クリエイターとともにイノベーションの創出を促す、ソニーの技術交換会 STEF 2025
12月9日から12日の4日間、ソニーグループ横断の社内技術交換会「Sony Technology Exchange Fair(STEF)2025」が東京・品川のソニーシティで開催されました。今年で開催53回目となり、オンラインも含めて約100のテーマの技術が発表され、延べ約2万人のグループ社員が参加しました。また12日には、初めての試みとして、社外のクリエイター約800名に向けて19の展示を公開。訪れたクリエイターは、新たな感動を生み出すエンタテインメントの創出に向けて、技術者と活発に意見を交わしました。
目次
事業と技術、そして人の多様性が交差
STEFは1973年の初開催以来、毎年実施されているソニーグループの技術交換会です。国内外から多くの社員が参加し、職種や事業の枠組みを越えたグループ横断での交流を通じて、テクノロジーの種を育て、イノベーションの創出を促す場として受け継がれてきました。
ソニーは2024年から長期ビジョン「Creative Entertainment Vision」を掲げ、クリエイティビティとテクノロジーによる感動をクリエイター、パートナー、社員とともに届けることを目指しています。今回のSTEFの外部公開もまた、クリエイターの声を取り入れ、エンタテインメント業界の課題やニーズをとらえた技術の創出と事業展開を加速させていくための取り組みの一つです。
ソニーのテクノロジーを結集し、クリエイターと未来を描く
会場では、映像や音楽、ロケーションベースエンタテインメント(LBE)などのインタラクティブ性や没入感を高めたり、コンテンツ制作の品質や効率の向上を支援したりするさまざまなクリエイション技術が披露されました。こうしたテクノロジーには、映像や音響、ハプティクス、センシングやロボティクスなど、ソニーが培ってきた多岐にわたる技術領域の知見が生かされています。
Sensory Re:Fusion for LBE
映像・音・振動・風・においの技術を用いた空間で、複数人がコントローラーを使って参加できる体験型展示
Feel So Music
音楽に同期した振動や風の感覚により聴覚が変化し、ライブ会場にいるような没入感と一体感を提供する技術
エンタテインメント向け群ロボットシステム「groovots(グルーボッツ)」
LEDパネルなどを搭載した複数のロボットが協調して動作し、音楽ライブなど、ステージ空間を生かした躍動感のある演出を実現する技術
XYN™(ジン)および関連技術
現実世界の空間や物体から高品質でフォトリアルな3DCGアセットに変換するソリューションなど、空間コンテンツ制作を支援する技術
4D Capture Technology
ミラーレスカメラと高精度なセンシングデバイスにより、動きのある3Dモデルの高精細な撮影と写実的な表現を可能にする技術
各展示の詳しい紹介は、こちらをご覧ください。
技術の展示に加え、会場中央にはクリエイターと技術者、技術者同士のマッチングのためにネットワーキングエリアが設けられました。参加したクリエイターからは、「これから世に出るものを濃い密度で見られたことに加え、技術者と会話することで、メリットだけでなく技術的な制約についても聞くことができて良かった」「ネットワーキングエリアは、見学後の感想を話し合うのにいいと思った」といった声が寄せられました。
このようなクリエイターとの接点となる取り組みは、STEFだけではありません。ソニーはゲームや音楽、アニメ、映画などのエンタテインメント事業を通じて広がるネットワークを生かしながら、グループ全体でクリエイターとのつながりを深めています。クリエイターと向き合う中で生まれたアイデアをテクノロジーで実現し、人々の心を動かす未来のエンタテインメントを一緒につくっていきます。