CTO北野からのメッセージ

北野 宏明
ソニーグループ株式会社
執行役 専務 兼 CTO
ソニーグループは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurposeと、「人に近づく」という経営の方向性の下、グローバルで事業を展開しています。その事業は、多様なテクノロジーと人材が支えています。
創業者の一人である井深さんが書かれた設立趣意書を読むと、戦後の日本の再建や文化の向上に技術開発を通じて貢献することを東京通信工業の社会的使命としていたことがわかります。この精神は営々と引き継がれており、テクノロジーは、「クリエイティビティ」「ダイバーシティ」とともに、ソニーグループにとって最も重要な価値創造のドライバーの一つです。
創業当初から「人」と「技術」を会社の基盤としてきたソニーグループでは、「Sony Technology Exchange Fair (STEF)」という、グループを横断した社内技術交換会を実施しています。STEFの第1回開催は1973年までさかのぼり、人と技術の交流を通じて、技術力の向上とイノベーションの創出を促してきました。そして、STEFは今年で50回目を迎えます。


第1回 ソニー技術交換会(1973年)開催の様子
第1回開催から半世紀という大きな節目となる今回、このSTEFの一部を、初めて社外の皆様に公開します。
ソニーの最先端の技術をご紹介することはもちろん、ソニーのトップ技術者や社外の専門家をお招きしてディスカッションをする、「カンファレンス」を実施します。また、次世代を担う方々のキャリア観形成の一助となればとの想いから、技術者との交流の場や技術展示を見学する機会を設けます。さらに、ソニーグループのこれからの技術の方向性を、メディア・投資家の皆様をはじめとした幅広いステークホルダーにお伝えする、「研究開発方針説明会」も同時に開催します。
このSTEFを通じて、皆様にソニーグループの技術の将来性、そしてイノベーションを生む文化をお伝えできればと考えております。
是非、ご期待ください。