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報道資料
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2016年3月3日

業界最高水準の最低被写体照度0.004ルクス以下を実現
夜間や暗所でも高精細カラー動画撮影が可能な4K対応ネットワークカメラ発売

35mmフルサイズExmor® CMOSイメージセンサー搭載

ソニー株式会社
ソニービジネスソリューション株式会社

ネットワークカメラ『SNC-VB770』

ソニーは、12メガピクセルの35mmフルサイズExmor®(エクスモア) CMOSイメージセンサーを搭載し、業界最高水準※1の最低被写体照度性能を実現した4K対応のネットワークカメラ『SNC-VB770』を発売します。

製品名 発売日 価格
4Kネットワークカメラ『SNC-VB770』(レンズ別売) 2016年8月 オープン価格

『SNC-VB770』は、自社開発の高感度イメージセンサーや、センサー性能を最大限に引き出すために最適化されたレンズ交換式デジタル一眼カメラα™ のEマウントレンズ群、高いノイズリダクション効果を実現する信号処理エンジンの技術によって、4K解像度のネットワークカメラとして業界最高水準※1の最低被写体照度 0.004 ルクス以下を実現しています。

本機は、夜間や光源が極めて限られる室内など、肉眼ではほぼ被写体が見えない低照度環境においても、鮮明で滑らかな30fpsのカラー動画撮影が可能です。同時に、早いシャッタースピードでの撮影も可能とし、ブレのない映像が入手できます。これにより、薄暗い場所でも文字や数字を的確にトラッキングしたり、人の表情まで鮮明に捉えることも可能となりました。
また、ソニーのネットワークカメラとして初めてEマウントに対応。装着するEマウントレンズ※2により、様々な環境や用途に応じた幅広い画角で撮影できます。かつ4K解像度撮影により広域から細部まで精度高くとらえます。
ソニーは、本機を、昼夜問わず高い監視精度が求められる空港や港湾、河川、交通の監視用途などに向けて提案します。また、本機の高感度性能を生かし、幅広い映像制作用途への活用も開拓していきます。

ソニーは、4K対応のネットワークカメラ製品に超高感度のラインアップを拡充することにより、ますますニーズの広がるネットワークカメラ市場に向けて、新たなソリューションを、より幅広いアプリケーションへご提案して参ります。

  • 本製品は本体のみでは屋内用ですが、ハウジングを使用することで屋外使用も可能になります。
  • ※1:4K解像度のビデオカメラにおいて。ソニー調べ(2016年3月3日時点)
  • ※2:EマウントレンズについてはEマウントレンズ 商品ページをご参照ください。 推奨レンズはSEL28F20、SEL35F14Z、SEL35F28Z、SEL55F18Zです。その他対応可能なレンズについては現在検証中です。発売までにお知らせいたします。

本製品は、セキュリティ・安全管理総合展「SECURITY SHOW 2016」(3月8~11日・東京ビックサイト)に出展します。

使用用途例(イメージ)

環境整備(道路氷結の確認等)
トンネル内運行状況確認
遊戯施設での運営サポート
(迷子の発見、閉園オペレーション)
上映中の映画館やホールの
防犯や顧客の行動把握
消灯後の博物館内の
展示品状態監視
自然災害の観測
自然環境保護
放牧中の動物観察
ナイトサファリの動物観察

主な特長

1.圧倒的な高感度性能で、低照度環境下でも4Kのカラー映像撮影を実現

本機は、ソニーの最先端プロセス技術を結集し、高い集光効率で圧倒的な高感度を実現した35mmフルサイズCMOSイメージセンサーを採用しています。これに加え、低照度でも解像度を維持したまま低ノイズを実現する「エリア分割ノイズリダクション」技術や、高い解像感による自然な立体感を再現可能にする「ディテールリプロダクション」技術といったソニー独自の画像処理エンジンも搭載することで、圧倒的な高感度と低ノイズを実現しました。
さらに、ネットワークカメラとして初めて採用したソニーのEマウントレンズ群は、35mmフルサイズCMOSイメージセンサーの性能を最大限に引き出すため最適化されており、レンズの中心のみならず周辺までの解像度を保持しています。これらにより、本機は業界最高水準の最低被写体照度0.004ルクス以下を実現し、低照度環境下での高精細なカラー映像撮影を可能にしました。
なお、豊富なEマウントレンズのラインアップから選択することで、お客様の様々な使用環境に合わせた画角で、広域から細部までを幅広く高解像度で捉えることができます。

実際の視覚イメージ
『SNC-VB770』での撮影画像

2.全体俯瞰と注視点のズームの両立を可能にする「インテリジェントクロッピング」機能

4K画面の中から特に注目したい領域や動体を指定し、VGA(640×480ピクセル)サイズで最大4箇所の映像を、高精細に切り出しをします。領域を指定するだけでなく、動体検知に連動して注目したい被写体を追尾する動的領域の設定も可能です。

インテリジェントクロッピング(イメージ図)

3.撮影環境に合わせて撮影機能を最適化する「インテリジェントシーンキャプチャー」機能

天候・時間・光条件などの環境にあわせてシャッタースピードやゲインなどの各種パラメータを環境に応じて自動的に切り替え、使用するシーンに合った映像を出力できます。また事前にマニュアルで設定したパラメータを時間帯に応じて切り替えることもできます。

インテリジェントシーンキャプチャーと従来の画質設定の比較

また本機は、専用アプリをダウンロードした Wi-Fi 対応スマートフォンなどで設置時に画角の確認ができる画角調整機能にも対応しています※3。明部/暗部の視認性を飛躍的に向上させ逆光状態でも映像の白とびや黒つぶれを抑えて撮影できるソニー独自のワイドダイナミックレンジ機能「View-DR(ビューディーアール)※4」など、充実した従来機能も搭載します。

  • ※3:設置調整時のみ使用可能な機能です。Wi-Fi 通信には専用治具が必要です。
  • ※4:View-DR は出力モードが 4K マルチストリーミングの時のみ使用可能です。

主な仕様

撮像素子 35mmフルサイズExmor CMOSイメージセンサー
有効画素数 約1220万画素
レンズタイプ Eマウントレンズ(オプション)
ワイドダイナミックレンジ機能 View-DR(90dB相当)*1
最低被写体照度 0.004ルクス以下(30IRE[IP])
映像圧縮方式 H.264/JPEG(JPEGはエビデンスショット時のみ)*2
音声圧縮方式 G.711、G.726、AAC-LC(16kHz、48kHz)
画像サイズ H.264時:3840×2160、2880×2160、1920×1080、1440×1080、1440×960、1280×720、960×720、640×480、640×360、320×240、320×180
JPEG時(エビデンスショット時):4240×2832
最大フレームレート*3
(シングルコーデック時)
H.264時:30fps(3840×2160、2880×2160、1920×1080、1440×1080)/10fps(左記以外の解像度の場合)
JPEG時(エビデンスショット時):2.5fps(4240×2832)
外部インターフェース LAN端子(RJ-45)×1、HDMI×1*4、音声入力端子×1、センサー入力×2、アラーム出力×2
本体質量 約700g(レンズ除く)
本体外形寸法
(幅×高さ×奥行)
約104×84.6×118㎜ (レンズ除く)
電源 DC12V、AC24V(50/60Hz)、PoE(IEEE802.3af準拠)
標準機能 動体検知機能*5、エッジストレージ機能
  • *1:View-DRは4Kマルチストリーミングモード時のみ使用可能。また、View-DR ONの場合、最大フレームレートは5fpsとなります。
  • *2:設定可能な解像度やビットレートの組み合わせには制限があります。
  • *3:絵柄や画質設定、ビットレート設定などの影響によって、最大フレームレートが低下する場合があります。
  • *4:HDMI出力とネットワーク経由での映像出力は併用できません。
  • *5:4K 30fpsモードおよびHDMI出力モードの場合動体検知機能は動作しません。

お客様からのお問い合わせ先

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