報道資料
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2018年8月30日
オーディオ、モバイルなどの新商品を紹介 aiboも欧州で初公開
ソニーは、ドイツ・ベルリンで現地時間8月31日(金)より開催されるコンスーマーエレクトロニクスショー「IFA 2018」において、最新の技術を搭載した商品群を紹介します。
一般公開に先立ち現地時間8月30日(木)に行った記者会見の冒頭、ソニー株式会社 社長 兼 CEOの吉田憲一郎は、ソニーが『人に近づく』という経営の方向性のもと、クリエイターとユーザー双方とのエンゲージメントを高めていくことを強調し、加えて「クリエイターとユーザーを繋ぐエレクトロニクスでは、高画質・高音質といったリアリティの追求と共に、今この瞬間を捉えたりライブ性を楽しんだりできるリアルタイム価値の提供も行っていく」と述べました。続いて、専務でホームエンタテインメント&サウンド事業担当の高木一郎が、「技術をさらに進化させるため、幅広いクリエイターやサービスプロバイダーと協業し、お客様により豊かでダイナミックな体験を提供していく」と述べ、ソニーのテレビとオーディオの新商品を紹介しました。最後に、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 代表取締役社長の岸田光哉がXperia™スマートフォンの新商品を発表して、「来たる5G時代において、ソニーモバイルは、今まで培ってきた通信技術を生かし、ソニーグループの5Gへの取り組みを牽引し、クリエイターが思い描いた通りのコンテンツをユーザーにお届けしていく」と話しました。
記者会見は、以下のURLからストリーミング視聴いただけます。
ホームエンタテインメント&サウンド
ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット1000Xシリーズの新機種で、業界最高クラス※1のノイズキャンセリング性能を飛躍的に向上させた『WH-1000XM3』を発表しました。従来の4倍の信号処理能力を持つ新開発の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1」で、飛行機のエンジン音などの低域のノイズはもちろん、人の声など中高域のノイズもより効果的に低減します。同プロセッサーに高品位なヘッドホンアンプを内蔵したことでさらなる高音質化も実現。より様々なシーンで、快適に高音質な音楽に浸れます。このほか、ワイヤレスヘッドホンでは、スマートフォンとのBluetooth®接続に加えて本体に搭載したメモリーで、海で泳ぐ際も音楽を楽しめる防水※2・防塵※3性能を備えた左右独立型の『WF-SP900』も展開します。
また、ソニーが長年培ってきた技術を結集して高音質を徹底的に追求し、アーティストの意図する音楽表現を再現するオーディオ商品群・Signature Series (シグネチャーシリーズ)には、新たにデジタルミュージックプレーヤー『DMP-Z1』とステレオヘッドホン『IER-Z1R』が今秋から加わります。『DMP-Z1』は高出力のアナログアンプと独自の電源構造を採用し、究極の音質を目指しました。100kHzの超高音域再生を実現した『IER-Z1R』は、これまでにない広大な空間表現が可能です。
加えて、アーティストがライブステージでモニター用途として求める音質、遮音性、装着性を追求したステレオヘッドホン『IER-M9』・『IER-M7』もアジア、北米など各地域※4で今秋から導入します。
テレビは、「クリエイターの意図をそのままお客様に伝えたい」という想いを結実させたブラビア® MASTER Series(マスターシリーズ)を9月より欧州で発売します。4K有機ELテレビ『AF9シリーズ』と4K液晶テレビ『ZF9シリーズ』は、従来比約2倍のリアルタイム映像処理能力で、有機ELと液晶それぞれの特長を引き出す次世代高画質プロセッサー「X1™ Ultimate(エックスワン アルティメイト)」を搭載しています。
『AF9シリーズ』は、深い黒から高輝度映像まで忠実に再現する「Pixel Contrast Booster(ピクセル コントラスト ブースター)」を新たに搭載。進化した独自の高音質技術「Acoustic Surface Audio+(アコースティック サーフェス オーディオ プラス)」は、画面中央にも追加されたアクチュエーターや、テレビセンタースピーカーモード※5により画面中央から声が聞こえる臨場感を実現。『ZF9シリーズ』は、広視野角を可能にする新技術「X-Wide Angle(エックス ワイド アングル)」を採用し、大画面液晶テレビでも迫力ある高画質映像をお楽しみいただけます。
さらに会場では、音声アシスタントに対応したソニーのAV機器群を使い、音楽再生やニュースなどの情報取得、照明をはじめとするIoT機器のコントロール等のデモンストレーションを行います。ワイヤレスヘッドホン『WH-1000XM3』や、新たにテレビ本体にもマイクが内蔵され、ハンズフリーでの音声検索が可能になったブラビア※6、Googleアシスタントを搭載したEXTRA BASS™シリーズのスマートスピーカー『SRS-XB501G』、Amazon Alexaでのコントロールに対応予定※7のサウンドバー『HT-ZF9』など、より便利で多様なソニーの音声アシスタント対応機器による、室内外の様々なシーンでの使用例をご紹介します。
ソニーモバイルは、3D曲面の有機ELディスプレイを採用し、より手に馴染むシームレスなデザインを実現したフラッグシップレンジのスマートフォン『Xperia XZ3(エクスペリア エックスゼットスリー)』を発表しました。今秋以降※8、日本を含む国・地域にて導入します。
本機はHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応したアスペクト比18:9の約6.0インチQHD+(2,880×1,440ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載。ブラビアで培った映像技術により、引き込まれるような美しい映像を楽しめます。進化したX-Reality™ for mobileによるHDRアップコンバート機能によりインターネット上の動画コンテンツもHDR相当の映像に変換することに加え、さらに大音量になったフロントステレオスピーカーとダイナミックバイブレーションシステムなどにより、充実したエンタテインメント体験を提供します。
また、縦長の大画面をよりストレスなく操作できるインテリジェントなユーザーインターフェイス(UI)「サイドセンス」を新たに搭載します。画面の左右端をダブルタップすると、触れた位置にアプリのランチャーを表示。時間や場所、使用頻度などユーザーのライフスタイルに合わせて次に使うアプリをAIが賢く予測し、的確なアプリアイコンやクイック設定項目が配置されます。持つ手の位置を動かすことなく、アプリ起動やカメラ撮影などの操作が可能です。
メインカメラには有効画素数約1,920万画素のMotion Eye™カメラシステムを搭載。より直感的に撮影できる新しいUIにデザインを刷新しています。さらに、スマートフォンを横向きに構えるジェスチャーをAIが認識して、簡単にカメラアプリを立ち上げることができる「スマートカメラ起動」を搭載します。また有効画素数約1,320万画素のセルフィーカメラにはF1.9の明るい新規レンズを採用し、美肌加工や背景ぼけ撮影ができるポートレートセルフィーモードを新搭載します。
そのほか、最新のOS Android™ 9 Pieにも対応し、Qualcomm社製のプラットフォームQualcomm® Snapdragon™ 845 Mobile Platformや防水防塵機能、ワイヤレス給電規格Qi(チー)対応などの高機能を備え、快適に使用できます。
欧州にて10月より発売となるデジタルスチルカメラ サイバーショット®の新機種『DSC-HX99』と『DSC-HX95』は、世界最小※9の小型ボディにZEISS®バリオ・ゾナーT*24-720mm※10の高倍率ズームレンズを搭載。一台で広角から超望遠までをカバーし、旅先から日常まで携行して軽快に撮影できます。高解像4K動画※11の本体内記録に加え、最新の画像処理システムの搭載により、最大10コマ/秒※12の高速連写性能と、高速・高精度なファストインテリジェントAFを実現しています。瞳AF機能やRAW出力、タッチフォーカスとタッチシャッター※13、Bluetooth®経由での位置情報取得※14にも対応します。
スタートアップの創出と事業運営を支援するプログラム「Seed Acceleration Program(シード・アクセラレーション・プログラム/SAP)」から生まれた「FES Watch U(フェスウォッチ ユー)」をドイツ、イギリス、フランス、イタリア、スペインの5カ国で今秋発売します。「FES Watch U」は、電子ペーパーを文字盤とベルト部に採用したファッションウォッチです。ボタンを押すだけで簡単に自分好みのデザインに切り替えられます。また、テクノロジーとファッションの融合による新たな可能性として、ニューバランス社のシューズ「247v2」をベースに開発したアウトソールとNロゴの柄が変わるコンセプトシューズ(試作機)を展示します。
会場では、自律型エンタテインメントロボット“aibo(アイボ)”を、欧州で初めて展示します(欧州での発売は未定)。 “aibo”は、2018年1月に日本で発売以来累計で2万台の生産出荷を達成、9月より米国での販売も開始します。AI×ロボティクスの領域では、複数のプロジェクトが着実に進捗しており、ソニーがこれまで培ってきた映像・音響技術、センサー、メカトロニクスなどの技術を、AI、ロボティクス、通信などと組み合わせ、エレクトロニクスの可能性を広げる新たな提案を引き続き行ってまいります。