報道資料
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2014年9月12日
4Kなど最新の映像制作ソリューションを提案
ソニーは、オランダ・アムステルダムで、9月12日(金)から開催される国際放送機器展 「IBC 2014」において、「Beyond Definition」※をテーマに、普及が加速する4Kをはじめとした高画質映像による感動体験の創出や、映像制作領域におけるワークフローの利便性を追求した最新の映像ソリューション及び新製品を紹介します。
ソニーは、映像制作に関わるお客様との継続的かつ緊密な連携を基盤として、革新的な技術や商品を提案しながら、映像ビジネスの新しい価値の創出を目指しています。IBC2014では、4Kライブ制作やIPライブプロダクションなど、システムや技術とともにお客様との連携で実現したプロジェクト事例も紹介します。
4K映像制作は映画の世界から番組制作、スポーツライブ、ドキュメンタリーまで急速に拡大しています。
ソニーはCineAlta 4Kカメラ「F65」から「PMW-F55」「PMW-F5」、「NEX-FS700R」、「PXW-Z100」まで4Kカメラのラインアップを強化してきました。最新のハリウッド映画「Annie」、「LUCY」、「Dolphin Tale 2」、「No Good Deed」もソニーの4Kカメラで撮影されています。
また、4Kを超える高解像度・高画質で、圧倒的な臨場感と感動体験を提供する「ビジュアルエンタテインメント」も業界に先駆けて提案しています。本展示会ではその一例として、2台の「F65」で撮影した4K映像を、3台の4Kプロジェクターを使用して、12K(横)×2K(縦)の大画面にて投写します。
ソニーブースでは、「4Kライブ制作」、「IPライブプロダクション」、「4Kドキュメンタリー制作」「XDCAMワークフロー」、「ネットワークプロダクション」、「アーカイブ」の6つのソリューション軸でコーナーを設けた展示を行います。
レンズ交換式 XDCAMメモリーカムコーダー「PXW-FS7」
4K Exmor® Super35㎜CMOSイメージセンサー(総画素数約1160万画素、有効画素数約880万画素)を搭載し4K XAVCでの本体記録に対応※1すると共に多様な撮影スタイルに本体のみでフレキシブルに対応する全く新しいエルゴノミックデザイン※2を採用した「PXW-FS7K」(レンズ付属)、「PXW-FS7」(本体のみ)を発売します。なお本機は、αマウントシステムに対応し、Eマウントを採用しています。本機の導入により、ドキュメンタリー制作など、カメラワークに機動力を求められる現場にも4K大判センサーによる制作機会を拡げます。
「PMW-F55」「PMW-F5」で機動力溢れるシューティングスタイルを実現するビルドアップキットです。従来のショルダーカムコーダー同様の手元操作が可能なインターフェース、バランス調整のためにスライド可能なショルダーパッドなど、フィールドでの軽快な運用を可能とします。
また、「PMW-F55/F5」で従来のXAVCをはじめとするフォーマットに加え、Apple ProResやAvid® DNxHD®での記録も可能となるオプションボード「CBK-55PD」も同時発売します。
機動性の高い小型サイズの本体に、新開発の大型1/2型 Exmor 3CMOSイメージセンサーを搭載し、フルHD(有効画素1920×1080ドット)による高い解像力に加え、F12の高感度、58dBの低ノイズなど、上位シリーズであるショルダーカムコーダーに迫る高画質撮影が可能なハンディタイプのカムコーダーです。
2/3型プログレッシブCCDを搭載し、XAVC HDフォーマットによる高画質記録に対応しています。XAVC HD収録時には最大120fpsで撮像でき、1080/23.98p記録であれば、最大5倍のスローモーション撮影が可能です。※1
機動力に優れたショルダースタイルのカムコーダーでありながら、印象的なスローモーション映像を手軽に収録できます。※1
4K制作において、従来のRAWと共にXAVCでの制作が急速に進んでいます。
そこでソニーは、従来の RAW ViewerとContent Browserの機能を統合したソフトウェア、「CATALYST BROWSE™」を開発しました。今後「PMW-F55」をはじめとするCineAltaラインアップ、「PXW-FS7」、「PXW-X500」、「PXW-X200」等のXDCAMラインアップ、さらにNXCAMのラインナップに対応し、RAW、HDCAM-SR、XAVC、MPEG-2、AVCHDなど各種フォーマットに対応しています。
4K撮影環境の整備が進む中、ソニーはSxSメモリーカードに収録された4K 60pのXAVC映像を手軽に再生できるプレーヤーの開発を進めています。操作性はシンプルで使いやすく、SDI, HDMI対応のモニターやプロジェクターと簡単に接続できます。2015年春の商品化を目指して開発中です。
4K映像のリファレンスモニターとして、30型4K有機ELマスターモニターを開発しています。 4096×2160ピクセルの高解像度とソニー独自の「スーパートップエミッション」方式による高色域を実現させ、ITU-R BT.2020規格の表示に対応。ネオンが輝く夜景など、暗部と明部の対比による映像美を追求するハイダイナミックレンジでの映像制作にも使えるリファレンスモニターです。2014年度中の発売を目指して開発しています。
なお、ソニーの業務用有機ELモニターは映像制作業界を中心に高い支持を受けており、累計出荷台数は35,000台を超えました。
スーパーレゾリューション・デモザイキングプロセッサーは、4Kを超えるビジュアルエンタテインメント映像制作を実現するための現像システムです。「F65」で収録したRAWデータから最大8K×4K解像度の高画質映像の現像をはじめ、8K×2Kのパノラマ映像や、縦長の映像などフリーレイアウトで切り出す事が可能です。4Kプロジェクターを複数台並べ、出力した映像を巨大なスクリーンに投影する事で、博物館やテーマパーク、スポーツバーやイベント等で圧倒的な没入感、臨場感をもたらします。
ビジョンプレゼンターは、4Kディスプレイ技術やプロジェクターのエッジブレンディングを活用し、複数の映像素材を高画質で多彩なレイアウトで表示し、効果的なプレゼンテーションやディスカッションの活性化を実現するシステムです。
今回のバージョンアップによりグループディスカッションや大規模会議等での利便性が向上します。Wi-Fi経由で参加者のPCに表示しているコンテンツをビジョンプレゼンターのディスプレイに表示したり、逆にビジョンプレゼンターのディスプレイに表示されているコンテンツをウェブブラウザー経由で参加者のPCに表示できるため、参加者と発表者(プレゼンター)の情報共有がよりスムーズに行えます。