報道資料
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2012年11月13日
− デジタルシネマサービスで国内シェアNo.1を獲得 −
ソニーは、国内映画館運営大手のユナイテッド・シネマ株式会社(以下、ユナイテッド・シネマ)と映画館のデジタル化を支援する「デジタルシネマ・ソリューションサービス」を導入することで合意しました。
これにより、ユナイテッド・シネマの運営する映画館、全20サイト、199スクリーンへデジタルシネマ上映システムが設置されます。システムの設置完了時期は2012年11月末の予定です。
ソニーは、ティ・ジョイやTOHOシネマズ、東急レクリエーションなどへ既にデジタルシネマ・ソリューションサービスを展開しており、今回のユナイテッド・シネマへの導入で、シネコン向け同サービスで国内シェアNo.1を獲得しました。
ユナイテッド・シネマへはデジタルシネマ上映システム(デジタルシネマプロジェクター、上映用サーバー)を核としたトータルソリューションを提供します。これは館内上映システムをネットワーク化するもので、上映オペレーションとコンテンツを一元管理するシアターマネジメントシステム(TMS)とセンターサーバーシステムから構成されています。
さらに専用の保守メンテナンスサービス(コールセンター、機器/システムのリモートモニタリング、定期保守等を含む)も提供します。
本サービスによりユナイテッド・シネマは初期導入コストや維持コストを軽減しながら、包括的な機器/システム/サービスを利用できるようになります。
映画業界では、映像制作から上映までのデジタル化が急加速しており、デジタル上映可能なスクリーン数も急拡大しています。全世界のスクリーン約130,000の内、すでに約85,000がデジタル化しています。
映画館をデジタル化することで、傷や埃など画質の劣化がないマスタークオリティでの上映を常に実現出来るうえ、演劇やオペラ、コンサート、スポーツ中継など映画以外のコンテンツ(ODS: Other Digital Stuff)も上映が可能となりエンタテインメントの幅が広がります。
ソニーが2009年10月に業界に向けて本サービスを開始して以来、デジタル上映システムを導入している映画館へデジタル映画作品、ODSコンテンツを供給する映画製作会社/配給会社が増えています。このたびユナイテッド・シネマが全スクリーンをデジタル化することで、国内でのデジタル化は本格的に定着するものと捉えています。
ソニーは今後もデジタルシネマ・ソリューションサービスを国内外の映画製作会社や配給会社、興行会社へ積極的に提案し、全世界の映画館のデジタル化を推進していきます。