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2025年6月25日

クリエイターとファンをつなぐエンゲージメントプラットフォーム

ソニーは、クリエイターが作品のアイデアを生み出し、それをキャプチャリング、制作、配信するまでの過程で活用できるツールを提供するなど、エンタテインメントのあらゆるシーンにおいて、クリエイターをテクノロジーで支援しています。一度世に出たエンタテインメントのIPは、形を変えて展開していくこともできます。たとえば、ゲームの世界を映画やテレビ番組に展開したり、ミュージシャンが、スタジアムツアーをストリーミングプラットフォームで配信し、コンサートをVRで展開したりします。コンテンツがバーチャルとフィジカルの双方の空間でよりインタラクティブにつながり、楽しまれるにつれ、クリエイターはどこでもファンと接点を持ち、エンゲージできるツールが必要になります。ファンとのエンゲージメントを深めることは、2024年に発表した、10年後のソニーのありたい姿を示す長期ビジョン「Creative Entertainment Vision」においても重要な役割を果たします。ソニーは、クリエイターがテクノロジーの力で境界を超え、新しいアイデアをリアルタイムで実現できるよう支援していきます。

コンテンツには、ゲーム、音楽、映画、テレビ番組、イマーシブエンタテインメント体験など、さまざまな形態がありますが、いずれにおいても、テクノロジーはクリエイターとファンの両者にとって有用です。クリエイターは、ファンとつながり、ファンをよりよく理解することに活用でき、ファンは、コミュニティを見つけ、自身にインスピレーションを与えてくれるコンテンツを応援することに活用できます。ファンコミュニティの成長と共に、ソニーの技術者たちは、こうしたコミュニティの拡大・活性化に貢献する方法を模索しています。その一つが、2024年に発表したクリエイターやファンとのエンゲージメントを強化する新たな取り組みである、エンゲージメントプラットフォームです。

エンゲージメントプラットフォームは、ソニーグループ全体のテクノロジーとソリューションを活用し、さまざまなタッチポイントで、ファンやクリエイターとのエンゲージメントをより効果的かつ効率的に深め、広げていくためのプラットフォームです。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が提供する、世界中のゲーマーが繋がるオンラインサービスであるPlayStation Networkのアカウント、決済手段や通貨対応、データ基盤や、セキュリティなどのコア機能をベースに、エンゲージメントプラットフォームとして発展させることで、顧客体験の最適化を目指します。
PlayStation Networkは、PlayStation StoreおよびPlayStation Plusへのゲートウェイとして、1億2,400万人以上の月間アクティブユーザー(2025年3月31日現在)を有します。堅牢なネットワークサービスであるPlayStation Networkは、世界中のユーザートラフィックに柔軟に対処するオー トスケーリングによって、高品質な運用とコストの最適化を両立しています。

(小寺剛、ソニーグループ株式会社 CDO、Sony Engagement Platform Services LLC 会長)

ソニーグループ CDOの小寺剛は、次のように述べました。「ソニーは、自社の幅広いIPを通じて、世界中の多様でダイナミックなファンコミュニティのために技術インフラを提供しています。エンゲージメントプラットフォームでは、このようなファンコミュニティをサポートすることで得た知見を活用していきます。獲得したデータとAIを用いてファンの特性を理解することでファン、クリエイターがそれぞれのファンコミュニティのニーズや嗜好により的確に応えられるようになります。」

エンゲージメントプラットフォームの価値を引き出すため、新会社Sony Engagement Platform Services LLCを設立

ポール・J・ウォルシュが率いる新会社Sony Engagement Platform Services LLC(SEPS LLC、本社:米国カリフォルニア州)と、平尾成史が率いるソニーグループ株式会社コーポレートDX部門が、エンゲージメントプラットフォームの開発をリードします。

SEPS LLCは、プラットフォームで提供するサービスの特定と開発を加速させることを目的としており、当面は、決済インフラ、収益認識などコマースソリューションのコアサービスの開発に注力します。また、PlayStation Networkのアセットを活用し、さまざまなビジネスへの技術導入をサポートしていきます。

(左より:ポール・J・ウォルシュ、SEPS LLCプレジデント兼ソニーグループ株式会社 グローバル・インフォメーション・テクノロジー・オフィサー、平尾成史、ソニーグループ株式会社 コーポレートDX部門 部門長)

「今後、SEPS LLCは、コマース、AI、パーソナライゼーション、クラウドネイティブなアーキテクチャ、高度なセキュリティなど、今日のエンタテインメントビジネスにおけるさまざまな課題に取り組んでいきます。」とウォルシュは述べました。

ソニーグループ全体で協業し、顧客体験の革新に取り組む — 最初の取り組みとしてPlayStation® とCrunchyrollの協業 —

こうした取り組みの最新の事例がSIEとCrunchyrollによる協業です。
今年初めに、 Crunchyroll は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントおよびソニーグループ株式会社 コーポレートDX部門と協業し、PlayStationと Crunchyroll のアカウントを連携できるようにしました。この協業では、両プラットフォーム上での簡単な決済と、より便利にお気に入りのアニメタイトルへアクセスできる機能に焦点を当てて開発しました。 Crunchyroll は、世界最大級のアニメ専門ライブラリーをストリーミング配信していますが、それ以外にも、ファンがお気に入りのIPに接することができる、さまざまなサービスや方法を提供しています。今回のシステム連携によって、 Crunchyroll の膨大なライブラリーに興味を持つPlayStationファンは、アニメの世界にシームレスに入っていくことができるようになります。そして、ユーザーは、 Crunchyroll のプレミアムサービスである「Mega Fun」を利用できるため、日本で放送された直後の新エピソードを広告なしで視聴したり、ゲームライブラリーを提供するCrunchyroll Game Vaultへのアクセス、Crunchyroll Storeでのお得な情報や特別なオファーなどのサービスを受けられるようになります。このように、エンゲージメントプラットフォームは、PlayStation Networkと Crunchyroll の協業を皮切りに、ソニーグループ全体の顧客体験に関わる技術を結集して構築されます。
* Crunchyrollの配信サービスは日本を含む一部の国・地域では提供されていません。

「SIEは、これまでもゲームの世界においてファンコミュニティを育て、維持していくことにおいて大きな実績をあげてきました。そのことからも、PlayStation Networkは、音楽、映画、テレビなどのファンを増やし、エンゲージし、より大きなエコシステムを構築するための理想的な技術と言えるでしょう。これまでPlayStation NetworkがさまざまなゲームスタジオやデベロッパーのIPを包括して提供してきたように、エンゲージメントプラットフォームでは、幅広いジャンルのIPへのアクセスを可能にすべくサービスの最適化を目指しています。」とソニーグループ コーポレートDX部門の部門長である平尾成史は述べました。

エンゲージメントプラットフォームは、ソニーグループ全事業会社が提供するコンテンツ、体験、エンゲージメントを通じてソニーファンの拡大を推進し、「Creative Entertainment Vision」の実現を支えていきます。

Sony Engagement Platform Services LLCとソニーグループ コーポレートDX部門では、エンゲージメントプラットフォームの開発メンバーを募集しています。
詳しくは以下のサイトをご覧ください(英語のみ)
Sony Engagement Platform Services LLCはこちら。* 会社名でフィルターをかけてご覧ください。
ソニーグループ コーポレートDX部門はこちら

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