嗅覚にアプローチした新たな価値を創出する嗅素を手軽に制御するTensor Valve™テクノロジー

<概要>
誰でも簡単に「におい」を扱える
五感のなかでもっとも研究が進んでいないといわれる嗅覚。従来取り扱いが困難とされてきた「におい」。誰もが自由に扱える、そんな未来を願い、においを手軽に制御できる独自技術Tensor Valve テクノロジーを開発。 におい漏れや空間のにおい汚染等の課題とされた嗅覚測定をDXする『NOS-DX1000』を2022年10月に発表しました。 今回は、さらに、新たに当技術搭載のモジュールを用い、数・配置・提示距離・時間等を自在にコントローする空間芳香の新提案Grid Scent(グリッドセント)構想を紹介。映像・音楽・匂いの連動したインスタレーションで、においの取り扱いの新たな可能性を体感できます。
<事業責任者>
-
藤田 修二
ソニー株式会社
新規ビジネス・技術開発本部
事業開発戦略部門
ビジネス・インキュベーション部
嗅覚事業推進室
<開発責任者>
-
井上 幸人
ソニー株式会社
新規ビジネス・技術開発本部
事業開発戦略部門
ビジネス・インキュベーション部
嗅覚事業推進室
<特長>
- 独自開発ワイヤ式リニアアクチュエータバルブアレイ
①高発生力 → 高密閉性
②高ストローク → 芳香強度
③高並列配置性 → 多種類 - らせん流路構造
- 芳香を増強 - 気流制御機構
- 残香を即除去 - 数メートル離れた決められた場所に拡散させることなく、香りを届けることができます。
- モジュール化により数、配置を自由に変更しながらも様々な制御方法により簡単に同時に制御可能です。
におい提示装置 NOS-DX1000
<導入実績例>
2023年春発売予定のにおい提示装置『NOS-DX1000』
<今後の展望>
ソニーのにおい制御技術を他社のサービス・コンテンツと連携したオープンイノベーションで展開していくことで、メディカル・健康、エンタテインメント、そしてコミュニケーションと様々な領域へと事業を広げていきます。
本展示では、2023年春発売予定の『NOS-DX1000』の体験ともに、次なる展開の可能性として、モジュール化したTensor Valveを数・配置等を自在にコントロールする「Grid Scent構想」を紹介。新しい空間芳香演出をご体験できます。従来取り扱いの難しかったにおいをDXし、新しい感動体験を共創していきます。
今回ご紹介する技術を様々な用途にご活用していただきたいと考えています。