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A daialogue with materials for the future ESQUISSE A daialogue with materials for the future ESQUISSE

FuoriSalone 2026 — INTERNI MATERIAE

ESQUISSE未来を描く素材

ソニーは持続可能な未来のために、
独自の素材を生み出してきました。
モノをつくる時、手に入れる時、手放す時、
その時どきによって、素材はカタチ、役割、
人の気持ちをも変えていきます。
本展示は、さまざまなカタチとアイデアで
"未来を描く素材"の可能性を語りかけます。
これから描こうとしている未来へ
一歩進むきっかけとして
素材と対話するみなさまの気づきを、
わたしたちに聞かせてください。

ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)のデザイン部門であるクリエイティブセンターは、イタリア・ミラノのデザインイベント「FuoriSalone 2026」期間中にインテリア&現代デザイン誌INTERNI(編集長:Gilda Bojardi)が企画・主催する「INTERNI MATERIAE」にて「ESQUISSE—未来を描く素材—」を出展します。ミラノ大学で開催される「INTERNI MATERIAE」は、歴史的な建築物の内外で生まれる多様な対話を通じて素材の研究を深化させることをテーマに掲げています。
ソニーは持続可能な未来のために、環境に配慮した素材の開発を独自に行っています。今回の展示では、紙素材の「オリジナルブレンドマテリアル」を用いた家具や、天然由来の多孔質カーボン素材「Triporous™(トリポーラス)」を使用した生地のクッションやラグなどを制作しました。それらを通じて、素材の多様な用途と新たな可能性を模索します。

展示する家具は、ソニーのデザイナーが中心となって「オリジナルブレンドマテリアル」の最適な材料配合、加工方法の探索から手がけました。「オリジナルブレンドマテリアル」は、これまで製品のパッケージや名刺などに採用されてきました。原材料である竹、さとうきびの搾りかす、リサイクルペーパーの繊維の大きさや形態を変えることで様々なものに変化させられるという特性を生かし、研究開発の取り組みとして、原材料を熱と圧力でプレスして成型することで圧縮板にしたり、繊維を細くして紐にするという試みも行っています。圧縮板の成型に用いるバインダー剤も、トウモロコシの茎や小麦の茎を原料とする植物由来のものを新たに開発しました。今回、プロトタイプとしてそれらの板や紐を家具や展示什器に応用することで、「オリジナルブレンドマテリアル」の新たな用途や可能性を引き出します。

さらに、コラボレーションとしてミラノを拠点とし、Nature-Centered(自然中心)デザインの研究にも取り組んでいる伊藤節&伊藤志信/Setsu & Shinobu Itoがデザインした家具も展示します。

ESQUISSE 未来を描く素材

Proposal of furniture made of Sony’s environmentally conscious materials and designed by Sony designers, in collaboration with Setsu & Shinobu Ito.

会期
2026年4月20日(月)~4月30日(木)
時間
4月20日~26日 10:00-24:00(最終受付23:30)
4月27日~29日 10:00-22:00
4月30日 10:00-18:00
会場
University of Milan (Università degli Studi di Milano)
Via Festa del Perdono 7, Milan, Italy

Supported by
日本包材株式会社

展示家具について

SWAYソニーグループ クリエイティブセンター

Uの字に曲げたオリジナルブレンドマテリアルの圧縮材をシェルとして、座面にオリジナルブレンドマテリアルのペーパーコードを張った椅子。ゆったりと揺られながら、シェルに包まれるような安心感と、ペーパーコードによる柔らかな座り心地をお楽しみいただけます。

REN伊藤節 & 伊藤志信 / Setsu & Shinobu Ito

オリジナルブレンドマテリアルの圧縮材を使用し、インテリア空間の中で、座る、会話する、間仕切る、リラックスする、そして繋がっていくためのエレメントを自在に構成、連続させることができるモジュール・インテリアファニチャー。オリジナルブレンドマテリアルの圧縮材を、素材の美しさと可能性を追求しながら、無理のない型取りサイズのピースを同じ径にカーブさせ、モジュールエレメントを、O の形のジョイントでつなぎ合わせています。

伊藤節 & 伊藤志信 /
Setsu & Shinobu Ito

伊藤節 & 伊藤志信 / Setsu & Shinobu Itoは、イタリア・ミラノを拠点にプロダクトデザインや建築・空間デザインにおいて、インターナショナルな幅広いデザイン領域で、世界の様々な専門家との協業を通して個々のデザインに独自の視点でデザイン活動をしており、イタリアのインテリアブランドから家具等を発表する一方、ブランドコンサルティングに関するデザイン、サステナブルな視点でのデザインを行っています。ヨーロッパをはじめとする世界各国での展示会やフェアに作品が発表され、世界中のデザイン誌や本、メディア媒体で紹介されており、国際デザイン賞も数多く受賞し、審査員も務めています。ミラノ工科大学では、若い世代の育成に努め、東京大学先端研ではアートデザイン研究の新しい領域について研究を行っています。
www.studioito.com/index.html

ソニーの環境配慮素材について

ソニーでは、2050年までに環境負荷ゼロを目指す長期環境計画「Road to Zero」の実現に向け、環境負荷低減の取組を推進しています。持続可能な未来の実現に向け、「オリジナルブレンドマテリアル」や「Triporous(トリポーラス)」という環境配慮素材も開発しています。

オリジナルブレンドマテリアル

パッケージにおける素材循環を実現することを目的に開発された紙素材。産地を特定した竹、さとうきびの搾りかす、リサイクルペーパーが原料で、さまざまなソニー製品のパッケージで活用されているほか、グループ各社の名刺や展示会ブースの什器も同素材で制作されるなど、その使用範囲を拡大しています。

www.sony.co.jp/corporate/sustainability/environment/technology/original-blended-material/

Triporous

米の籾殻を原料に開発された、天然由来の多孔質カーボン素材。特許を取得した独特の微細構造により、水や空気の浄化など幅広い応用が期待されています。籾殻は日本だけで年間約200万トン、世界中では年間約1億トン以上も排出されており、トリポーラスはこの余剰バイオマスを活用することで、環境に配慮した循環型社会の実現にも貢献します。

※Triporousはソニーグループ株式会社の商標です。

www.sony.com/ja/SonyInfo/triporous/

INTERNI MATERIAE

INTERNIは、Mondadori Media S.p.A(以下「MM」)が発行するインテリアと現代デザイン専門誌で、デザイン・建築業界に関連するイベントや展示会も主催しています。MMはINTERNIを通じ、「FuoriSalone」に際してミラノ大学にて「INTERNI MATERIAE」と題する展示イベントを2026年4月20日から30日まで開催します。

INTERNIは今回、最新の文化的な動向を受け継ぎながら、単一の素材に焦点を当て、その技術的・実験的な価値を探求します。ラテン語の「Materiae」は一般的に「素材」を意味しますが、同時に「素材=分野=テーマ」という意味も持っており、現代のデザインや建築において領域の枠を超えて連携することの大切さを示しています。「INTERNI MATERIAE」は、地球での暮らしをより豊かにするためのデザインや建築における新たな視点や表現の探索を促します。

「Materiae」を「素材」として、本展示は現代の文脈に対する多角的な考察を生み出すことを目指しています。新素材の創造的な表現や新しい使用方法を模索する様々な活動の全体像を紹介し、3Dプリントなどの革新的な生産手法を含めたデザインの世界を広げます。一方で、「Materiae」を「素材=分野=テーマ」として捉えることで、異なる分野や文化、感性、言語の間での対話を生み出すことを目指します。生態学、経済学、哲学、数学、物理学といった多様な知識が交わり、全体として創造的な相乗効果を生み出すことで、持続可能な未来に向けた答えを探ります。

www.internimagazine.com