報道資料
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2004年4月15日
〜ブルーレイディスクの特長を活かした紙素材のディスクを学会発表〜
凸版印刷株式会社
ソニー株式会社
凸版印刷株式会社とソニー株式会社は、既に公表されたブルーレイディスクの特長を活かした紙素材の25GBペーパーディスクの開発に成功いたしました。25GBペーパーディスクの技術詳細は、4月18日〜4月21日に、米国カルフォルニア州モントレイで開催される光ディスクの学会であるODS: Optical Data Storage 2004のコンファレンスに於いて研究発表されます。
両社が開発したペーパーディスクは、紙素材(紙化率51%以上)の光ディスク媒体です。両社は、約一年前より開発を開始し、この度、ハイビジョン映像をそのままの画質で 2時間以上録画できることで知られるブルーレイディスクのディスク構造に基づいた容量25GB再生型ペーパーディスクの開発に成功しました。
ブルーレイディスクは、ディスク基板にレーザー光の透過性を必要としない為、紙の素材を利用した光ディスクの開発が可能となりました。ディスクの大容量化は、単位情報量あたりの材料使用量の減少にもつながります。また、紙への印刷により、意匠性の高いラベル表示が可能となります。ペーパーディスクはハサミで容易に切ることができ、廃棄時における情報保護にも役立ちます。
光ディスクの生産量は、全世界で年間約200億枚と増大し広く普及しています。また、紙素材と印刷技術によりコスト削減も見込まれ、ディスクの用途が広がります。
今後、凸版印刷とソニーは、ペーパーディスクの実用化に向け開発を行ってまいります。
以 上