報道資料
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2019年5月15日
教育現場や企業、放送局など多彩な世界で活用が可能
ソニー株式会社
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社
ソニービジネスソリューション株式会社
ソニーは、独自のAI※1を活用した映像解析技術によって、リアルタイムにクリエイティブな映像コンテンツ制作を実現する、映像制作支援ユニットEdge Analytics Appliance(エッジ・アナリティクス・アプライアンス)『REA-C1000』を発売します。
Edge Analytics Applianceは、動体や顔の検知、色や形状の認識など、複数の技術を機械学習させたAIエンジンを搭載しています。接続したカメラの映像を自動的に解析しGPU上で処理を行うことで、映像内の特定の被写体の抜き出しや、それを他の映像と組み合わせてリアルタイムに表示することが可能です。
こうした映像制作に、専門知識や特別な機材を必要としないため、教育現場や企業など多彩な世界で、よりクリエイティブで魅力的な映像コンテンツを効率的に制作できます。
AIエンジンには長年にわたるカメラ開発で培われた画質パラメーターやPTZ(パン・チルト・ズーム)駆動に関するノウハウが生かされており、当社の旋回型リモートカメラシステムやXDCAM™カムコーダーと組み合わせることで、より高度な機器連携を実現します。また、4K/HDの入出力に対応しており、将来の4K制作への移行にも対応します。
本機は各種アプリケーションのライセンス(別売)を本体にインストールすることで、板書抽出や自動追尾、クロマキーレスCGオーバーレイなどの多様な機能を、利用環境やニーズに応じて選択し、使用することができます。
商品名 | 型名 | 発売日 | 価格 | |
---|---|---|---|---|
本体 | Edge Analytics Appliance | 『REA-C1000』 | 6月10日 | オープン価格 |
ライセンス | 板書抽出オーバーレイ | 『REA-L0100』 | ||
クロマキーレスCGオーバーレイ | 『REA-L0400』 | 2019年秋頃予定 | ||
リモートカメラ自動追尾 | 『REA-L0200』 | 6月10日 | ||
注目エリアクロッピング | 『REA-L0500』 | 2019年秋頃予定 | ||
起立者ズームアップ | 『REA-L0300』 | 6月10日 |
近年、教育現場や企業など様々な組織において、映像を用いたコミュニケーションの重要性が増すに従い、高品質な映像コンテンツを簡単に制作し、迅速に配信したいという需要が増加しています。ソニーは、Edge Analytics Applianceを通じて、多彩な用途で、より簡単に魅力的なコンテンツ制作の実現を支援し、ビジュアルコミュニケーションの効果を最大限に高めるソリューションを幅広く提案して参ります。
Edge Analytics Applianceは、AI※1を活用した映像解析技術を搭載した映像制作支援ユニットです。AI※1による動体や顔の検知、色や形状の認識など、複数の技術を活用して、HDMI経由で接続されたカメラで撮影した映像を自動的に認識することにより、リアルタイムに最適な映像処理を実行し、専用のライセンス(別売)に応じたコンテンツを自律的に生成します。また、今後のアップデートによりLAN経由でIPを活用したストリーミング運用も可能になり、より柔軟なシステム構築を実現します※2。
本体は各種アプリケーションのライセンスをインストール※3することで、利用環境に応じた各機能※4を使用することができます。ライセンスは以下のラインナップのほか、順次追加していく予定です。
独自の動体・非動体検知技術を用いて、ホワイトボードや黒板に書かれた文字や図形をリアルタイムに判別・抽出し、登壇者の前面に浮き上がらせることができるアプリケーションです。登壇者のジェスチャーや表情と、板書内容を同時に確認できます。講義室やセミナー会場内の補助モニター、遠隔講義やeラーニングなどで活用することで、教室内後方の聞き手や遠隔講義の参加者にも、板書内容のほか、登壇者の考えや発言の過程が目視できるようになることで、理解を促進します。また、人物透過率はリアルタイムに調整することができ、板書のみの映像を生成することも可能です。
本アプリケーションでは、ソニー独自の動体検知技術により、プレゼンターのみを自動的に抽出して、HDMI端子より入力した任意の背景画像・動画にリアルタイムに重ね合わせることが可能です。専用のスクリーンやスタジオ、専任のスタッフがいなくても、簡単かつリアルタイムに、シーンに適した動画やコンテンツに登壇者をCG合成できるため、学習や研修用コンテンツ制作、Webセミナー、企業ビデオやインタビュー動画の映像制作に適しています。
Edge Analytics Applianceに接続されたソニー製リモートカメラ※5が登壇者を自動的に追尾・撮影します。被写体の動きに合わせて、リモートカメラを自動で旋回させるため、カメラを操作するオペレーターがいなくても、最適な構図で撮影し続けることが可能です。また、左右に動く人物を追尾する他に、板書やスクリーンを画角内に収めることを優先する撮影モードも選択できます。講義や授業などの教育現場のほか、企業のカンファレンスやプレゼンテーションにも適しています。
1台のカメラで、全体俯瞰とフォーカスしたい領域の2つの異なる映像を同時に出力するアプリケーションです。
4Kで広角の映像を表示しながら、登壇者の表情にフォーカスしたHD映像を同時に映し出すことで、臨場感を生み出します。フォーカス領域は固定できるほか、人物の動きに合わせてリアルタイムに自動追従できるため、スムーズで滑らかなカメラワークを実現します。
ジェスチャー認識技術により、Edge Analytics Applianceに接続されたカメラが、発言のために起立した人物の動きを検知し、電子的に自動ズームして撮影します。人物のクローズアップ映像と周辺の俯瞰映像を1台で同時に出力することが可能です。発言者の反応を詳細に確認できるため、教育現場や企業のカンファレンスの質疑応答において、効果を発揮します。
主な仕様や詳細については、商品サイトをご覧ください。