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理系のジェンダーギャップはもういらない! 夢を胸にワクワクする未来をつくる

Culture

ソニーグループ(以下、ソニー)での働き方やプライベートに迫るインタビュー企画。今回登場してもらったのは、2020年4月に入社し、ソニーグループ株式会社 R&DセンターでSound AR(TM)などの開発に携わる村田華蓮さん。日本では理系分野で活躍する女性が少ないという課題があるなか、学生時代から女性に向けて理系のおもしろさを啓発する活動をしていたそうです。その経験から得たこと、ソニーを就職先として選んだ理由や仕事のおもしろさ、さらに今後のビジョンなどを聞きました。

村田 華蓮

理系はクリエイティブでおもしろい!でも、まだまだ女性が少ないのが現状

—まずは村田さんが、理系に進もうと思ったきっかけについて教えてください。

子どもの頃から計算が得意で、小学生のクラスで計算競争をした際に上位に入ってうれしかったこともあり、算数が好きでした。理系への進路を本格的に意識しはじめたのは、高校生の時。自分の好きな音楽と理系を掛け合わせた音響工学に興味を持ち、理系の道へ進もうと決めました。

—進学したのは、理系の単科大学でしたね。どのような研究をしていたのですか?

情報理工学部で情報基礎やプログラミングを学びました。ある時授業で、自分の出身地である横浜と憧れの地・ベネチアを掛け合わせたVR空間をつくったことがありました。好みのテクスチャーを貼ったり、星空を点でランダムに表示したり、つくり上げていくのが楽しくてすごくハマりましたね。
大学院ではVR/AR空間での触覚を研究していました。たとえば、VR空間で映像として投影されているオブジェクトに実際に手を触れたら、そのフィードバックとして触覚が伝わるようなインターフェースデバイスをつくっていましたね。自分の世界観を自由に表現できるVR空間に触覚が加わることで、さらにワクワクする体験をつくれることにおもしろさを感じていました。

—女性が少ない環境での研究に感じた課題感はありましたか?

どこへ行くにも女性が少ないので入学当初は気になりましたが、だんだんと慣れました。でも、研究室では女性が自分一人だった時もあり、体力面で差を感じたり、男性同士のみで盛り上がる議論に入れなかったり、ちょっと辛いと感じることもありましたね。

—そういう経験もあって、女性に向けた理系分野の啓発活動につながっていったのでしょうか?

啓発活動に携わったきっかけは、同期から、大学が行っている理系女性の支援プロジェクトに誘われたことでした。そこで、女子中高生に向けた啓発活動をはじめました。
その後、海外留学を経て、国や地域によって理系に進む女性への理解に大きなギャップがあることを目の当たりにしました。帰国後、啓発活動の重要性を再認識していたころに、偶然とあるイベントで一般社団法人Waffle*1(以降、Waffle)のCEO田中さんと出会ったんです。初対面ながら意気投合し、イベントの手伝い、Webサイトやコンテンツの制作、女子中高生が2週間でWebサイト制作を学ぶ「Waffle Camp」のメンターなどとして活動に参加していました。
*1 一般社団法人Waffle:テクノロジー業界やコンピュータ・サイエンス領域のジェンダーギャップを埋めることをミッションに、2017年から活動している団体。

オンラインで開催した女子中高生向けのコーディングコース「Waffle Camp」の様子(一般社団法人Waffle提供)

今は、仕事に専念するためにWaffleでの活動は休止していますが、自分が辛いと思った経験を未来に引き継がないためにも、理系のおもしろさを伝えて、理系に進む女性を支えたいという思いは変わりません。

新しい体験をつくるビッグプロジェクトに携われるおもしろさ

—ソニーに就職を決めた理由を教えてください。

実は、海外留学の経験によって謎の無敵感を得ていまして(笑)、海外での就職も視野に「圧倒的に魅力を感じる会社しか受けない」というポリシーを持って就職活動をしていました。

そのなかで、ソニーに就職した女性の先輩から、会うたびに「すごく楽しい!」ということを聞いていて、自分の好きなことを追求できて、そんなに生き生きと働ける会社ならぜひ入りたいと就職を決めました。
もちろん、専門分野である人の知覚や認知を応用して、おもしろい体験づくりができるという面でマッチしていたことも大きな理由です。

—就活時、社員の男女比は気になりましたか?

情報として比率は知っていましたが、先輩以外でも話を聞いた女性社員の皆さんが生き生きとしていたので、不安に思うことはありませんでしたね。

—所属しているR&Dセンターでの仕事内容について教えてください。

R&Dセンターは、ソニーの研究開発を行う組織で、私が所属しているのは、そのなかのヒューマンインタラクション技術を扱う部署です。私は、特にサウンドを使って人の行動変容を促すような、Sound ARを実現するインタラクション技術の開発などに携わっています。Sound ARとは、現実世界に仮想世界の音が混ざり合う、ソニーが開発した新感覚の音響体験のことです。たとえば、イヤホンをつけて散策していると、落ち葉を踏みしめているような音が聞こえ、森のなかを歩いているような感覚になります。こういった新しい体験をつくれるようなプロジェクトに携われるところが、ソニーの魅力の一つです。
また、さまざまな分野のプロフェッショナルたちとディスカッションしたり、ソニーグループに属するいろいろな会社の方と協業したり、“技術”だけをやっていたら出会えないような方たちと仕事ができるのもおもしろいです!ソニーでしかできないことをさせてもらっていますね。

—逆に、大変に感じていることはありますか?

私、よくばりなので、日々やりたいことが増えていきます(笑)。まず自分のやりたいことを絞り込むのに苦労します。ソニーは、やりたいことがあれば自分から提案できる会社なので、優先順位をつけるのが本当に大変なんですよね。

楽しみながら仕事をしている自分の姿が、ロールモデルになれば

—今後の夢やキャリアでのビジョンを教えてください。

将来、未来のスタンダードになるようなおもしろい技術を開発して、生活に欠かせない製品やサービスを世の中に出せたらいいなと思っています。その製品を日々使うことで、ワクワクしたり、幸せを感じられる人が増えるとうれしいです。

—夢を叶えるために、今やっていることがあれば教えてください!

これまで、チャレンジすることが、いろんな人との出会いを引きよせ、その出会いが自分の視野を広げてくれました。今もプライベートの時間を使って常に新しいことにチャレンジし続けています。

—女性に向けた理系分野の啓発について、今後やっていきたいことはありますか?

今、私自身はWaffleの活動を一旦休止していますが、業務に集中して魅力的なロールモデルになることで、別の面から啓発に貢献したいと思っています。そのためにも今一番の目標は、エンジニアとして自分が納得のいく成果を出すことです。

また、先日「Technovation Girls*2」の一環としてオンラインで開催した、Technovation Girls×ソニー先輩社員交流セッション*3のように、理系を目指す女性との接点を作って情報発信をして、ソニーという会社や働く人のことを知ってくれる人が一人でも増えたらうれしいなと思います。
*2 Technovation Girls:アメリカのNPO「Technovation(テクノベーション)」が主催する、10〜18歳の女性を対象とした社会課題解決のためのモバイルアプリコンテスト。日本ではWaffleが運営し、ソニーはゴールドスポンサーになっている。
*3 Technovation Girls×ソニー先輩社員交流セッション:Technovation Girlsに参加する女子中学生とソニーの女性社員との交流イベント。

—ソニーへの就職を考えている人が学生時代にやっておくと良いことについてアドバイスをもらえますか?

いろいろな人の話を聞くことです。私自身、学生時代にソニーの皆さんに直接会ってすごく影響を受けました。ソニーで働く魅力的な姿を見たら、絶対に入りたいと思うはず。イベントなどを通してでも良いので、ぜひ社員と話をしてほしいです。

—最後に、ソニーの就職希望者に向けて応援メッセージをお願いします。

性差に関わらず、仕事もプライベートも両立して生き生きと楽しく働いている方が多いので、安心して働けると思います。楽しい未来をつくれる場所なので、自分が実現したいと思う未来を、ぜひ一緒につくっていきましょう!

未来を見つめ、今の仕事にワクワクしながら取り組んでいる村田さん。女性が少ないと言われる分野で、自分を信じてまっすぐに未来へ歩みを進めている姿がとても印象的でした。
「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」をパーパスとしているソニー。夢と好奇心を持つ、多様な人の異なる視点が交わることで、イノベーションを生み出すこの会社で、仲間と一緒にワクワクする未来をつくりませんか?


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