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下川 僚子

下川 僚子

ソニー株式会社
イメージングプロダクツ&ソリューションズ事業本部
ゼネラルマネージャー

ユーザーに「WOW」と言ってもらえる瞬間は、
私自身や仲間の思いが実る瞬間。

「WOW」を作り出す、情熱を持ってチャレンジに取り組める

私がユーザーインターフェース(UI)チームを牽引してきたミラーレス一眼カメラα™(Alpha™)やVLOGCAM™(デジタルカメラ)は写真家や動画クリエイターなどの世界中のユーザーに高く評価され、支持されています。何度もプロトタイピングとヒアリングを繰り返した商品が、感動を持った驚きと共に「WOW」と言ってもらえる瞬間は、私自身や仲間の思いが実る瞬間でもあります。「WOW」を作り出す過程では、多くの上司や先輩、同僚が提案をポジティブに受け入れて、さまざまなアドバイスをくれます。提案を肯定的に捉え前向きで活発な議論に参加し、情熱を持ってチャレンジできる環境を整え、「やり遂げる」ことを全力でサポートをしてくれます。その結果がユーザーの「WOW」という感動を生み出すのだと思います。

α7S III

感動を生み出す商品が生まれる場所

大学と大学院では情報工学を専攻し、ソフトウェアのアルゴリズムに関して研究しました。学生時代にWALKMAN®やVAIO®、AIBO™をはじめとしたエンタテイメント性に富んだソニー製品に感動したことが今につながっているように感じます。「人々を感動させるものづくりをしたい」という思いが募り、ソニーで働きたいと思うようになりました。採用面接では若かったこともあり「大ヒット商品を生みだしたい」と強い気持ちを伝えたことを覚えています。実際に入社してさまざまな経験を積み、自分の「学生時代の感動」がどのようにソニーから生み出されたのか理解できるようになりました。入社後、モバイルの事業部でソフトウェアエンジニアとして働いた後、社内人材を公募する「社内募集」制度を利用してカメラの事業部に異動しました。新しいチャレンジにわくわくしたことを覚えています。異動後もソフトウェア開発を担当し、カメラのUIの刷新や共通化のプロジェクトに携わりました。その後、カメラと組み合わせて利用するアプリケーションやクラウドサービスの開発に参画し、現在はそのサービスの事業をゼネラルマネジャー(部長)として統率しています。
ソニーでのキャリアを振り返ると3~4年に一度、チャレンジの機会がありました。全く新しいプロジェクトへの挑戦や、時には尻込みするような役割や責任を伴うものもありましたが、成長への期待も込めてそのようなチャンスをいただいたと思っています。また、尊敬する周囲の上司・先輩・同僚に手厚いサポートをいただいたことは、いつも挑戦の後押しとなり心強かったです。いろいろなことに興味を持ち、自分自身で考えて試し、世の中になかったものを創り出したくなる私は、ソニーの社風と周りの人々に支えられて大きく成長したと思っています。

チームメンバーの多様性を大切にし、個を尊重し、
それぞれの才能が発揮できるように心がけてきました。

多様性を大切にしたチームを導く

カメラのソフトウェア開発を率いる立場から、現在では市場を見定め新しい事業を実現するビジネスダイレクターの役割を担っています。周りには多彩な興味や特技を持つ人が多く、それらから仕事のヒントを得ているメンバーもいます。仕事だけに没頭するのではなく、趣味や特技、休日の活動や日常の生活などあらゆるところで好奇心を発揮し、インスピレーションを得ているように思います。そのような姿を間近で見ることはとても良い刺激になり、元気になります。魅力的な人々が集まるチームにおいて、メンバーの多様性を大切にし、個を尊重することで、それぞれの才能が最大限発揮できるように心がけてきました。チームづくりで最も意識することは「チームは多様であるべき」ということです。人はどうしても同質の人を好む傾向がありますが、それでは独創的なアイデアは生まれず、多様な考えからこそ創発されるイノベーションは起こりません。異なる視点を持つメンバー間ではお互いの主張がぶつかる場面は少なくありませんが、多くの場合それぞれの意見は間違っておらず、自分たちなりの正しいロジックで話しているだけです。そのような時には議論を整理しながら、本来の目的やゴールの意識合わせをし、何が重要かということを共通化することでメンバーが同じ方向を見てチームとして前に進めるように導くように心がけています。

さまざまな学びの機会と成長

プライベートではアートやグラフィックスデザインに興味を持ち、通信制の大学で学び、2020年に芸術学士を取得しました。ソニーでは業務以外でも学びや成長のチャンスが充実しています。社員同士の学び合いの場である「PORT」ではバラエティーに富んだ講演会や交流会、ワークショップが多数開催されており、自由に参加することができます。また学会やカンファレンスなどにも積極的に赴き、学びを深める機会にも恵まれています。チームメンバーに学ぶことや成長することの大切さを共有するとともに、興味のありそうな学びの場に誘い、一緒に参加することもあります。私自身、デザイン思考や、アート思考、顧客体験価値に関して得た知識は仕事をする上でも非常に価値がありました。また、自分が得た発見や刺激は積極的に周囲の人に共有するようにしています。話すことにより、相手からの反応があり、はじめは認識していなかった考え方やものの見方に気が付かされることも多く、このような自主的でオープンな学び合いに恵まれた環境に感謝しています。
これからも好奇心あふれる個性豊かな仲間たちと共に学び成長し続け、そして今まで誰も経験していない新しい感動「WOW」をユーザーに提供することに情熱を持って挑戦し続けたいと強く思っています。

CREATORS' CLOUDCREATORS' CLOUD
プロジェクトを率いたクラウドサービスの概念図

所属や役職、業務内容はインタビュー当時のものです。