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【CES2025】ソニーは、人々の想像力を刺激し、無限の感動を生み出す

    Creative Entertainment Visionを説明するソニーグループ(株)社長 COO 兼 CFOの十時裕樹

    世界最大級のテクノロジー見本市「CES®」が、2025年1月7日より米国のラスベガスで開催されています。ソニーは出展に先立ち、1月6日(現地時間)にプレスカンファレンスを実施しました。ソニーグループ(株)社長 COO 兼 CFOの十時裕樹のほか、多様なスピーカーが登壇。スポーツとモビリティへの取り組みに加え、昨年5月の経営方針説明会で発表した、10年後のソニーのありたい姿を示す長期ビジョン「Creative Entertainment Vision」をテーマに、コンテンツを中心としたエンタテインメントへの取り組みを紹介しました。その様子をダイジェストでお伝えします。

    目次

    新しいストーリーを生み出すことで創造性を支援する

    冒頭、2024年8月にパートナーシップを結んだプロアメリカンフットボールリーグ「NFL」との取り組みや、ソニー・ホンダモビリティの「AFEELA 1」に関する最新情報が紹介されました。

    パートナーシップを結んだNFLとの取り組みを説明する十時 裕樹(ソニーグループ 社長 兼 CFO)、ロジャー・グッデル (National Football League コミッショナー)とニール・マノウィッツ (ソニー・エレクトロニクス プレジデント 兼 COO)

    十時 裕樹、ロジャー・グッデル (National Football League コミッショナー)とニール・マノウィッツ (ソニー・エレクトロニクス プレジデント 兼 COO)

    AFEELA 1を紹介する十時裕樹(ソニーグループ 社長 兼 CFO)と水野泰秀 (ソニー・ホンダモビリティ株式会社 代表取締役 会長 兼 CEO)

    十時裕樹と水野泰秀 (ソニー・ホンダモビリティ株式会社 代表取締役 会長 兼 CEO)

    続いて、十時はCreative Entertainment Vision策定の背景に触れ、「10年後の『感動』はどのようなものになるのだろうか?という本質的な問いに向き合った」と述べました。

    そして、「このビジョンを実現するために、クリエイターとの強固な関係の構築を継続していく」と表明し、クリエイティビティ向上のためツールを発表しました。

    一つ目は、「PXO AKIRA(ピクソ アキラ)」です。「PXO AKIRA」は、映画制作者が抱える車両シーンの撮影における課題を解決するために開発されました。高度なロボットカメラクレーン、独自設計したモーションプラットフォームや、LEDウォールを統合するデジタルツイン・ツールを組み合わせ、乗り物が登場するあらゆるシーンでバーチャルプロダクションを活用した撮影を可能にします。

    PXO AKIRAを発表するジョニー・スロー(Pixomondo CEO)

    PXO AKIRAを発表するジョニー・スロー(Pixomondo CEO)

    二つ目は、新しい3DCG制作ソリューション「XYN™(ジン)」です。XYNは、空間コンテンツ制作支援を行うソフトウェアとハードウェアが統合されたソリューションで、映画・ゲーム・メタバースなどさまざまなクリエイティブ作品のために、現実世界を高い忠実度で取り込み、再現することを可能にします。

    XYNを発表する山村タイザ(ソニー・エレクトロニクス XR事業開発 統括責任者)

    XYNを発表する山村タイザ(ソニー・エレクトロニクス XR事業開発 統括責任者)

    愛される物語の世界を結び付け、拡大する

    続いて、十時は「ソニーは、ファンの皆さまに愛されるストーリーをアニメ化し、世界中の視聴者にお届けすることで、最高の体験をお楽しみいただけるように尽力している」と、アニメへの取り組みについて語りました。

    その後登壇したアニプレックスの岩上敦宏は「アニプレックスでは、オリジナルIPやサードパーティのマンガ、小説のアニメ化作品の開発や制作をしており、21年の歴史の中で、350以上の作品を制作してきた」と語り、2019年に公開され、歴史的な大ヒットとなった『鬼滅の刃』の最新作『劇場版 鬼滅の刃 無限城編』三部作の1作目が、2025年に全世界で公開されることに触れました。

    『鬼滅の刃』の最新作『劇場版 鬼滅の刃 無限城編』の公開を説明する岩上敦宏 (株式会社アニプレックス 執行役員社長)、ラヴィ・アフジャ (ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 社長 兼 CEO)とラウール・プリニ (Crunchyroll プレジデント)

    岩上敦宏 (株式会社アニプレックス 執行役員社長)、ラヴィ・アフジャ (ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 社長 兼 CEO)とラウール・プリニ (Crunchyroll プレジデント)

    また、Crunchyroll(クランチロール)のラウール・プリニは「私たちの強みは、さまざま体験を360度から提供する点にある。ストリーミングを中心にしながら、映画、イベント、ゲーム、eコマース、音楽、フィギュアやおもちゃなど、その他のファンとの接点も強化していく。私たちのストリーミングサービスは、1500万の会員にご利用いただいており、世界クラス。最大級の専用ライブラリを誇り、12以上の言語の字幕吹き替えをサポートし、ゲームコンソールやスマートテレビ、モバイル端末、エンタテインメントプラットフォームなど20以上のプラットフォーム向けに作品を配信している」と紹介しました。

    そのうえでアニプレックスと連携し、1月4日から『俺だけレベルアップな件 Season 2 -Arise from the Shadow-』が公開されたことにくわえ、PlayStationの大人気ゲーム『Ghost of Tsushima:Legends/冥人奇譚』をもとにしたアニメシリーズを制作することを新たに発表。さらに、日本の数多くの出版社と協力し、2025年後半より、会員向けに電子コミックサービスを提供することを発表しました。

    『Ghost of Tsushima:Legends/冥人奇譚』をもとにしたアニメシリーズを制作することを新たに発表する岩上敦宏 (株式会社アニプレックス 執行役員社長)とラウール・プリニ (Crunchyroll プレジデント)

    続いて、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE) CEOに就任したばかりのラヴィ・アフジャが登壇しました。「SPEは、年間15本以上の映画とともに、世界中のあまたあるジャンルの200以上のテレビ番組を制作し、あらゆるプラットフォームを通じて配信している」と述べ、以下のように続けました。

    「ソニーグループの一員であることから、私たちは他のスタジオでは成し得ないことを実現し、視聴者に新しいエンタテインメント体験を提供するために、様々な作品の世界をシームレスにつなぐことができる。 PlayStation Productionsがその好例で、私たちは、ゲームを単に映画化・テレビ番組化しているわけではなく、ゲームファンの期待に応え、新たな視聴者を惹きつけるような形で、これまで愛されてきた世界観を慎重に拡張している。そして、優れたソニーの技術により、比類ない品質でこれらのストーリーを生き生きと表現することができる」

    ソニー・ピクチャーズの戦略と、コンテンツの未来を語るラヴィ・アフジャ (ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 社長 兼 CEO)

    そして、PlayStation Productionsのアサド・キジルバッシュとScreen Gemsのアシュリー・ブルックスが登壇。「PlayStation Productionsでは、PlayStation Studiosが生み出す感動的なストーリーテリングと没入感のあるゲーム体験を生かすとともに、SPEと連携のうえ、そのDNAを映画やテレビ番組、アニメーションに昇華させ、大小さまざまなスクリーン上で命を吹き込んでいる」と述べたアサドは、最新の取り組みとして、PlayStationの人気ゲーム『HELLDIVERS 2』の映画化に着手したことを発表。続いてアシュリーはホラーゲーム 『Until Dawn -惨劇の山荘-』の映画を2025年4月25日に公開することを紹介しました。

    PlayStationの人気ゲーム『HELLDIVERS 2』の映画化に着手したことを発表するアサド・キジルバッシュ(PlayStation Productions 統括責任者)と、ホラーゲーム 『Until Dawn -惨劇の山荘-』の映画公開を紹介するアシュリー・ブルックス (Screen Gems プレジデント)

    アサド・キジルバッシュ(PlayStation Productions 統括責任者)とアシュリー・ブルックス (Screen Gems プレジデント)

    コンテンツIPを独自で魅力的な体験に拡張する

    また、キジルバッシュは「ゲーム分野における数多くのコンテンツ制作を通じて、私たちは創造的かつ文化的な影響力を高めることができる」と指摘。

    そして、新しいカテゴリやジャンルへと拡張する無限の可能性を秘めたIPとして、『Horizon』を紹介。昨年11月に発売したゲーム『LEGO® ホライゾン アドベンチャー』の主題歌を制作したmxmtoon(エムエックスエムトゥーン)とのコラボレーションにより、Unreal Engineで制作されたゲームのアセットを活用したミュージックビデオとメッセージを披露しました。

    さらに、コロンビア ピクチャーズとPlayStation Productionsが『Horizon Zero Dawn』の映画化に向け、制作を開始したことを発表しました。

    『LEGO® ホライゾン アドベンチャー』の主題歌を制作したmxmtoon(エムエックスエムトゥーン)とのコラボレーションを発表するアサド・キジルバッシュ(PlayStation Productions 統括責任者)

    続いてNaughty Dogのニール・ドラックマンが登壇。デビューから10年余りで、想像を超える人気となった『The Last of Us』に言及。

    CES 2025ではソニーグループ、SPE、Naughty Dog、PlayStationが連携し、ロケーションベースエンタテインメントのPoC(概念実証)として、『The Last of Us』の世界に足を踏み入れることができる体験型展示を行うと紹介しました。

    また、2025年4月にストリーミングサービスMAXでHBOの実写ドラマ『The Last of Us』の第2シーズンが配信されることも発表しました。

    『The Last of Us』のPoCとHBOのドラマ第2シーズンを発表するニール・ドラックマン(Naughty Dog スタジオヘッド、クリエイティブヘッド)

    ニール・ドラックマン(Naughty Dog スタジオヘッド、クリエイティブヘッド)

    最後に、十時はCreative Entertainment Visionを振り返り、「私たちは、未来がワクワクする世界になると信じている。クリエイティビティとテクノロジーのレンズを通じて描く世界は、物理的な現実と仮想現実が境界なく重なり合う、さらに多層的な体験をもたらすだろう。ソニーはこれからも、人々の創造力を刺激し、無限の感動を生み出していく」と述べ、スピーチを締めくくりました。

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