ソニー ホームページ

これまでにないエンタメ体験を追求した
人を笑顔にするものづくり

所属:技術開発部門 AI応用開発部
出身校:東京大学大学院新領域創成科学研究科

2023年新卒入社

原田 龍之介

あふれる好奇心と創作意欲を受け止めてくれる会社との出会い

ものづくりの原体験は、まだ小学校に入る前。「部屋の空気がよくない感じがする」と言う母のために、段ボール箱にペンで無数の穴を空け、空気のろ過装置をつくりました。それを持って部屋を走り回ると、母が喜び、褒めてもらえて嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。それが、常に何かをつくり続ける人生の始まりでした。大学に入ってからも、古い日本車をラリー車としてレストアしたり、学生スタートアップにエンジニアとして参加し賞を受賞したり、自ら立ち上げた学生組織の代表を務めるなど、好奇心の赴くまま、面白そうと思ったものには何にでも挑戦してきました。

ソニーとの出会いは、学部4年次に興味本位で参加したインターンでした。のびのびと目を輝かせながら、自分のやりたいことに没頭する社員の方の様子を見て、自由な社風に惹かれ入社を決意。現在は、アニメやゲームなどのIP価値を最大化する「ロケーションベースエンターテインメント(以下、LBE)」の設計・開発と、人間の気配を設計して遠隔地でも同じ空間にいると錯覚させる「テレプレゼンス技術」の研究開発を主に担当しています。

レストアした日本車でラリーに参加した際の様子

LBEチームのキックオフミーティングで撮った集合写真

自分の「好き」を多くの笑顔に変えられる幸せな“推し事”

2024年7月に開催されたアメリカ最大のアニメイベント『AnimeExpo 2024』にて、ANIPLEX様の米国法人であるANIPLEX of AMERICA様が、スマートフォンゲーム『Fate/Grand Order』を題材とした没入体験コンテンツの展示を行う企画があり、その展示のデザイン・制作を、スウェーデンに拠点を置くソニーグループの開発チームが担当することになりました。以前から『Fate』シリーズの大ファンだったこともあり、このプロジェクトの話を耳にするや、いてもたってもいられず、元々担当していた案件ではないにも関わらず「ぜひやらせてください!」と上長に直談判。ANIPLEXのご担当者様をはじめ、さまざまな関連会社の皆さまにご協力いただきながら、スウェーデンの開発チームとともに企画から開発、設置、運用まで行うことになりました。

展示の内容は、参加者が作中の登場人物になりきり、矢を放つジェスチャーなどで敵に攻撃できるというもの。マーカーレス・モーショントラッキングで体に器具を装着することなく体験でき、ハプティクス技術を駆使して床から振動が伝わるなど、高い臨場感と没入感を味わえる演出にこだわりました。スウェーデンに1カ月間滞在し、1人のファンの目線で私が思う最高の体験をつくり上げました。

『AnimeExpo 2024』での『Fate/Grand Order』の展示の様子

『AnimeExpo 2024』での『Fate/Grand Order』の展示の様子

AnimeExpoでは私も現地へ赴き、展示の設営と運営をサポートしました。開場してみると、実際の展示はブースに収まりきらないほどの行列ができる大盛況。完成までにはさまざまな苦労や困難がありましたが、たくさんの海外ファンの興奮した様子や関係者の皆さんの満足した様子を目の当たりにして、それまでの努力が一気に報われた気分になりました。自分の好きな作品に少しでも恩返しができた、とても幸せな“推し事”だったと感じています。

相手の先を読み、人がやらない仕事をする
その信頼が、未来の「やりたい」につながる

プロジェクトに取り組む上で私が心がけていることは、他のメンバーやクライアントの考えや求めていることの先を読んで行動する、ということです。相手からの要望に対して、その意図を考察し、さらに別のアイデアやその先の提案をあらかじめ用意しておく。そうした積み重ねが、「また一緒に仕事がしたい」と思ってもらえる信頼関係の構築につながっていくと考えています。

また、チーム内で残っているタスク、まだ誰も手を付けていないタスクを積極的に引き受けることも意識しています。新卒で入社して2年目なので、いろいろな仕事を覚えるためというのが大前提ですが、『Fate/Grand Order』のプロジェクトのように、今後も自分の希望が通りやすくなるよう、社内で存在感を示して認めてもらいたいという思いもあります。

現在の部署はR&Dに関わる領域ですので、新しいプロジェクトが立ち上がったり、進行中のプロジェクトの方向性が大きく変わったりすることも決して珍しくありません。そうした新しいもの、変化したものに対して、常に好奇心を持ち続けられる素養が重要だと感じます。また、ソニーでは上長から「これをやって」と指示されるより、「あなたは何がしたい?」と問われることの方が多く、そうした自主性が強く求められる環境だと思います。

面白そうなことにとことん夢中になれる
“好奇心の奴隷”たちへ

頭の中には、実現したいアイデアがまだまだ無数にあります。そのアイデアをかたちにし、今後もさらに満足度の高い体験をつくり続けていきたいです。しかし、1人や少人数のチームでできることには、やはり限界があります。ゆくゆくは、もっと大規模なプロジェクトを中心となってやり遂げてみたいと考えています。

手作りの空気ろ過装置で母が喜んでくれたときからずっと変わらず、私の行動原理は“人を笑顔にするものづくり”です。つくる側が満足するだけで終わらないよう、どうすれば使う人に楽しんでもらえるのか、より笑顔になってもらえるのかを常に自問自答しながら、これからもものづくりに取り組んでいきたいと思っています。

さまざまなことにアンテナを張り、気づいたら何か変なものをつくって遊んでいる。面白いと思ったプロジェクトには自ら積極的に飛び込んでいく。そんなクリエイター精神旺盛で、自らの好奇心に抗えない、いわば“好奇心の奴隷”に寛容で、応援してくれる会社。それが、ソニーです。この記事を読んでいる人の中に、挑戦してみたいアイデアがいくつもあり、入社後に試してみたいことがある人がいれば、ぜひソニーに来て、その思いをぶつけてみてほしいと思います。