報道資料
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2025年10月6日


第一弾として船底洗浄ROVの技術開発に着手、海洋生態系保全に貢献
2025年10月21日改訂
ヤンマーホールディングス株式会社
ソニーグループ株式会社
ヤンマーホールディングス株式会社(以下、ヤンマーホールディングス)とソニーグループ株式会社は、水中センシングに関する技術開発およびその社会実装を目的に合弁会社「ヤンマーブルーテック株式会社」(以下、本JV)を9月8日付で設立し、10月1日より事業を開始します。なお、本JVはヤンマーホールディングスが90%出資する連結子会社となります。
ヤンマーグループは、"A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで新しい豊かさへ。-"をブランドステートメントに掲げ、養殖技術の研究や海洋設備の開発などを通じた、海洋環境の維持・保全に取り組んでいます。一方、ソニーは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)のもと多様な事業を展開しています。強みの一つであるセンシング技術はエンタテインメントやモビリティなど幅広い分野に応用するとともに、地球環境や社会課題の解決にも貢献しています。
本JVでは、海洋生態系の保全や海洋インフラ点検における人手不足問題など、海洋の持続可能性に関する様々な課題の解決に向けて、両社の知見を融合した新たな技術やソリューションの創出に取り組みます。第一弾として、海中調査や船底洗浄作業で活用されるROV(Remotely Operated Vehicle:遠隔操縦無人潜水艇)の高度化と実用化に取り組む研究プロジェクトを起ち上げ、共同での技術開発と実証実験を進めます。
この度、「テクノロジーの力で豊かな海を表現し、守り、育む」という思いのもと、合弁会社設立に至ったことを大変嬉しく思います。ROVの高度化と実用化に寄与する技術開発は、お客様から期待の声を多く頂戴しており、様々な海洋課題の解決に大きな意義を持つものです。今回の協業を通じ、テクノロジーを通じて海洋環境保全と持続可能な産業の発展に貢献してまいります。
海洋生態系の保全に寄与する最先端ROVの実現に向けた協業を通じて、ソニーが有するイメージセンサーや 3 次元空間センシングなどの技術の社会実装を推進してまいります。今後もパートナーとの共創を通じて、テクノロジーの可能性を広げ、地球や社会の課題解決への貢献を目指します。
近年、船舶運航にともなう温室効果ガス(GHG)の排出による地球環境の悪化や、船体付着生物の移動が海洋生態系にもたらす影響が問題視されています。国際海事機関(International Maritime Organization: IMO)による法整備や環境規制により、海運業者も船体付着生物への対処が厳格に求められるようになっている一方で、現在はダイバーによる洗浄が主流となっており、人手不足や安全確保などが課題となっています。
このような背景から、ヤンマーグループでは、高圧水噴射式で業界最高クラス※の洗浄速度を実現する船底洗浄ROVや、デブリ(船体から除去した汚れ、付着生物など)をマイクロメートル単位でろ過回収できるデブリ回収装置の開発に取り組んでいます。他方で、ソニーは、動体歪みのない高感度な撮影が可能なグローバルシャッター方式のイメージセンサーや、濁りや浮遊物など海中環境に適応した画像処理技術、リアルタイムでの自己位置推定技術などを有しています。
本プロジェクトでは、ヤンマーが開発するROVにソニーの要素技術を実装することで、水中映像の鮮明化や3Dデータ化、自己位置の把握など、従来よりも高効率なROV運用の実現を目指します。船底洗浄作業を効率的にし、人に依らない安全かつ安定した運用が可能な新たなソリューションの展開につなげます。
<ヤンマーについて>
1912 年に大阪で創業したヤンマーは、1933 年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHG フリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、"A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで新しい豊かさへ。-"をブランドステートメントとして掲げ、持続可能な社会を実現します。詳しくは、ヤンマーのウェブサイトをご覧ください。
<ソニーについて>
ソニーグループ株式会社は、テクノロジーに裏打ちされたクリエイティブエンタテインメントカンパニーです。ゲーム&ネットワークサービス、音楽、映画、エンタテインメント・テクノロジー&サービス、イメージング&センシング・ソリューションなどの事業を展開し、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」ことをPurpose(存在意義)としています。詳しくは、ソニーのウェブサイトをご覧ください。