2025年度の入社イベントを開催 ソニーグループの事業と人材の多様性を伝える
4月1日、東京都大田区のライブハウス「Zepp Haneda (TOKYO)」で2025年度のソニーグループ合同入社イベントを開催しました。2025年度の新入社員と2024年度期中に入社した社員計約1000人が国内グループ約30社から参加。ソニーでのEmployee Journeyの始まりを祝し、十時裕樹 社長 CEOは「皆さんと一緒に新たな価値創造に取り組むことを楽しみにしています」と期待を述べました。続いて、チーフオフィサー4人も登壇し、これまでのキャリアを振り返りながら、成長、多様性、キャリア、挑戦をテーマとしたトークセッションを披露しました。 また、ソニーミュージックに所属するアーティストや芸人がライブパフォーマンスも行い、多くの人々に「感動」をもたらすエンタテインメントの力で新たな門出に華を添えました。
目次
ソニーの強みは「事業と人材の多様性」
十時は、ソニーのPurpose(存在意義)である「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」を羅針盤として策定した、10年後のソニーのありたい姿を示す長期ビジョン「Creative Entertainment Vision」について説明しました。
このビジョンを実現する最大のドライバーの一つが、「事業と人材の多様性」です。十時は、昨年の米ハーバード大学の首席卒業生によるスピーチから、「不確実な瞬間こそ、『知らないことの力』が重要であり、私たちの想像を超えた何か偉大なものを生み出す原動力になる」という言葉を紹介しました。
そして、自分が知らないことを気づかせてくれるものが多様性であり、多様な経験や事業、そして人材に触れることで、「自分が知らないこと」を改めて気づけると述べ、これがソニーの価値の源泉の一つと強調しました。「知らないことを前向きに捉え、『知らないこと』にあふれたソニーで、新たな学びを成長の糧にしてほしい」と、期待をにじませました。
この多様性の中で重要な役割を果たすのが「バウンダリースパナー」です。これは、約11万人の社員がさまざまな会社や組織に所属する中で、多様性を有機的につなぎ、シナジーを生み出し、新たな事業機会や価値を創り出す触媒となる役割を果たす人となります。
十時は「皆さんも今後それぞれの会社や組織での役割を果たしながら、時には目線を高く、グループ全体を俯瞰して見ることも大切にしてほしい。そして、いずれはバウンダリースパナーとなって、グループに大きな価値をもたらす役割を担ってくれることを期待しています」と語りかけました。
チーフオフィサーが伝えた、ソニーというフィールドの多様性
続いて、CEOを補佐し広範な本社機能を担当する4人のチーフオフィサーが就任後、初めてそろって登壇し、自身のリアルな経験談を交えながら、新入社員へアドバイスを贈りました。
Chief Digital Officer(CDO)の小寺剛は「成長」をテーマに語りました。当初想像していなかった業務に取り組む中で得た視点(レンズ)が、後々のキャリアの糧になったといいます。モットーは、新たなレンズを獲得するために「積極的に流されてみる」です。
テクノロジーの転換期にさまざまな事業や職種を経験できたことが「ものすごく幸運だった」と語る小寺。「複数のレンズを通して物事を見る重要性」を伝えた上で、「Have Fun」という言葉で、仕事を楽しむことの重要性を強調しました。
Chief People Officer(CPO)の井藤安博は「多様性」をテーマに語り、「異なる意見」を示す「異見」という言葉を紹介。「自分と異なる個性を持っている人と協業することで新しい価値を作っているのがソニー」と説明しました。
米国でのゲームIPの映画・テレビ番組化プロジェクトで、ゲームや映画など、異なる業界の人たちが協業する現場にいた井藤。最初は「お互いに同じ英語を話しているはずなのに、業界間の文化や価値観などの違いから言葉が通じない」という状況でしたが、そこから大きな成果を生み出す経験をしたことで「多様性が事業の成功につながることを実感した」と振り返ります。
Chief Financial Officer(CFO)の陶琳は「キャリア」について、「ズームインとズームアウト」という表現を用いて説明。入社してからの25年間に、現場に近い仕事(ズームイン)と戦略や方向性を決める仕事(ズームアウト)を行き来してきた経験から、「物事を多角的に見ることの大切さ」を伝えました。
陶は「自分の中で、1つのパターン、1つの思考回路にこだわりすぎないように意識してきました。ズームインとズームアウトを繰り返すことで、物事を多角的に見ることができます」と語り、「そこで得られた1つ1つの気づきが、次の好奇心や挑戦につながる」と付け加えました。
Chief Strategy Officer(CSO)の御供俊元は、主に知的財産の観点で新規事業や投資に携わってきた立場から、「挑戦」をテーマに語りました。
「ソニーの名刺を持って、ソニーの代表として会いに行くと、世界的に著名な人物にも会うことができる」。そう語る御供は「自分の想像を超えるような挑戦の場がたくさんあり、大変楽しく会社生活を過ごしてきました」と、これまでのキャリアを振り返りました。
御供は「役職は関係ない。それぞれの強みを生かして、新しいコンテンツ、新しいエンタテインメントを、皆さんと一緒に作っていきたい」と呼びかけました。
笑いと音楽で「ソニーらしさ」を体感した始まりの日
さらに、イベント後半では、今後自分が所属する組織を超えて、興味・関心を深め、多様な社員と一丸となって新たな価値を創造するきっかけにしてほしいと、ソニーグループの多様な事業の最新事例や、事業間の連携事例についても紹介がありました。休憩時間には、会場内で新たな仲間と記念撮影をする社員もあちこちに。その間に新入社員に話を聞きました。
ソニーグループ株式会社のAI技術部門に配属された飯岡雄偉は「知らないことを知る、そのために重要なのが多様性だという話が印象的でした」と十時の言葉に共感。「挑戦できる機会があらゆるところに転がっている会社だと思って、期待を膨らませています」と意気込みを語りました。
同じくソニーグループ株式会社のグローバル経理センターで働くことになった野田佳穂は「経理という立場で、感動の創出の基盤作りに貢献できれば」と口にします。胸に残ったのは「Have Fun」「バウンダリースパナー」という言葉でした。「どんな仕事でも前向きに楽しむ心を忘れず、組織の壁にとらわれずに、自分から一歩を踏み出せるバウンダリースパナーになっていきたい」と決意を述べました。
そして、入社イベントの最後には、エンタテインメント分野の一翼を担うソニーミュージック所属の人気芸人3組とアーティスト「ねぐせ。」によるライブパフォーマンスが行われ、会場は熱気に包まれました。
芸人でシンガーソングライターのAMEMIYAが「ソニーグループ、はじめました!」と熱唱して盛り上げ、元自衛官の経歴を持つやす子は社会人としてアドバイスしながら、「最高のソニー生活を送ってください!」と、笑顔でエールを送りました。ハリウッドザコシショウが芸人たちのトリを務め、ものまねネタに会場のボルテージは最高潮になりました。
イベントの最後に登場したのは、2020年8月に名古屋で結成された4人組の新進気鋭のバンド「ねぐせ。」です。テレビアニメのエンディング主題歌に使われた「アタシのドレス」や「日常革命」(※ YouTubeに遷移します)など計7曲を演奏し、大きな成長が期待される新入社員たちに向けて「一緒に頑張っていこうぜ!」と声を張り上げました。会場全体が一体となり、新入社員たちは演奏に合わせて踊ったり、手拍子をしたりと大盛り上がり。トップマネジメントやクリエイター、そして、これから一緒に働く新たな仲間たちと「感動」を共有し、新入社員ひとり一人のEmployee Journeyが始まりました。