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Global Accessibility Awareness Dayに寄せて 〜ソニーの創造性を解き放つインクルーシブデザイン〜

    毎年5月の第3木曜日は、アクセシビリティについて語り、考え、学ぶ、Global Accessibility Awareness Day (GAAD)です。

    世界の人口のうち約13億人、実に6人に1人が何らかの障がいがあります。また世界的に高齢化が進む中、Longevity(長寿・健康寿命)がより重視され、アクセシビリティとインクルージョンは特定の人々だけの課題ではなく、誰もが自分らしく豊かな生活を持続可能にするうえで重要なテーマとなっています。

    ソニーグループ株式会社 代表執行役 CSO 御供俊元は、「私たちは、クリエイティブエンタテインメントカンパニーとして、世界中のクリエイターと共に無限の感動を届ける未来をめざすCreative Entertainment Visionのもと、魅力的なエンタテインメント体験を届けていくことを目指しています。クリエイターと共創し、その創造性を支えるために、多様なニーズを理解することが重要です。ソニーでは、障がいのある当事者などと一緒にデザインする手法であるインクルーシブデザインを製品・サービスの商品化プロセスに取り入れ、商品、サービス、エンタテインメントのアクセシビリティの向上を進めています。アクセシビリティとインクルージョンの取り組みは、さまざまな人や価値観が交わり、循環し、活躍できる社会の基盤となるものです」と述べています。

    ソニーは、アクセシビリティ&インクルージョンが重要であるという理解の促進だけではなく、実感を伴った企業文化を醸成するため、社員がインクルーシブデザインを体感する機会を設けています。例えば、これまでインクルーシブデザインに関するワークショップを国内外のグループ社員に向けて定期的に開催し、累計で約3,000名(2026年3月時点)が参加しています。またアクセシビリティ関連のe-learningは、国内外で累計約123,000名(2026年3月時点)以上のグループ社員が受講しています。

    映画『GOAT/ゴート 史上最高をめざせ!』の場面

    また、複数の事業で多様な取り組みを展開しています。
    ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)は、スポンサーとして9年にわたりEasterseals Disability Film Challenge(EDFC)をサポートしており、クリエイターに、ショートフィルムの脚本や監督、編集、出演などを通して障がいについて表現する機会を提供し、優れた作品を表彰しています。また、EDFCは2024年にSPEのスタジオで開催されたワークショップにおいて、業界初の障がいのある俳優たちで構成されたループグループを立ち上げました。

    さらに、ソニー・ピクチャーズ アニメーションが2026年2月に公開したオリジナルアクションコメディ映画『GOAT/ゴート 史上最高をめざせ!』(日本では6月3日よりデジタル配信開始)では、このループグループが起用され、観客の歓声など群衆シーンの声を吹き込んでいます。『GOAT/ゴート 史上最高をめざせ!』は動物だけの世界を舞台に、自身の特性や違いを強みに変えながら挑戦していく主人公の姿を描いた作品ですが、その制作現場においても、このループグループの新たな挑戦が、観客の掛け声から満員のスタジアムの熱気まで、映画全体を通して感じられるアリーナの雰囲気を創り出すのに貢献しました。

    このループグループの設立はスタジオ映画制作における障がい者インクルージョンを推進するもので、見過ごされてきた障がいのある俳優の存在と才能を可視化し、キャリアの機会を拡大するとともに、表現の可能性を広げる新たなモデルを示しました。

    ※ループグループとは、映画、テレビ番組、ビデオゲームや、CMなどのポストプロダクションにおいて、さまざまなキャラクターの声や背景音を担当する声優のグループのことです。雰囲気を作り出し、現実味を与えることで、コンテンツを臨場感のあるものに仕上げます。

    Auracastを活用したライブ音声ガイドを体験する参加者

    Auracastを活用したライブ音声ガイドの様子

    ライブ体験型カームダウンブースへの入口の外観

    ライブ体験型カームダウンブースを体験する参加者

    SMA芸人ステージの一場面

    2026年4月開催の都市型音楽フェス「CENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2026」において、ソニーミュージックグループが誰もがエンタテインメントに触れ、感動を分かち合えるインクルーシブなイベントを目指したアクセシビリティの取り組みとして、新たな施策を展開しました。

    1つ目は、次世代Bluetooth®機能「Auracast™(オーラキャスト)」を活用した視覚障がい者向けのライブ音声ガイドで、ソニー株式会社の技術協力により試験導入として招待者に体験いただきました。対応ヘッドホンの外音取り込み機能により、ライブの臨場感あふれる音をそのまま楽しみながら、最適なタイミングで会場の状況を音声で把握することができます。Auracastおよびソニー株式会社製の対応ワイヤレスヘッドホンとスマートフォンを通じてライブの実況音声を聴くことで、視覚障がいのある方も「ステージ上のアーティストや会場の演出を把握したい」、「ライブならではの瞬間を感じたい」、「観客との一体感に入りたい」といった音楽ライブの楽しみ方が可能になりました。

    2つ目は、ライブ体験型カームダウンブースの試験導入で、感覚過敏のある方や混雑が苦手な方などを対象に、エンタテインメント体験を途切れさせない新しい鑑賞の選択肢の実装に向けた実証実験の第一段階として、当事者や有識者などの招待者に向けて体験会を実施しました。また、イヤーマフなどの感覚調整アイテムをアーティストグッズとして新たに位置づけ、ライブ体験をより快適に楽しむためのツールキットとして設計したセンサリーバッグのプロトタイプもあわせて、招待者に貸し出して使っていただきました。

    また、今回入場無料の会場で行われたソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)に所属するSMA芸人のステージでは、リアルタイム字幕配信、一部手話通訳、音声ガイド、ウィスパリングエリアの実施など、より多くの方が笑いを共有できる環境を提供しました。

    ソニーは今後もインクルーシブデザインを実践し、アクセシビリティを追求し続けることで、多様なクリエイターの創造性を解放し、無限のリアリティ、エンタテインメント、そして感動が生まれる世界の実現に尽力します。

    ※ 「一時的な避難場所」としてだけではなく、「それぞれの人が自分の特性に合わせてエンタテインメントを楽しみ続けられる場所」として再設計されたもの。仮設ブース(2名収容)内でライブ映像、音声を継続配信し、光や音などの刺激量を自分のペースで調整できます。

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