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理工系女子学生を支援する「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」2期生の活動が始動。1期生の奨学生とともに、2024年度の活動を振り返ってみました。

Culture

ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)は、理工系分野を学ぶ女子学生を支援するプログラム「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」を2024年4月に創設。同プログラムにおける取り組みの一つとして、理工系分野を専攻する女子大学生を対象に、意欲的な学びの支援を目的として奨学金を給付。加えて奨学生には、ソニーグループの女性エンジニアと交流する機会を提供するほか、奨学生とソニー社員が、女子中高生に対して理工系分野を学ぶことの面白さや働く楽しさを伝える「STEAM GIRLSバトンプログラム」も実施しています。
今回の記事では2025年8月29日に行われた「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」2025年度の授与セレモニーの様子をお伝えするとともに、2024年度の奨学生として「STEAM GIRLSバトンプログラム」を通して一緒に活動をつくってきた1期生の吉田さんにもインタビュー。この1年間を振り返って、取り組んだこと、考えたこと、学んだこと、そして2期生として新たなメンバーを迎える今年度の活動に向けた意気込みなどを語ってもらいました。

※「STEAM GIRLSバトンプログラム」とは、奨学生とソニー社員が、女子中高生に対して理工系分野の面白さや、働く楽しさを伝える活動のこと

続麻 優菜
吉田 菜々美

2025年に新たに加わった、個性豊かな10名の奨学生。

2025年8月29日に行われた「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」2025年度の授与セレモニーの様子を、写真とともにご紹介します。

ソニーグループ社長 CEOの十時裕樹から、奨学生のみなさんへのお祝いメッセージ。
未来のソニーのありたい姿を描いた長期ビジョンである「Creative Entertainment Vision」の紹介を通して多様な人や経験との出会いの重要性について触れ、「この機会を生かして、夢と好奇心を追求し、学んだことを次世代へつなぐ存在となってほしい」と激励の言葉をいただきました。

※「Creative Entertainment Vision」についての詳細は、こちらのサイト​をご覧ください。

「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」の責任者でもある井藤安博(ソニーグループ 執行役CPO)から、本プログラム立ち上げの趣旨をあらためて説明。ソニーの女性エンジニアとの交流や女子中高生に理工系分野の楽しさを伝える「STEAM GIRLSバトンプログラム」を紹介し、「皆さんの姿を見て女子中高生が理工系をより身近に感じられることを願っています」とメッセージがありました。

2期生のみなさんの自己紹介。独学で地学を学んでいる方、高校時代からロボコンに参加している方や競技プログラミングに参加している方、生まれつき聴こえない片耳の聴力を技術で解決しようと取り組んでいる方、永久歯の欠損を補う材料開発をしたいと考えている方などなど、さまざまな夢を持った個性豊かなメンバーが集まりました。

インタラクティブセッションには井藤さんと、ソニーグループ技術戦略担当役員の松本さん、そしてソニーを代表する技術者「Corporate Distinguished Engineer」※1の一人でもある菅さん※2が参加。奨学生からの質問に、ご自身の過去の経験(失敗談も)を交えながら答えていました。

※1 ソニーは、変化の兆しを捉え、ソニーの持続的な成長のために、技術戦略の策定及び推進と人材の成長支援を行う技術者を「Corporate Distinguished Engineer」​として認定しています。

※2 ソニーを代表する女性エンジニアの一人である、菅真紀子さんの記事はこちら​をご覧ください。

授与セレモニーの後、「STEAM GIRLSバトンプログラム」のキックオフミーティングを開催。昨年は1期生とソニーの現役女性エンジニアでのプログラムでしたが、今年は1期生と2期生、そして女性エンジニアを交えた場となり、2期生が1期生に昨年度の活動について質問をしたり、女性エンジニアに学生時代の話を聞いたり、大いに盛り上がりました。

さて、記事後半では事務局の続麻さんと、1期生の吉田さんとともに、昨年度の授与セレモニーや「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」としての1年間を振り返ってみたいと思います。

奨学生やソニー社員との交流で意識が高まった、2024年の授与式セレモニー。

── 吉田さんは昨年、奨学生1期生として「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」の授与セレモニーに参加されたときのことを覚えていますか?

吉田:はい、ソニー本社に奨学生が集まり、一人ずつ意気込みを話したのですが、とても緊張したことを覚えています。また、他の奨学生とはこのときに初めてお会いしたのですが、みなさん、とても高い志を持っているなと感じたことも印象に残っています。

── ちなみに、吉田さんが「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」に応募したきっかけは何だったんですか?

吉田:「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」の存在は、父から教えてもらって知りました。
私は元々アニメや漫画などのカルチャーが好きで、作品づくりを行うクリエイターの方々に技術提供をしたいと考え、理工系の道を選びました。ところが、大学に入って驚いたのは、女子学生の少なさです。私の所属する学科では男女比は10対1か、それ以下かもしれません。高校は女子校に通っていたためギャップが大きく、理工系に進学する女性がもっと増えるといいのに…と考えていたときに、「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」と出会ったんです。奨学金という形で支援いただけるだけでなく、他の理工系女子学生と触れ合えること、そしてバトンプログラムを通して理工系進学を考える女子中高生を支援できることに魅力を感じました。

── 吉田さんも高い志を持っているようですね!授与セレモニーを振り返って、他にも何か印象に残っていることはありますか?

吉田:インタラクティブセッションの中で、菅さんが「学生時代にはいろいろな勉強をしておいた方がいい。きっと社会に出てから役に立つから」とおっしゃっていたことが印象に残っています。

大学で学んでいると、一つの学問分野にはその周辺の学問とも複雑に絡み合って成り立っていることを実感します。私は興味のあることには全力で取り組むものの、それ以外のことにはあまり興味を持てない性格なのですが、菅さんからメッセージをいただいて以来、興味の範囲をできるだけ広げ、幅広く学ぶことを意識しています。

普段とは違ったコミュニティで、多様な人と関われることがおもしろい。

── 1期生として1年経ちましたが、何か思い出に残っていることはありますか?

吉田:2025年1月に開催した「STEAM GIRLSバトンプログラム」です。

女子中高生はどんなことに興味があるのか、どんなことを伝えたら良いのか、奨学生メンバーと何度もオンライン会議で議論を重ねました。イベント当日はたくさんの質問をいただき、アンケートの評価も高くて、頑張った甲斐がありました。

続麻:「STEAM GIRLSバトンプログラム」はオンラインと対面の2タイプで開催したのですが、吉田さんにはオンラインイベントを担当いただきました。当日は女子中高生70名以上の参加があり、満足度も4.8(5点満点)と大好評。担当メンバーで話し合い、女子中高生が気になることをピックアップしたり、質問が途切れた際の話題提供を考えたり、しっかりと準備した結果だと思います。

── 「STEAM GIRLSバトンプログラム」を含め、1期生としての活動から得られたものはありますか?

吉田:考える力と、自主性が養われたのではないかと思います。これまでは正直言って、あまり他の人のために何かしようと自分から行動した経験がなかったのですが、主体的に考え行動する他のメンバーにも影響されて、私にも自主性が芽生えた気がします。最近は大学のサークルでも、自分から企画を提案することもできるようになりました。

続麻:今年は全国のエリアから、環境系や生物系など昨年以上に多様な専攻の学生が集まりました。今1期生とはまた違った個性の掛け算で、さらにおもしろくなりそうです。
運営事務局として絶対にやってほしいことが決まっているわけではないので、年齢的により中高生に近い奨学生のみなさんの意見を聞きながら、一緒に活動を作っていきたいですね。

吉田:昨年はソニー社員のみなさんと私たち1期生だけでしたが、2期生を迎えて、また新しいコミュニティができあがるのが楽しみです。好きなものや考え方が似ているメンバーと出会えることもうれしいですが、今までは違ったコミュニティに所属して、自分とは違った個性を持つメンバーと関わることで視野が広がり、世界が広がっていくと思うので。今年はもっと1期生同士でも関わって、2期生とも繋がりを作って関係性を深めていきたいです。

<編集部のDiscover>
今回インタビューさせていただいた、1期生の吉田さん。理工系進学を考える女子中高生の背中を押してあげたいという志の高さにも頭が下がりますし、普段とは違ったコミュニティに所属することで世界が広がるといったコメントにも、ハッとさせられました。2期生を新たに迎えた「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」の今後の活動がたのしみです。

関連リンク(取り上げた組織・プロダクト・関連求人)

「SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE」として、SNSでの発信を始めました。活動の様子などを随時アップしていきますので、お楽しみに!
SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE Instagram
SONY STEAM GIRLS EXPERIENCE X

「STEAM GIRLSバトンプログラム」のイベント(オンライン・オフライン)を2025年12月から2026年1月に開催する予定です。イベント情報が確定次第、公式SNSで広報していきます。ぜひ公式SNSのチェックをお願いいたします。
SONY STEAM GIRLS EXPERIENCEの公式サイト​では、募集時期になりましたら奨学生の募集を行う予定です。

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