ソニー ホームページ

鎌田 桂子

鎌田 桂子
株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)
[WIPS]
Workers / Women in PlayStation

菊池 貴浩

菊池 貴浩
ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社(SGMO)
[STAND BY YOU!]

岩佐 美保

岩佐 美保
ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社(SSS)
[SSS DIVI]

野崎 琴代

野崎 琴代
ソニー株式会社(SEC)
[DIVI@ET&S]

吉川 歩

吉川 歩
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社(SCK)
[Rei-One PJ]

渡部 創

渡部 創
ソニーマーケティング株式会社(SMOJ)
[S-Hub]

  • ※3 掲載内容は2025年8月取材当時の情報に基づきます / ()は会社の略称 / []はボトムアップ活動名称

活動の場は違っても、さらに働きやすい・働きがいのある会社にしたい

鎌田:私がリーダーを務めているWIPSは、SIEが社員一人ひとりにとって"The Best Place to Work"となることを目指しています。今年度は「グローバル化」「両立」「女性活躍」「つながりづくり」をテーマに、さまざまな施策を企画・運営しています。
2016年ごろ、アメリカのソニー・インタラクティブエンタテインメントで、女性エンジニアを中心に働きやすい職場づくりのための活動が行われていました。そういった活動を日本でも立ち上げてみないかと声をかけていただいたことが、この活動に参加するきっかけでした。

イベントの様子 鎌田さんと岩佐さん

岩佐:SSS DIVIは「働き方」「TSUNAGARI (つながり)」「キャリア」「女性エンジニアコミュニティ」 の4グループで構成されており、私はキャリアグループで持続可能なキャリア形成を目標に活動しています。昨年は若手女性向けにキャリアデザインワークショップを開催しました。また、同じSSSグループであるSCKのRei-One PJとキャリア支援に関する情報交換なども行っています。
私は第2子を出産した後、部署異動やコロナ禍でのテレワーク、2歳差の子どもの育児との両立などで、とても苦労をしました。その経験から、私のような社員への支援ができればと思い、活動に参加しました。

吉川:私はRei-One PJを通してダイバーシティに関するさまざまな活動に参加してきました。2023~2024年度は、両立支援とワークライフバランスをテーマとした活動に取り組みました。2025年度は、シニア活躍支援をテーマに中高年社員が今後のキャリアを描くための支援を行っています。
私は、所属長からの提案でこの活動に参加しました。私自身、育児をしながら短時間勤務で働いているので、その経験を誰かのために役立てられたらいいなと思いながら活動しています。

イベントの様子 吉川さん、菊池さん、野崎さん

菊池:STAND BY YOU!は育児と介護の2チームがあり、私は育児チームで両立支援制度の紹介や、講演会での啓発活動、交流会の開催によるコミュニティ形成といった活動に取り組んでいます。
私がこの活動に参加したのは、ちょうどその頃、子どもが生まれたばかりで、上長に推薦してもらったことがきっかけでしたが、育児両立支援に関する情報が気になっていた時でしたので、良い機会だったと思います。

野崎:DIVI@ET&Sは2024年度からプロジェクト制をとっています。私は昨年度、グローバルをテーマとしたET&S※4所属の日本以外の出身社員と日本人社員との交流イベント「Global Meetup」の企画・運営と、共生社会をテーマとした西川悟平さんによる「トーク&ピアノコンサート」の企画・運営を行いました。
私がこの活動に参加したきっかけは、2023年度にも開催されていた西川悟平さんのトーク&ピアノコンサートに参加したことでした。こういった多くの社員に向けた企画はワクワクするし、何よりも企画をしている方たちが生き生きと活動していたので、自分もそこに加わりたいと思い、参加することを決めました。

  • ※4 ET&S:ソニーのエンタテインメント・テクノロジー&サービスの分野
イベントの様子 野崎さんと渡部さん

渡部:S-Hubは2024年度設立されたばかりの活動チームで、私は設立時から携わっています。「機会」と「場」の2つのチームがあり、私は機会チームで障がいのある社員と会社や周囲の社員が理解しあえる環境づくりを目指して、必要な配慮を伝えるコミュニケーションツール「Work With」の発案・運用や、障がいのある社員のポータルサイトの改修などを行っています。
この活動に参加しようと思った理由は、自分にしかない気づきをアウトプットできる場がS-Hubだと思ったからです。また、所属部署にいるだけでは得られない横のつながりや人脈形成ができると思ったことも理由の一つです。

今、悩んでいる誰かの力になれることが、とてもうれしい

岩佐:SSS DIVIでは2023年、2024年に若手女性社員を対象としたキャリアデザインワークショップを開催しました。本ワークショップは、女性社員の前向き/持続可能なキャリア形成を応援する女性活躍支援活動です。これから迎えるライフイベントとキャリアの両立を不安に思っている20代の女性社員を対象に、先輩社員を招いてキャリアやライフの経験談を共有してもらい、悩みや不安を相談できる場を設けました。私自身、20代の頃に同じようなことで悩んでいたことを思い出し、そういった方々に先が見える解決策を共有できる場が必要だったのだと実感しました。このイベントを開催できたこと自体、大きなやりがいを感じる瞬間ではありましたが、それに加え、キャリアで悩んでいた方から、ワークショップへの参加がきっかけで部署異動が決まったとの連絡をいただきました。私たちの活動が今後のキャリアを考え、決心する後押しになったことが、とてもうれしかったですね。

イベントの様子 岩佐さん

菊池:私は活動を通してよかったことは、活動が浸透していると実感できたことです。STAND BY YOU!では、以前から両立支援制度の紹介を社内サイトで行っていましたが、サイトへのアクセス数が伸び悩んでいました。そこで、制度紹介にマンガを取り入れたところ、アクセス数が前年度の2倍に増加しました。この伸びを見て、直接の担当ではありませんでしたが、社員のみなさんの要望に応えられ、有意義な活動ができていることにうれしさを感じました。
また、セミナーでは育児や介護の情報だけでは参加人数が伸びない傾向があったため、育児や介護に役立つ情報として「家事の時短テク」をテーマにしたセミナーを企画しました。実施後のアンケートでは「こういう企画を待っていました」といったコメントをたくさんいただき、試みが実を結んだことに大きなやりがいを感じました。

吉川:私は、この活動を通してさまざまな声を聞くことで得られた気づきが、自分の成長につながっていることが良かったと思います。両立支援は、育児や介護との両立をしている人だけではなく、すべての社員が利用することができ、必要な人が必要な支援を受けられるものであるということや、両立に対する考え方は人それぞれに異なるので、必要な支援も違って当たり前ということにも気づきました。また、気づきを得られたことで、自分の仕事に対する考え方も改めました。両立は周囲の助けがあってこそ。以前よりも周りの人に感謝するようになったし、できることとできないことを明確に伝えるようにもなりました。また、両立しているメンバーがいたら積極的に相談にのるようにもなりました。

イベントの様子 吉川さん

渡部:この活動に参加して良かったと思うことは、自分がS-Hubで活動していることを通じて「ダイバーシティへの意識が芽生えた」と言ってくれる人が身近に増えたことです。また、ソニーストア銀座をもっと車椅子で働きやすい環境に変えるためにインクルーシブデザインを取り入れたときは、社内サイトに掲載された記事を見た人から「S-Hubの記事見たよ」とか「あの記事、すごく良かったね」といった声をたくさんいただきました。自分たちのボトムアップの活動が確実に社内に浸透していく様子を周りの人たちの声から実感できたのは、うれしかったですね。

野崎:私はこの活動に参加して、普段業務では関わりのない部署の人とつながりができたことが良かったと思っています。ピアノコンサートの企画では、食堂前でのチラシ配布や、ソニーグループ共通の業務通達メールへの掲載など、さまざまな手段で宣伝しました。自分の所属部署だけでなく、他の部署の人からも声をかけてもらうことが多くなったことが、すごくうれしかったです。また、私たちが企画したイベントに台湾出身の方が来てくれたのですが、別のDIVIのイベントに参加していた台湾出身の同僚とつなぐことができたときも、うれしかったですね。二人は意気投合して、一緒にランチに行ったそうです。私たちの活動を介して「人」と「人」とのつながりが形成されていることを実感できたときは、やりがいを感じます。

鎌田:私たちの活動に参加してくれた人や記事を見た人から「参考になりました」とか「ありがとうございました」といった声をいただくことがすごく増えています。また、「手伝えることがあったら言ってください」とおっしゃってくださる方もいます。「働きやすい職場」というのは、みんなで作らなければいけないものなので、この活動をしている人たちだけががんばっても、何にもなりません。社員一人ひとりの意識が変わることが重要だと思うので、働きやすい職場にしていこうという「輪」が広がっていることを感じると、すごくうれしい気持ちになりますね。コロナ禍やグローバル化で横のつながりが減ってきていると思いますが、私たちの活動が、組織を超えたつながりを作るきっかけになっていることを実感しています。


後編では、活動の苦労や悩みと課題を解決するための工夫、今後チャレンジしたいことと将来の自分や社会に与えたい変化についてご紹介します。


国内グループ会社に広がる社員ボトムアップの
ダイバーシティ推進活動〈後編〉はこちら

記事一覧へ