
太陽光、風力、地熱、ぶどう糖で発電するバイオ電池など…
これからの時代に必要不可欠となる環境に配慮した”エコ”なエネルギー。「色素増感太陽電池」をつくりながら、その仕組みと、光が当たると電気エネルギーが作られる様子を実際に見て感じるプログラムです。
ナビゲーターによって、まずは太陽電池の仕組みが説明されます。
「色素増感太陽電池」とは聞きなれない言葉ですが、太陽の光エネルギーを色素に吸収させて電気エネルギーを生み出す電池のことです。植物など自然の色素から作れること、太陽の光だけではなく照明の光でも発電できること、また仕組みも簡単なことなどが注目されています。
色素には市販されているハイビスカスのティーバッグを使用。紅茶を淹れるようにして色素の溶けた液体を用意し、そこへガラス板(電気伝導性ガラスに二酸化チタンをぬったもの)(A)をつけます。そのほか、鉛筆で塗りつぶしたステンレス板(B)やヨウ素液(うがい薬のイソジンなどにも含まれる成分です)などを使って、太陽電池をつくります。
黙々と作業をする子もいれば、わいわいとまわりの人に話しかけながら進める子も。「ちょっとした作業にもそれぞれの性格が出るんだよね!」とナビゲーターのみなさんも楽しそうに触れあっていました。
先のガラス板(A)とステンレス板(B)でヨウ素液をはさんで完成 した色素増感太陽電池。蛍光灯に当てながら小さな電子オルゴールをつないでみると微かに音が聞こえてきます。「もっと大きな音にしたいね」「隣の班とつなげてみよう!」と、自分たちで生み出したエネルギーにクラス中が盛り上がりました。
研究員のみなさんと楽しく会話を交わしながら、自分の手でエネルギーを発動させたみなさん。次世代を担っていく新しいエネルギーの仕組みに触れることによって、生活を支えている科学研究の大切さを実感できるプログラムになりました。