ソニーグループ国際女性デー2025
"Accelerate Action"をテーマに講演会や関連イベントを実施
3月8日は、世界中の女性の功績や貢献を称えるとともに、公平でインクルーシブな社会を築くために取り組むべきことを考え、行動に移していく「国際女性デー」です。ソニーグループは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)を軸に、さまざまなバックグラウンドをもつ社員が、多様な事業を推進しています。この事業と人の「多様性」が社会に価値をもたらす上での基盤であり、ソニーの強みであり、より良い未来を創造するために欠かせない要素です。
この日に寄せて、ソニーグループ株式会社 会長 CEOの吉田憲一郎からメッセージを発信しています。
また、 ソニーグループでは毎年3月に、国際女性デーを記念した社員向けのイベントを実施しています。2025年は"Accelerate Action※1"をテーマに、「バイアスを超えるカギとなる!〜東大 星加教授のレクチャーとコミュニケーションのプロ 篠田さんから学ぶ対話の極意〜」と題した講演やソニーグループ内女性担当部長および課長層向けネットワーキングなどを開催しました。
- ※1 "Accelerate Action":行動を加速していくこと
"バイアスを超えるカギとなる!〜東大星加教授のレクチャーとコミュニケーションのプロ篠田さんから学ぶ対話の極意〜"講演レポート
オープニングメッセージ〜事業と人の多様性の基礎であるジェンダーの多様性は重要な課題〜
3月13日、国内のソニーグループ社員に向けて、国際女性デーを記念した講演をオンラインで開催しました。
講演に先立ち、ソニーグループ株式会社 執行役員 人事、総務担当の井藤安博から参加者に向けて、多様な個人が異なる意見を持ち寄ることが新たな価値創造につながった経験を踏まえ、ソニーの事業と人の多様性の基礎であるジェンダーの多様性は重要な課題であり、国際女性デーや本講演がインクルーシブな組織の実現に向けて考える機会になることを願っているとメッセージを送りました。
東京大学大学院 星加良司教授による講演
まずは、「ジェンダーバイアスの何が問題か」をテーマに、東京大学大学院教授の星加良司氏による講演が行われました。星加氏は、バイアスには意識的なバイアス(コンシャスバイアス)と無意識的なバイアス(アンコンシャスバイアス)があり、アンコンシャスバイアスは不可避であることを解説。さらに、バイアスはコミュニケーションの過程で修正・維持・増幅されるが、マジョリティー側が持つバイアスが残りやすいことを説明。ジェンダーをはじめとするさまざまな関係性の中で、マジョリティー側が持つバイアスの負の効果にいかにフォーカスを当て、是正していくかを考えることがポイントになるのではないかと述べました。

コミュニケーションのプロ 篠田真貴子氏による講演

次に、「多様な意見を受け取り活かす『聴く』力」と題して、エール株式会社 取締役の篠田真貴子氏による講演が行われました。篠田氏は、多様な意見を受け取り、活かすために必要なのは、じっくり話を聴いてもらう時間と、自分の考えを持ち込まずに相手を知ろうとする聴き手の態度(ウィズアウトジャッジメント)であり、自分では気付いていない考えや想いの認識につながると説明。また、価値観が異なることを前提とした対話が重要で、対話を互いに聴く「対『聴』」だと考えれば、ダイバーシティを組織の力に変えるコミュ二ケーションができるのではないかと述べました。
対談セッション〜バイアスを超えるカギとは〜
続いて、「バイアスを超えるカギとは」をトークテーマに、星加氏と篠田氏による対談が行われました。まず星加氏が「コミュニケーションではポジティブな発言には反応すべきと考えることが多いが、反応自体が通じているかどうかのメッセージになってしまうのではないか」と問題提起。篠田氏は「ウィズアウトジャッジメントで聴く場合、共感はコミュニケーションを難しくしてしまう。話し手の考えや感情をそのまま受け取ることが重要だ」と答えました。また、篠田氏は「『アンコンシャスバイアスを直してほしい』という声にどう対処したらいいのか」と質問。星加氏は「コンシャスバイアスは自覚があるが故に変えることができる。ジェンダーバイアスの中にはコンシャスバイアスがあふれており、まずはそこから着手すべき」と言及した上で、「それぞれのコンシャスなバイアスを可視化しながら、それが誰かの生き方を狭めていないかを考えることがポイントである」と述べました。

登壇者
星加良司氏(東京大学大学院教育学研究科 教授 / 組織変革のためのダイバーシティ普及協会 理事)
篠田真貴子氏(エール株式会社 取締役)

星加氏と篠田氏の講演、対談内容をまとめたグラフィックレコーディング
女性担当部長および課長層向けネットワーキングイベント「Sony Women Leaders Forum in IWD※2」レポート
3月18日には、国内ソニーグループの多様な事業の第一線で活躍している担当部長および課長相当職の女性社員を対象に、グループ横断ネットワーキングイベント「Sony Women Leaders Forum in IWD」を開催しました。

続いて、東京大学の藤原快瑤氏をファシリテーターに迎えたイベントを開催。各自のキャリアの振り返りと自己紹介、インクルーシブ・リーダーシップのレクチャーと自身の強み・弱みの共有、実践に向けたアクションの共有とアドバイス交換を行いました。グループディスカッションには統括部長の男女が各テーブルに1名ずつ入り意見交換をサポートすることで、より幅広いネットワークの機会となりました。
また、休憩時間にも参加者同士の名刺交換や会話が活発に交わされ、事業の枠を越えた貴重なつながりが構築できたイベントとなりました。


ファシリテーター
藤原快瑤氏(東京大学バリアフリー教育開発研究センター 特任研究員)
- ※2 International Women's Dayの略
関連イベント
厚労省が定めた3月1日〜8日の「女性の健康週間」に合わせて、ご自身やご家族の健康について改めて考えてもらうことを目的に、一部の拠点で社員にお花と、男女共に役立つ健康情報のパンフレットの配布、健康相談が実施されました。
また各拠点では、国際女性デーに合わせたポスターの掲示や、社員食堂ではコラボレーション企画として、国際女性デーやミモザにちなんだ春らしい食事メニューを提供しました。
ソニーグループは、人それぞれの属性や経験の多様性を大切にし、今後もさまざまな施策を通して、誰もが働きやすい職場づくりに取り組んでいきます。
(肩書や役職は2025年3月時点のものを掲載しています。)




