テクノロジーとエンタテインメントを融合し、世代を超えた感動の架け橋となる北京の新たな体験型施設「ソニー・エクスプローラドリーム」
2025年10月15日、中国・北京に「ソニー・エクスプローラドリーム」(中国名:索尼探夢、略称:SED)がグランドオープンしました。中国の子どもや若者に、テクノロジーにまつわる学びやクリエイションの機会を提供し、自身の未来を創造するきっかけをつくることを目指した体験型施設です。ソニーの最先端技術を活用した注目の展示に加えて、現在公開中のアートフィギュアブランド「INSTINCTOY」とエンタテインメントロボットaiboとの期間限定のコラボレーションなど、SEDの見どころや狙いを紹介します。
目次
未来のクリエイターの創造力と探求心を引き出す
SEDは2000年に開業し、累計370万人以上が来場した科学教育施設「ソニー・エクスプローラサイエンス」を移転し、コンテンツもリニューアルした施設です。「For The Next Generation」という以前からの理念は引き継ぎながら、未来のクリエイターの創造力や探求心をかきたてる40以上の体験型展示を用意した空間に進化しました。リニューアルのプロジェクトリーダーを務めたソニー・チャイナバイスプレジデントの英保黎は「ソニーの最新技術を活用した新しいSEDを通じて、子どもたちが多様な体験を重ね、いつかクリエイターとして世界に感動を届ける存在に成長することを願っています」と思いを語ります。
SEDは「未来のクリエイター」を育てる唯一無二の場を目指し、光・音・映像の仕組みを学ぶ「Learning」、ソニーの最新技術とIPを組み合わせたインタラクティブなコンテンツを体験する「Experience」、コンテンツを制作する「Creation」、感動を共有する「Community」という4つのゾーンで構成されています。
いずれのゾーンも、ライトグレーを基調としたデザインに統一され、展示コンテンツが際立つよう工夫が施されています。体験を含む空間全体のデザインをリードしたデザインセンター・チャイナ アシスタントディレクターの郑奇は、「まるでまっ白なキャンバスのように、子どもたちが自由に体験・創作し、自身のカラフルな作品を生み出せる実験室をイメージして空間をデザインしました」と説明します。
「Learning」の展示:(左)Colorful Shadow、(右)Sound Tube
「Experience」の展示:(左)XR Studio、(右)Immersive Kaleidoscope
ソニーの最新技術で、自分が主人公になったゲームをプレイ
SEDの中でも、「Experience」はソニーグループの最新技術をインタラクティブに楽しめる展示がそろう、人気のエリアです。
プレオープン中のアンケート投票で人気1位を獲得した「Be A Digital You」は、ソニー・チャイナが3Dキャプチャー技術のボリュメトリックシステムを活用して独自開発した展示です。36台のカメラに囲まれた部屋で1〜2秒間、来場者を撮影すると、3分以内にその姿を3Dモーションアバターとしてリアルに再現。その後、生成した自分のアバターを操作して、インタラクティブなゲームを楽しめます。「自分のアバターを創り、操作するという体験を通して、子どもたちに『WOW』を提供することを第一に考えました。バーチャルクリエイションの世界に興味を抱くきっかけにもなるかもしれません」(郑)
光・色・音がインタラクティブに変化する異世界に没入
同じ「Experience」のエリア内にある、初の常設展示となる新しいメディアプラットフォームの実験的な展示「INTO SIGHT」も来場者を惹きつけます。本展示はソニーグループのデザイン部門であるクリエイティブセンターが、2022年の「ロンドンデザインフェスティバル」と2024年の「札幌国際芸術祭」でも披露したもので、来場者は、リアルとバーチャルの融合によって生まれる新たな世界に足を踏み入れることができます。ソニーの高画質LEDディスプレイCrystal LEDとセンサー技術を組み合わせ、来場者の動きに合わせて映像や音楽がリアルタイムに移り変わる仕組みです。透明のガラス壁面と光を反射する天井と床により、境界が曖昧となり、無限に広がる非現実世界に飛び込むような不思議な体験ができます。
「初めての長期展示のため、耐久性や安全性にもこだわりながら、何度も試作を繰り返し、最終的には反射の綺麗なインスタレーションを実現しました。フォトジェニックな撮影スポットとしてもお楽しみいただけます」(郑)
IP価値を広げる挑戦―aiboのコラボアートフィギュア
「Creation」エリアには、中国未発売のエンタテインメントロボットaiboの展示も常設。AI、センサー、カメラなど、多様なテクノロジーの結晶であると同時に、人に寄り添いともに成長していくパートナーでもあるaiboとのふれあいを通じ、来場者にロボットと人との新たな関係性を体感してもらうことを目的としています。
「Creation」エリアに展示されているエンタテインメントロボットaibo
2026年1月14日から3月1日の間、アートフィギュアブランド「INSTINCTOY」とコラボレーションしたaiboのアート作品が特別に展示されます。偏光パールの塗装や光を反射する造形などの特別な装飾を施したコラボ作品は、INSTINCTOYのキャラクターLiquidとaiboが絆を育む情景を通じ、「テクノロジー・アート・感情の融合」を表現しています。ショップではフィギュアのほか、コラボグッズも購入できます。
この展示を実施する「Community」は無料で入場が可能で、カフェやショップのほか、ソニーグループ内外のさまざまなパートナーと連携し、コンテンツIPを活かした展示を期間限定で展開していく空間です。今回のコラボレーションは、エンタテインメントロボットとしてのaiboを超えて、コンテンツIPとして価値を広げていく試みの一つでもあります。
INSTINCTOYとコラボし制作したaiboのアートフィギュア、グッズ
テクノロジーとエンタテインメントの力で、若い世代の創造力を引き出し拡張する場となることを目指すSED。館長である范宏军は「10月に実施したアンケートでは来場者の78%が非常に満足、20%が満足と回答し、前年同月の来場者よりも39%増加するなど、高い評価をいただいています。SEDはソニーのビジョンを中国の人々に発信する拠点として、今後も魅力的なコンテンツを創り、提供していきます」と意気込みます。
Sony Explora Dream概要
- 場所:
- 北京市东城区隆福寺前街1号2层QA201号
- 入場:
- 団体のみ事前予約制・大人80元、学生・子ども60元
- 開館時間:
- 10:00-18:00(月曜日、第二火曜日は休館)
- Web:
- 索尼探梦