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報道資料
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2019年9月13日

新開発フルサイズ※1イメージセンサーによる豊かな映像表現力と
決定的瞬間を捉え続ける高性能AFを両立したメモリーカムコーダー『FX9』発売

2019年9月13日
2019年10月10日改訂

ソニー株式会社
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社
ソニービジネスソリューション株式会社

XDCAMメモリーカムコーダー『FX9』
『FX9』の使用例(イメージ)

ソニーは、新開発の6K※2フルサイズ※1裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R®(エクスモアアール)(有効画素数約1900万画素※3)を搭載したXDCAM™メモリーカムコーダー『FX9』を発売します。本イメージセンサーの搭載により豊かな映像表現で6K※2の画素を生かした高精細な4K収録を実現するとともに、決定的な瞬間を捉える高精度のAFシステムを備えています。
本機は、映画制作用CineAltaカメラ『VENICE』に次いでソニーのカムコーダーとしては2機種目のフルサイズセンサー搭載機種であり、映画制作の現場で評価された『VENICE』のすぐれた画作りを継承しています。映画・CM・ドキュメンタリーなどの映像制作現場で多くのクリエイターから支持を得ている現行機種『FS7 II』の上位モデルとして展開します。

  • ※1:横約36㎜×縦19㎜相当です。
商品名 型名 発売日 価格
XDCAMメモリーカムコーダー(ボディのみ) PXW-FX9 2020年1月15日
2019年12月10日
オープン価格
XDCAMメモリーカムコーダー(レンズ付属)
(FE PZ 28-135mm F4 G OSS)
PXW-FX9K
※(2019年10月10日改訂)

『FX9』は、イメージセンサーと画像処理システムを新たに開発することで、光量の少ない環境下でも自然な印象でノイズの少ない映像を実現し、フルサイズ※1ならではの浅い被写界深度を生かした印象的なぼけ描写が可能です。15ストップを超える広いダイナミックレンジにより、野外の明るい環境から夜景までさまざまなシーンをなめらかな階調で再現します。また、位相差検出AFとコントラスト検出AFを併用したファストハイブリッドAFシステムを採用しました。浅い被写界深度を保ちながら動きの早い被写体にフォーカスを合わせ続けることが可能です。
なお、本機と併せて、動画撮影に適した性能・機能を持つシネマレンズ(Eマウント)としてフルサイズ対応の開放T3.1大口径広角ズームレンズ『FE C 16-35mm T3.1 G』も発売します。

  • ※2:記録は4K(3840×2160)です。なお、4096×2160記録には、2020年夏以降のファームウェアアップデートで対応予定です。
  • ※3:有効画素数1900万画素(横6008×縦3168/17:9)には、2020年夏以降のファームウェアアップデートで対応予定です。
    発売時は約1790万画素(横5632×縦3168/16:9)です。

主な特長

映像表現の可能性を広げる新開発の6K※2フルサイズ※1裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R

XDCAMカムコーダー初となるフルサイズ※1の裏面照射型CMOSイメージセンサーExmor R(有効画素数約1900万画素※3)を新たに開発し、Dual Base ISO(デュアル・ベース・アイエスオー)(ISO800/4000)機能を含む画像処理システムも併せて開発しました。これにより、光量の少ない環境下でも自然な印象でノイズの少ない映像を実現します。また、15ストップを超える広いダイナミックレンジを実現し、野外の明るい環境から夜景までさまざまなシーンで、白とびや黒つぶれの少ないなめらかな階調で再現します。

暗所でも自然な印象でノイズの少ない映像を実現

画像処理においては、フルサイズ※1センサーから画素加算のない全画素読出しを行ったうえで4K(4096×2160※2)の映像に必要な画素数の約2.15倍(6K相当)の豊富な情報量を凝縮します。4K映像を記録するオーバーサンプリングの効果により、高い解像感をもつ4K映像を得られます。
なお、4K(4096×2160※2)映像記録や最大約7.5倍の印象的なスローモーション映像を可能にするフルHD(180fps※4)の撮影には、2020年夏以降のファームウェアアップデートで順次対応予定です。詳細は製品情報サイトからご案内します。

また、フルサイズ※1センサーならではの浅い被写界深度を生かしたぼけ描写により、印象的な映像表現を可能にします。加えて、CineAltaカメラ『VENICE』のスキントーン(人肌の描写)のすぐれた画作りを継承したS-Cinetone™(エスシネトーン)を搭載しており、映画、ドラマ、CMなどで人物を美しく描写します。

  • ※4:23.98p記録時

被写体をすばやく捉え、粘り強く追従するファストハイブリッドAFシステム

位相差検出AFとコントラスト検出AFを併用したファストハイブリッドAFシステムを採用。浅い被写界深度を保ちながら動きの速い被写体にフォーカスを合わせ続けます。イメージセンサーには、撮像エリアの水平方向 約94% / 垂直方向 約96%をカバーする、561点の像面位相差検出AFセンサーを高密度に配置し、被写体をより高精度に捉えます。
また、AFの駆動速度を7段階に、被写体の乗り移り感度を5段階に設定できるため、撮影シーンや撮影者の表現や意図に合わせて、なめらかに被写体にフォーカスし撮影可能です。

自由度の高い撮影を可能にする多彩な機能

  • 無段階に光量調整が可能な電子式可変ND フィルターをフルサイズ※1センサーに合わせて新たに搭載。
    屋内から屋外への移動時や、明るさが刻一刻と変化する自然光環境下での撮影など、光量変化に迅速かつ柔軟に対応。
  • アプリケーションソフトウェアCatalyst Browse(カタリストブラウズ)(無償)/Prepare(プリペア)(有償)を使えば、強力かつ高精度な手振れ補正を加えた映像を書き出すことが可能。
  • デジタルオーディオインターフェースを追加したマルチインターフェースシュー™(MIシュー)を搭載。
    UWP-Dシリーズのワイヤレスマイクロホンシステムと組み合わせ、ケーブル接続なしで高音質のデジタル音声をカメラに直接伝送し、録音が可能。
  • キャリア回線を2本束ねる事で安定したストリーミングを実現するDual Linkを搭載(別売の拡張ユニット『XDCA-FX9』使用時)。
  • その他、2020年夏以降のファームウェアアップデートにより以下の機能に順次対応予定です。詳細は製品情報サイトからご案内します。
    • 4K 120fps RAWの外部機器への出力(スーパー35㎜による撮像。別売拡張ユニット『XDCA-FX9』使用時)
    • 放送局で使われているスロットインタイプのワイヤレスオーディオレシーバーへの接続対応

主な仕様

主な仕様や詳細に関しては、下記URLからご確認ください。

  • XDCAM、Exmor Rは、ソニー株式会社の商標または登録商標です。
  • その他記載されている会社及び商品名は、各社の商標または登録商標です。
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