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Sony Corporate Blog

タイのイメージセンサーの生産拠点、再生可能エネルギー100%による稼働に向け前進中

みなさんは、2011年にタイで起きた洪水を覚えているでしょうか?首都バンコクから北西約35キロに位置するBangkadi工業団地でも浸水があり、ソニーのイメージセンサー(画像センサー)の後工程などを担う生産拠点、Sony Device Technology (Thailand) Co., Ltd. (以下、"Sony Device Technology")も甚大な被害を受けました。操業再開に向けた数か月にわたる必死の復旧活動の中、現地の社員のみならず、グループの社員の多くが気候変動による事業や日々の暮らしへの影響の大きさを身に染みて感じる出来事でした。

それから10年が経った今年、Sony Device Technologyは気候変動に対応した新たな取り組みを進めています。それは「再生可能エネルギー100%で事業所を稼働させる」という、ソニーグループの東南アジア圏の事業所初の挑戦です。

100%再エネ使用の取り組みを進めるSony Device Technologyはソニーのイメージング&センシング・ソリューション事業の生産拠点として主にイメージセンサーの組立工程を担っています。イメージセンサーは日々の生活においてあまり馴染みがない部品かもしれませんが、たとえば皆さんがお持ちのスマートフォンで撮影するときに、カメラの「眼」として活躍するとても重要な半導体です。いまや生活に不可欠ともいえるスマートフォンのカメラをはじめ、デジタルカメラやドローン、さらには自動運転技術を持つモビリティなど、幅広い領域で使われているソニーのイメージセンサーは、世界1位のシェアを保持しています。

ソニーのイメージセンサーは幅広い領域で使われています

イメージセンサーは大きいものでも手のひらに収まるほどのサイズですが、その製造には相当な電力が必要です。現在ソニーグループ全体の事業活動において、電力使用量の大半をこのイメージセンサーを含むイメージング&センシング・ソリューション事業が占めています。ソニーでは、熊本の生産拠点に1MWを超える太陽光発電設備を導入し、2019年から稼働させていますが、Sony Device Technologyにおいても同様に再生可能エネルギーを積極的に導入する取り組みが進んでいます。

Sony Device Technologyの屋根面積は約50,000m2ありますが、今年10月までに、そのほぼ全面に太陽光パネルを設置する計画です。パネルの設置面積は東京ドーム(グラウンド)の約2.54倍に相当し、ソニーグループでは最大規模のパネルとなります。すでに一部は発電を開始しており、年度内にこの巨大なパネルすべてが電気を生み出し、工場に供給する予定です。すべての電力を賄うことはできませんが、さらに「再生可能エネルギー証書」を購入することでCO2排出の低減に繋げます。太陽光パネルと「再生可能エネルギー証書」購入の合わせ技により、今年度中に再生可能エネルギー100%での稼働を達成する見込みです。これは、ソニーグループのアジアにある事業所では初の取り組みとなります。

  • ※ 再生可能エネルギー証書:再生可能エネルギーにより発電された電気の環境付加価値を証書の形で取引する仕組み。
Sony Device Technology上空写真
太陽光パネル設置部分(予定含む)

ソニーグループの環境への取り組み

Road to ZERO

ソニーグループでは、事業運営において、人、社会、地球が健全であることを前提としており、環境を配慮したさまざまな活動に注力しています。2010年に制定した環境負荷ゼロに向けた長期計画「Road to Zero」のもと、再生可能エネルギーの導入など、幅広い環境活動を行っています。気候変動の領域では、国際イニシアチブである「RE100に加盟しており、2040年までに自社の事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることにコミットしています。
製品を生み出す事業所では徹底した省エネ化に加え、再生可能エネルギーの利用を加速させています。大量の電力が必要なイメージセンサーの生産拠点では、Sony Device Technologyの取り組み以外にも、さまざまな改善を進めています。

長崎テクノロジーセンター(日本)

イメージセンサーを製造するクリーンルーム内の状態を一定に保つために必要なエネルギーの一部に、工場内で発生した熱を活用する、「廃熱リサイクル」によりエネルギー消費量を抑えています。

さらに、先月竣工を迎えた増設棟「Fab 5(ファブ ファイブ)」では、最新の省エネ技術を取り入れ、環境に配慮した設計となっています。AI(人工知能)を活用したシステムにより、温湿度を一定に保つ設備に必要な電力を最小限に抑えています。

熊本テクノロジーセンター(日本)

約1.1MWの太陽光発電設備を導入し、2019年より稼働させています。2019年度は約1,240MWhの電力を太陽光発電により賄っています。

Sony Device Technology(タイ)

クリーンルームに、必要な部分に絞ってコントロールする「部分空調」システムを採用し、エネルギー効率を改善。さらに本システムで使う冷水の温度を高く設定するなど、以前よりも大幅に少ないエネルギーでクリーンルームを管理しています。

私たちが持続的に事業を続けていけるのは、健全な地球環境があればこそです。そしてソニーの全ての大切なステークホルダーが生活するのも、この地球です。ソニーがソニーらしくあるために、私たちは持続可能な社会と環境のためにできることを日々考え、その取り組みを加速していきます。

  • ※ RE100:事業活動での使用電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指した国際イニシアチブ。
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