報道資料
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2016年8月25日
産業機器、組み込み用途に向けた外部記憶装置として
ソニー株式会社
ソニーストレージメディア・アンド・デバイス株式会社
ソニーは、業界最長クラスの寿命※1※2と、電源遮断耐性と書き込み速度を維持することで、様々な使用環境において信頼性を高めたSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を、産業機器、組み込み用途に向けて製品化し、9月上旬よりサンプル出荷を開始します。
型名 | サンプル 出荷時期 |
サンプル価格 (税抜き) |
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長寿命・高信頼性SSD | 『FX-A120GSZ10C』(120GB) | 2016年9月上旬 | 15,000円 |
『FX-A240GSZ10C』(240GB) | 2016年9月上旬 | 23,000円 | |
『FX-A480GSZ10C』(480GB) | 2016年9月上旬 | 38,000円 | |
『FX-A960GSZ10C』(960GB) | 2016年11月下旬 | 57,000円 |
SSDは、記録媒体にフラッシュメモリーを用いた外部記憶装置です。PC等の記憶装置としてこれまで利用されてきたHDD(ハードディスクドライブ)と比較して、データの読み出しと書き込みの速度が非常に速く、また振動や衝撃に対する高い耐久性や、動作音、消費電力、省スペースといった数多くの優位点があります。こうした理由から、SSDの市場は、HDDの置き換え用途によって急速に拡大しています。そうした中で、より多くの書き換え回数や長期にわたるデータの保持といった性能を持つSSDの開発が、特に産業機器や組込み用途において強く望まれています。今回製品化したSSDは、そのような市場からの要望に応えて、書き換え回数を向上させたほか、書き込み速度や対電源遮断に対する信頼性を従来よりも高めた製品です。
今回、製品構成として、お客様のさまざまな用途に対応するため、120GB、240GB、480GB、960GBの4種類の容量を用意しています。当社は、この長寿命、高信頼技術を生かし、高性能かつ高付加価値なSSD製品を展開してまいります。
エラー訂正能力を向上させた、ソニー独自のアルゴリズムを採用し、データの書き換え可能回数を増やすことで、業界最長クラスの書き換え寿命※1(他社同等品の約3倍※2)を実現しました。本製品を搭載した機器の買い替えサイクルを伸ばせるため、機器のメンテナンスなどを含めた運用費用の削減に貢献します。
SSDは、使用時間や使用状況により、データの書き込み速度が急激に低下する傾向があります。特に動画記録時など、データを安定かつ高速で記録することが求められる使用シーンでは、SSDへのデータの書き込み速度が低下すると、SSDにデータを正しく、十分に記録できなくなる可能性があります。自社開発した独自のガベージコレクション機能※3により、書き込み速度の急激な低下を防止します。これにより、長期間にわたり高速性能を維持し、データの欠落などの不具合を防止します。
型名 | FX-A120GSZ10C | FX-A240GSZ10C | FX-A480GSZ10C | FX-A960GSZ10C |
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容量 | 120GB | 240GB | 480GB | 960GB |
サイズ | 2.5インチ 100(W) × 69.85(L) × 9.5(H)mm | |||
重量 | 約51g | 約52g | 約54g | 約58g |
接続 | SATA6Gbps | |||
最大書き込み速度 | 260MB/s | 510MB/s | ||
最大読み出し速度 | 360MB/s | 550MB/s | ||
動作周囲温度 | 0℃ ~ 70℃ | |||
保存周囲温度 | -40℃ ~ 85℃ |