報道資料
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2011年4月11日
〜3Gbps運用など、3D映像制作における幅広いニーズにも対応〜
2001年より発売を開始したMVSシリーズは、2004年にMVS-8000Aシリーズ、2007年にMVS-8000Gシリーズと新しいハードウエアに移行してきました。
また、この間にMVS-6000(2009年)、MVS-8000X(2010年)と、小規模ならびに大規模な運用へのニーズに向けて、製品のラインアップを拡充してきました。
今回、MVS-8000Xの技術を踏襲し、3Gbps シングルリンクでの運用も可能にした中規模から大規模システム向けマルチフォーマットスイッチャープロセッサー『MVS-7000X』を発売します。
型名 | 発売日 | 希望小売価格 |
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マルチフォーマットスイッチャープロセッサー 『MVS-7000X』 | 2011年度 第2四半期※ | 4M/Eのシステム参考価格 4,300万円(税抜) |
1. 3Gbps運用に対応
MVS-7000Xプロセッサーは従来の1.5Gbpsに加えて3Gbpsでの運用に対応しています。これにより入出力数やM/E数を減らすこと無くシングルリンクでの3D制作や1080/60P運用を行えます。
2. MVS-8000Xの技術を踏襲し、新しい技術を用いたアーキテクチャー
MVS-7000Xは8RUの筺体を採用し、MVE-9000の技術を継承するDMEを4チャンネル内蔵することができます。またMVS-8000Gのアーキテクチャーを拡張し、1080/60iフォーマットでは一枚のM/E基板を分割することにより最大6M/Eまで使用することができるので、スペース効率の良いシステムを構築できます (6M/Eへの対応は、将来予定しています)。更に6M/E運用時にも、オプションの「マルチプログラム2」(MP2)機能を使用し、ひとつのM/E列で、異なる画像構成のプログラム信号を制作することができます。
この他、M/E基板は1M/E分のハードウエアを3M/Eあるいは4M/Eに分割しての使用もできるので、従来機よりも廉価に3M/Eや4M/Eシステムを構成することが可能です。
ビデオ信号の入力は80、出力は48までオプションの選択により拡張できます。 1080iフォーマットでは各M/E列に8つのキーヤーを装備するモードの選択もでき、全てのキーヤーに2.5Dリサイザー (簡易型DME)を標準装備しています。
3. MVS-8000Gの機能を踏襲し、独自の機能を追加
MVS-8000Gのフレームメモリー、フォーマットコンバーター、カラーコレクションなどの機能の他、タリー、GPIなどのシステム関連の機能も踏襲し、従来のシステムと高い親和性を保つことができます。
また、マルチビューアー出力や16チャンネルのフレームメモリー出力などの新しい機能を装備するほか、3Dユーティリティ機能への対応などを今後行う予定です。
4. 全てのMVSシリーズで共通のコントロールパネル
従来からご利用いただいているCCP-8000、CCP-6000、CCP-9000AシリーズのコントロールパネルをMVS-7000Xのコントローラーとして使用できます。これにより現在と同じ運用手順で3Gbpsでの制作を行えます。また、内蔵型リニア編集機のプラグインエディターにも対応しています。
5. MVEシリーズの外付けDMEも利用可能
MVS-7000Xは内蔵DMEに加えてMVE-9000かMVE-8000Aを1台、SDIで接続できます。さらにMVE-9000とMVE-8000Aには別売のBZDM-8560をインストールすることにより、1080Pや3Dでの運用が可能になります。
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