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取り組み

すべての人が感動を分かち合える未来を実現するために、
インクルーシブデザインをはじめとした新しい体験価値を創る取り組みを実施しています。

インクルーシブデザインの実践

お客様の声を製品に活かす取り組み

ソニーグループでは、障がいのある方を含めより多くのお客様に製品・サービスをお使いいただけるよう、企画、開発過程において障がい当事者へのインタビューやユーザビリティテストなどを実施し、その結果を製品・サービスに反映するなどの活動をしています。

視覚障がい当事者との体験会を開催

テレビでは、アクセシビリティを向上させるため、障がいがある方に実際に製品を体験いただく場を毎年設けています。2020年はオンラインで、視覚に障がいがあるお客様との体験会を開催しました。
テレビに搭載されている音声操作や読み上げの機能とともに、アクセシビリティに関する情報の入手しやすさなど広くご意見を伺い、アクセシビリティを向上させるための検討を一緒に行いました。

体験会の様子
障がい当事者団体との連携

ソニーグループでは、ソニー製品・サービスのさらなる使いやすさを目指し、障がい当事者団体と定期的に対話する機会を設けています。ソニー・ノースアメリカやソニーヨーロッパでは、視覚障がい・聴覚障がいの各団体と連携し、製品改善のためのユーザビリティテストの実施や、視覚障がいのある方向けに点字や音声ガイドをつけた製品展示台を当事者とともに試作するなど、障がい当事者の声を取り込む活動を積極的に行っています。

PlayStation®をみんなの「最高の遊び場」に

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、年齢や障がいのあるなしに関わらずひとりでも多くの方々にゲームをはじめとしたコンテンツやサービスを楽しんでいただけるよう、試行錯誤を繰り返してPlayStation®のアクセシビリティ向上に努めています。

アクセシビリティ対応への挑戦
※2018年制作

SXSWでのインクルーシブデザインへの取り組み

2019年3月にテキサス州オースティンで開催された世界最大規模のクリエイティブ・ビジネス・フェスティバル「SXSW(サウス バイ サウスウエスト)」に、「インクルーシブデザイン」への取り組みとして「CAVE without a LIGHT」を出展しました。

技術の力でスノースポーツの裾野を広げる取り組み

ソニーは技術で文化・スポーツに貢献する活動を行っています。
ソニー独自のBluetooth通信技術を使って、試験的な取り組みを実施し、そのひとつとして、過酷な環境が伴うスキー競技者をサポートする試みを行ってきました。
ソニーは、雪山のような、インターネットや携帯電話がつながりにくいエリアでも、最大1キロメートルの範囲で複数人の同時通話を可能とする技術を開発しました。
お手持ちのヘルメットにこの技術を搭載したデバイスを装着するだけで利用が可能で、離れた場所にいるコーチや他の競技者とハンズフリーで会話できます。これまでに、全日本スキー連盟や障害者スキー連盟に所属する日本代表強化選手がこのデバイスを試験的にトレーニングに導入してきました。
本格的な競技者はもちろんのこと、ウインタースポーツにこれまでなじみがなかった子どもや訪日外国人が指導者や通訳者からこのデバイスを使って指導を受けることができます。
技術の力で、トップアスリートから初心者まで幅広く安全にスポーツを楽しめる環境をサポートしています。

【スノーボード ハーフパイプ 全日本ナショナルチーム 遠征】
2018.1.6 アメリカ コロラド州 カッパーマウンテン

技術の力で「障がい」をなくす -義足の開発への取り組み-

ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)の研究者である遠藤謙は義足をテーマに3つの研究に取り組んでいます。1つ目は、足首部や膝部にモーターを搭載して人間の歩行により近い状態を再現する「ロボット義足」、2つ目は、途上国に圧倒的に多い下肢障がい者に義足を届けるため、自身もインドに赴き安価な製品の現地開発をめざす「途上国向け義足」、3つ目は、アスリートをサポートする「競技用義足」です。
陸上競技の短距離種目で、競技用義足を付けた選手が障がいのない選手と互角かそれ以上に速く走る、この取り組みは障がい者スポーツの評価を一新するかもしれません。身体的な障がいをテクノロジーで補い、さらには障がいの有無に関わらず自分の力以上に能力を高められる装置がこの研究から生まれる。そうすれば、技術の力で、障がいのあるなしの境がほとんどなくなるかもしれない、そんなビジョンを持ち遠藤は日々研究を続けています。

受賞一覧

第15回キッズデザイン賞 TEPIA特別賞受賞

おんがくであそぼう ピコトンズ™

ソニー・インタラクティブエンタテインメントによる、ロボットトイ「toio™(トイオ)」の専用タイトル「おんがくであそぼう ピコトンズ™」が第15回キッズデザイン賞でTEPIA特別賞を受賞しました。キッズデザイン賞とは、子どもや子育てに関わる社会課題解決に取り組む、優れた製品・サービス・空間・活動・研究を顕彰する賞です。
「おんがくであそぼう ピコトンズ™」は、付属のマットや絵本の上で「toio™コア キューブ」をタッチ・スライドするだけで、子どもでも直感的に音楽が演奏でき、キャラクターとゲームであそびながら、幅広く音楽が学べる新しい製品です。直感的な操作で、習熟度に合わせた音づくりやネット上での作品共有ができ、テクノロジーを活用して誰でもクリエイティブな体験ができるそのアプローチは継続性と拡張性に優れ、革新的だと評価されました。

The Game Awards (TGA) 2020「Innovation in Accessibility Award」受賞

The Last of Us Part II

PlayStation®4(PS4®)向けソフトウェアタイトル『The Last of Us Part II』は、世界最大級のゲーム賞のひとつであるThe Game Awards (TGA)において「Game of the Year」をはじめとした様々な賞を受賞しました。その中の「Innovation in Accessibility Award」は、機能、技術、コンテンツを駆使して、より幅広いプレーヤーがゲームを楽しめるようにしていると評された作品に贈られる、2020年から新たに設けられた賞です。
『The Last of Us Part II』は、より多くの方にゲームを楽しんでもらいたいという思いで、60種類以上ものアクセシビリティ設定項目を用意しています。Naughty Dogが手掛けた前作『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』で築いたアクセシビリティ機能は、聴覚や細かい運動に関するオプションも搭載され、大きく拡張されています。また、視覚に関しても障がいの程度によってさまざまな設定ができるようになりました。一人ひとりのプレーヤーにあった最善のゲーム体験を追求した結果、記念すべき第1回「Innovation in Accessibility Award」を受賞することができました。

『The Last of Us Part II』のアクセシビリティ:カスタム操作設定

IAUD国際デザイン賞2020受賞

IAUD国際デザイン賞は、一般財団法人 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が主催する、国際的なユニバーサルデザイン賞です。ユニバーサルデザイン社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人を国際的に表彰しています。

お手元テレビスピーカー『SRS-LSR200』がプロダクトデザイン部門で銅賞を受賞

お手元テレビスピーカー『SRS-LSR200』は、離れた場所でもテレビ音声を手元ではっきり聴けるリモコン付きワイヤレススピーカーです。2019年の『SRS-LSR100』受賞に引き続き、『SRS-LSR200』が2020年にプロダクトデザイン部門で銅賞を受賞しました。聴覚をサポートするための人の声を聴きやすくする機能や、周りの音に合わせて音量を自動調節する機能、また、大きな電源ボタンや回しやすい音量つまみなど、どなたでも簡単に使えるためにさまざまな配慮を施した点が評価されました。

2020年度冬季HCD研究発表会 最優秀ビデオ賞受賞

toio™ (トイオ)

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、人間中心設計推進機構(HCD-Net)が主催する2020年度冬季HCD研究発表会(オンライン開催)において、「新規事業におけるインクルーシブデザインの重要性 ロボットトイ"toio"の事例」に対し最優秀ビデオ賞を受賞しました。
HCD研究発表会は、人間中心設計(HCD)やユーザビリティに関する研究や事例を発表する場で、2009年より開催されています。
toioの発表では、企画・設計の段階からユーザーの声を繰り返し製品に反映した事例を紹介しました。その一例として、製品を使っていただいたユーザーの中から、『色の区別がつかず遊べなかった』というご意見があり、色だけでなく文字で伝えるよう改善した結果、誰もが色と文字でより早く確実に色を見分けることが出来るようになったという事例の紹介もありました。
製品開発の初期段階から一貫してインクルーシブデザインに取り組んだ優れた内容であり、今後の研究の発展に期待できるものとして高く評価されました。

toio

第8回 Webグランプリにて「アクセシビリティ賞」優秀賞を受賞

ソニー生命保険株式会社 公式サイト

ソニー生命保険株式会社は、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が主催する「第8回 Web グランプリ」の企業グランプリ部門「アクセシビリティ賞」の優秀賞を受賞しました。ソニー生命保険株式会社の公式サイトは、コントラストを確保した見やすいデザインを採用し、マウスなしでも操作できるように導線を工夫したサイトです。より多くのお客様が必要な情報をウェブサイトで探しやすく、また利用しやすいように配慮を施した点が評価されました。
ソニー生命保険株式会社では、ウェブサイトをはじめ、お客様との接点におけるアクセシビリティの向上に積極的に取り組んでいます。障がいのある方や、病気やケガで一時的に通常の操作が困難になった方、高齢の方を含むすべての方にとって利便性が高く、そして魅力的なコンテンツを提供するウェブサイトを目指しています。

公式サイト画面キャプチャ

HCD-Net AWARD 2019受賞

ソニー株式会社は、「インクルーシブデザインから生まれた体験型エンタテインメントCAVE without a LIGHT~インクルーシブデザインの実践とプロセス開示~」で、HCD-Net AWARD2019の優秀賞を受賞しました。
HCD-Net AWARDは、特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構が主催する、Human Centered Design(人間中心設計)の取り組みにおいて共有価値の高い知識・ノウハウを表彰するものです。CAVE without a LIGHTは、障がいのある方と共にインクルーシブデザインを実践した素晴らしい取り組みであり、障がいのあるユーザーが使っている感覚に新たな気づきを得てクリエイティブなエンタテイメントにまで昇華させた点、また、インクルーシブデザインに組織を超えて継続的に取り組んでいる点が高く評価されました。

平成30年度 全国発明表彰『朝日新聞社賞』受賞

FeliCa

ソニー株式会社は、公益社団法人発明協会主催の平成30年度 全国発明表彰において、タッチ操作を用いたワイヤレス機器接続方法の発明で、「朝日新聞社賞」を受賞しました。
本受賞では、タッチ操作を用いたワイヤレス機器接続方法に関する本発明がユーザーの負担を減らし、ユニバーサルデザインを実現した製品の普及・発展に貢献した業績が高く評価されました。

本発明では、NFC(Near Field Communication)をはじめとする近距離無線通信手段と、Wi-Fiなどの高帯域の無線通信手段を組み合わせ、ユーザーが接続したい機器どうしをタッチさせるとNFCによる通信が開始し、さらに実際の接続をWi-Fiなどに引き継ぐことを可能にしました。ユーザーは複雑な無線接続の設定を意識することなく、簡単な操作で機器間の無線通信を始めることができます。

また、本発明は、NFCフォーラムのConnection Handover規格としても国際標準化され、直感的な機器間接続技術として様々な製品に実装されています。またシンプルで直感的に利用できるため、ユーザーを問わないユニバーサルデザインを実現した製品の普及・発展に貢献しています。

  • 全国発明表彰は、大正8年、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に始まり、以来、日本を代表する幾多の研究者・科学者の功績を顕彰しているものです。
    全国発明表彰は、皇室からの御下賜金を拝受し、多大の功績をあげた発明・創作、あるいは、その優秀性から今後大きな功績をあげることが期待される発明を表彰するものです。
    全国発明表彰
  • 「朝日新聞社賞」受賞者
    (株) ソニーコンピュータサイエンス研究所 副所長 暦本 純一
    元ソニー(株) 大場 晴夫
    元(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所 綾塚 祐二、松下 伸行、エドワルド エー シャマレラ
  • 「発明実施功績賞」受賞者
    ソニー(株) 代表執行役 社長 兼 CEO 吉田 憲一郎
  • 特許の権利者が法人である場合、法人の代表者が「発明実施功績賞」を受賞

HLAA(全米難聴者協会)2016年Innovation Award受賞

Entertainment Access Glasses

ソニー株式会社は、Entertainment Access Glasses『STW-C140GI』で、HLAA(全米難聴者協会)※1より、Innovation Award※2を授与されました。

今回、ホログラフィックの字幕をメガネに投影するEntertainment Access Glassesは、聴覚に障がいを持つ方に映画館の大スクリーンで映画を楽しめる機会を広げたことが受賞の決め手となりました。
全米からこの協会会員が参加して開催されたHLAA Convention 2016の授賞式でも、「ソニーは、聴覚に障がいを持つ人が、その友達や家族、子どもや孫たちと一緒に、いつでもどんな映画でも楽しむことができるという素晴らしい成果をもたらしてくれました。聴覚に障がいを持つ人にとって、属するコミュニティーの等しい一員であるという経験はかけがえのないことです。」とHLAAはその受賞理由を説明しています。

Entertainment Access Glassesでは、メガネレンズに、見やすい緑色の字幕がオーバーラップで投影されるため、視線を動かすことなく自然に映画鑑賞でき、文字が邪魔にならないように表示される文字高を調整できます。軽量で掛け心地もよく、聴覚に障がいを持つ方も、健聴者と同時に登場人物の会話を理解できます。また、このメガネは字幕のサイズや距離を認知し、言語選択もできます。
また、Entertainment Access Glassesのシステムには、視覚に障がいを持つ方のための音声多重放送を使って場面解説をするためのヘッドホンを使用できる性能を備えたレシーバーも含みます。

Entertainment Access Glasses
『STC-C140GI』
  • ※1:Hearing Loss Association of America(HLAA):全米難聴者協会は、聴覚に障がいを持つ方のためのアメリカを代表する組織で、聴覚に障がいを持つ方に情報やサポート、擁護を提供することを使命とし、全米に約48万人のメンバーが加入しています。
  • ※2:HLAA Innovation Awardは、聴覚に障がいを持つ方の生活や経験を向上させた製品やサービス、標準規格を推進した企業や個人に授与されます。革新的な技術により、聴覚に障がいを持つ方も、周りの世界に参加し、新しくエキサイティングな体験ができます。
    携帯用字幕端末、補聴器互換性のある携帯電話、広域リスニングシステム、または、その他の新たな技術革新、これらすべてが、聴覚に障がいを持つ方の生活を変える可能性を秘めており、受賞の対象となります。

日本マニュアルコンテスト受賞

「日本マニュアルコンテスト」は、一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会が主催する、日本で唯一のマニュアルコンテストです。1991年に創設され、マニュアル制作技術およびマニュアル品質の向上を通じて、安全でわかりやすい製品の使用方法を伝えるマニュアルをユーザーに提供することをめざし、1997年から毎年開催されています。

2018年度受賞報告

一般財団法人 テクニカルコミュニケーター協会が主催する「日本マニュアルコンテスト2018」において、toio™の「toio 使いかたガイド」が「一般 紙部門」の部門優良賞を、エンタテインメントロボット aiboの「aiboとの暮らしのはじめかた」が奨励賞を受賞しました。

toio™の「toio 使いかたガイド」は、お子さまが自分でマニュアルを読み、製品を楽しむためのさまざまな工夫が施されている点が評価されました。例えば、章立てごとに色を変え、イラストと軟らかい文体の組み合わせ、充分な余白レイアウトなどのデザインによって分かりやすく説明しています。

エンターテインメントロボット aiboの「aiboとの暮らしのはじめかた」は、aiboとオーナーが共に暮らすことによって生まれる「かけがえのない物語」の扉として、絵本のようなイラスト主体のデザインにしています。1ページに1つの手順を大きな文字で、どなたにもストレスなく読み進めていただける配慮をしました。また、「使う」ではなく「暮らす」、「起動する」ではなく「起こす」など、aiboという「生命」と暮らすことを実感していただける表現にしています。

推進活動

Global Accessibility Awareness Day

毎年5月の第3木曜日は、世界中でアクセシビリティを考える日、Global Accessibility Awareness Day(GAAD)です。2021年のGAADでは、ソニーグループ株式会社 会長 兼 社長 CEOの吉田憲一郎がメッセージを発信し、ソニーグループ各社でアクセシビリティの啓発活動がグローバルに展開されました。

盲導犬(アイメイト)の育成を通じて、視覚障がい者の社会参加をサポート

ソニー生命保険株式会社では社会貢献活動を社員に推奨しており、その一つとして1997年度より毎年「視覚障がい者の社会参加支援」を目的とした、アイメイトチャリティグッズの斡旋販売と「アイメイト募金」を行っています。
斡旋販売では仕入価格を除く金額をすべて寄付しております。募金活動は1 年間に社員から寄せられた募金額に会社が同額を支援する「マッチングギフト方式」を行っており、その募金をアイメイトの育成を行う公益財団法人 アイメイト協会※1に贈呈しています。
2020年度は全社員からの募金が約705万円集まり、会社の特別寄付金とあわせて1,410万円の寄付金を贈呈しました。活動開始以来、ソニー生命保険株式会社からの盲導犬育成事業に対する寄付金総額は約2億8588万円となりました。一人でも多くの視覚障がい者の方が社会に参加できるよう、今後もアイメイトの育成をサポートしていきます。

  • ※1アイメイト(盲導犬)育成、視覚障害者の歩行指導等を通じた視覚障害者の自立支援を行う公益法人。東京都練馬区を拠点に、全国の視覚障害者にアイメイト歩行を指導。卒業数は延べ1,408組にのぼる。(2021年5月31日現在、使用者とアイメイトのペアを1組とする)

ソニー製品・サービスのアクセシビリティ品質を向上させるための社内の取り組み

ソニーグループは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)の実現に向けて、制約のない世界を目指し、アクセシビリティを高める取り組みを全社で進めています。
アクセシビリティ、インクルーシブデザインをグループ横断で推進するチームが中心となって、ビジネス部門のアクセシビリティを推進する責任者と連携しています。グローバルで統一した達成基準と体制を定め、それらに基づき持続的な改善に取り組んでいます。社員研修や全社に向けた講演会、アクセシビリティの向上を目的とした調査や評価ツールの策定、インクルーシブデザインの導入など、ソニーグループのアクセシビリティ関連活動を包括的にサポートしています。
活動の進捗や改善計画については、ソニーグループ株式会社執行役のもと、ビジネス部門の責任者が集まる全体会議において定期的に確認しています。

アクセシビリティに関する社員グループ(Employee Resource Group)の活動

ソニーには、アクセシビリティの向上を目指して活動する社員グループがあり、社員が主体的に活動しています。
ソニー・ノースオブアメリカやソニー・インタラクティブエンタテインメントでは、社員ネットワークが主体となり、障がいのある社員へのサポートや、社内のアクセシビリティ意識向上のために定期的な情報発信を行っています。障がいのある社員の声を活かすことで製品・サービスのアクセシビリティを向上させています。

アクセシビリティ向上のための標準化活動

ソニーでは業界全体のアクセシビリティ向上を牽引するため、標準化活動にも積極的に取り組んでいます。
ソニーヨーロッパのウルリケ・ハルトリッヒは、国際標準化機関のIEC所轄の委員会であるSyC AAL(System Committee Active Assisted Living)の議長を務め、高齢化が加速する社会状況を背景に自立生活支援のための規格づくりを進めています。また、2019年11月には、映像・音声・マルチメディアの新技術の標準化の最前線に立つ委員会であるIEC TC100の議長にも就任し、システム全体の標準化に取り組んでいます。

声を聞く

株主総会におけるアクセシビリティ向上の取り組み

2021年の株主総会は、来場とライブ中継の両方に対応する形で開催しました
会場では例年どおり、車いす利用席を用意し、英語への同時通訳や、視覚や聴覚に障がいのある株主の皆様への情報保障を行いました。オンラインによるライブ中継においても、聴覚に障がいのある方へは会場の要約筆記をオンラインで配信、視覚に障がいのある方へはスクリーンに映し出される内容の説明を音声でお伝えする音声ガイドを用意しました。

  • 新型コロナウイルス感染予防対策のため、株主の皆様へは事前の議決権行使を推奨し、会場への来場は控えていただく旨をご案内しています。
要約筆記の様子

手話・筆談サービスの提供

ソニー生命保険やソニー損害保険では、耳や言葉が不自由なお客様もスムーズにお問合せいただけるように、手話・筆談サービスを提供しています。テレビ電話を使い、手話・筆談サービスオペレーターと手話または筆談でお話いただくことが可能です。

手話・筆談を使ったお問い合わせの流れ

音声による情報提供サービス

「聞くカタログCD版」多彩なお客様への情報提供

一般のカタログや取扱説明書の他、音声での情報提供を希望される方に向けて、「聞くカタログCD版」を提供しています。
「聞くカタログCD版」は年に1回発行、新商品の主な機能を音声でご案内し、同じ内容をWebでも公開しています。
(ソニーマーケティング(株):制作、日本点字図書館:協力)

聞くカタログ

選べる5つのお問い合わせ

お客様のご都合にあわせて、LINE、チャット、メール、コミュニティ、電話などから製品のお問い合わせ方法をお選びいただけます。特にLINEやチャットなど文字を使ったお問い合わせは周囲の環境を選ばず、問い合わせ中にお客様ご自身でメモを取らなくてもよいので便利にお使いいただけます。
また、よくあるお問い合わせ(Q&A)には、お客様から多く寄せられているご質問を掲載しています。お問い合わせいただく前にご確認いただけます。

ウェブアクセシビリティ

ソニーグループのウェブサイトでは、障がいのある方や高齢者も含むさまざまな方にご利用いただけるように、アクセシビリティの確保および維持・向上に取り組んでいます。

ソニーグループウェブアクセシビリティポリシーについて

ソニーグループでは、全世界のソニーグループを対象とした「ソニーグループウェブサイトアクセシビリティガイドライン」の初版を2007年に発行し、ウェブアクセシビリティ対応に本格的に取り組みはじめました。
2020年10月にはWCAG2.1のシングルAに準拠したポリシーへと改訂し、ソニーグループ全体でウェブアクセシビリティの対応を段階的に進めています。

  • World Wide Web Consortium(W3C)が Web Accessibility Initiative(WAI)の下で開発した、Webページのアクセシビリティに関するガイドライン。現在国際的に広く使用されている。

ソニーグループポータルサイトの取り組み
(本ウェブサイト https://www.sony.com/ja/配下)

シングルAよりさらに高い基準であるダブルAの対応を目指して取り組んでいます。

アクセシビリティ・ユーザビリティを考慮したソニー生命保険(株)公式サイト

ソニー生命保険株式会社は『すべての方にとって利便性が高く、そして魅力的なコンテンツを提供するウェブサイト』を目指し、2019年11月に公式サイトをリニューアルしました。以下をはじめとしたおよそ24に渡るアクセシビリティ項目に対応できるよう、設計を行っています。

  • 「コントラスト比の確保による読みやすさ」や「見出しのマークアップ」(視覚特性を持つ方向け)
  • 「フォーカスの可視化」や「導線設計・デザイン」(マウス操作が不可の方向け)
  • 「手話・筆談サービスのご案内」や「画像の代替テキスト提供」(聴覚特性を持つ方向け)
  • WAI-ARIAの活用
  • さまざまな Web コンテンツをよりアクセシブルにするための技術仕様

なお、これらの対応が評価され、2020年11月、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会が主催する「第8回 Web グランプリ」にて、本サイトが企業グランプリ部門「アクセシビリティ賞」優秀賞を受賞しています。

公式サイト画面キャプチャ
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