Control Software「PWA-PRC1」 Media Gateway Software「PWA-MGW1」 |
2013年12月 | 9,450,000円 (税抜 9,000,000円) 1,575,000円 (税抜 1,500,000円) 630,000円 (税抜 600,000円) 1,260,000円 (税抜 1,200,000円) 1,260,000円 (税抜 1,200,000円) |
マルチフォーマットプロダクションスイッチャー用 4Kアップグレードソフトウエア BZS-8570X(MVS-8000X用) BZS-7570X(MVS-7000X用) 4Kフォーマットコンバーターボード MKS-8460X : (MVS-8000X,7000X共通) |
2014年1月 | 3,150,000円 (税抜 3,000,000円) 3,150,000円 (税抜 3,000,000円) 4,200,000円 (税抜 4,000,000円) |
4Kライブカメラシステムは、4K制作のみならず、HD制作にも新しい映像表現を可能とするカメラシステムです。
構築する機器群は以下の通りです。
① カメラシステムアダプター「CA-4000」
「PMW-F55」に装着し、光複合ケーブルでベースバンドプロセッサーユニット「BPU-4000」と接続するアダプターです。
「CA-4000」には、システムカメラ用ビューファインダーのインターフェースや、インターカム、タリーランプを搭載しており、ライブ制作に欠かせない機能を網羅しています。
② ベースバンドプロセッサーユニット「BPU-4000」
「CA-4000」を経由して伝送される「PMW-F55」で撮影された4K映像の色調整などをリアルタイムに行う信号処理ユニットです。
カメラコントロールユニット「HDCU-2000/HDCU-2500」とリモートコントロールパネル「RCP-1501」を接続することにより、カメラヘッドへの電源供給や、インターカムやリターン映像、カメラの遠隔操作を可能とします。
スタジオカメラや中継カメラとして全世界の放送局、プロダクションで多くのお客様にご採用頂いているマルチフォーマットカメラHDCシリーズと同様のワークフローと色再現性を実現するため、4K制作への移行時やHDCカメラとの混在使用においても違和感のない運用が可能です。
4K映像から任意のHD映像を切り出して運用できるHDカットアウト機能(オプション)や、4倍速のHD高速撮影機能(オプション)も搭載しています。
③ レンズマウントアダプター「LA-FZB2」(2013年10月発売)
現在お持ちの2/3型HDズームレンズを「PMW-F55」に装着し、4K撮影を可能にするアダプターです。
また電動式光学フィルター(NDフィルター、CCフィルター)を内蔵しています。
マルチポートAVストレージユニット「PWS-4400」を中心に、4K/HDライブ収録・スロー再生・ハイライト編集・マルチカメラ収録を可能とするシステムです。
最上位機種「MVS-8000X」「MVS-7000X」の4K対応機能をアップグレードするためのオプションソフトウエアです。リアルタイムでの4K信号処理を行う際に、従来より多彩なエフェクトを加えたライブ制作が行えます。また、コンバーターボード「MKS-8460X」により、HD映像を4Kにアップコンバートできるようになります。
4Kスティッチングソフトウエア「PWA-4KS」は、2台の4Kカメラでフィールド全体を撮影し、その全景映像からどこでもHD映像を切り出すことができます。テレストレーターソフトウエア「PWA-TS1」を併せて使うことで、切り出したHD映像に選手データ等※のグラフィックを付加でき、よりエンタテインメント性の高いスポーツライブ制作を行えます。
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