ADAPTABILITY
- 常に進化し、成長していく車へ
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あらゆる製品やデータが繋がっていく時代、VISION-Sもまたネットワークの一端に。
データはリアルタイムで同期され、ソフトウェアはネットワーク経由でアップデートが繰り返されます。
従来の「独立したシステム群」から「リアルタイムで成長可能なシステム」へ。
VISION-S は、進化の終わらない車を目指しています。
VISION-Sリンク
VISION-Sは常時ネットワークに接続しています。これによりスマートデバイスとの間で連携が可能になり、VISION-Sの専用モバイルアプリで設定すると、車両は出発のための準備を開始します。車両を起動し室温やシートポジションを調整し、ドライバーが近づけばドアを自動でアンロック。乗り込めばすぐ快適に出発できます。
パーソナライゼーション
車室内の環境は乗員ごとに最適化が図られます。ToFカメラやドライバーモニタリングカメラが個人を識別した上で、乗員それぞれの状態を認識。例えば助手席で寝ている人を感知すると、助手席の周辺温度だけをやさしく自動調整するなど、状況にあった心地よさをもたらします。また音楽や室温、ドライビング設定やルートなど、パーソナルな趣味趣向を日々学習。実際の運転データと照合しながら、いっそう快適な空間へと細やかな進化を続けます。
VISION-S Theme
パノラミックスクリーンに表示されるパネルスキンは、ドライバー席のクラスターディスプレイを含めてカスタマイズが可能。映画や季節などに応じた多彩なテーマが用意され、移動空間を自分好みに演出することができます。また、UI操作音やアクセルやブレーキ操作に応じて発生する加減速音も気分にあわせて自在にセレクトできます。
5G ネットワーク
VISION-Sは5Gネットワーク機能が搭載されています。それによりストリーミングによる映画・音楽・ゲームなど、低遅延・広帯域が求められるクラウドベースのエンタテインメントサービスを思う存分楽しめます。高速走行中の車両でも5Gのパフォーマンスを最大限活用するために、ソニーがスマートフォンの開発を通じて培ってきた技術をモビリティに展開しリアルタイム性を追求。新たな移動体験、高度な自動運転やリモート制御を実現してゆきます。
サステナビリティ
竹、リサイクル材を一部に使用したマイクロファイバーなどの環境負荷の低い素材をシート、ドアトリム、コンソールなどに使用しています。また、ソニーが生み出した籾殻由来の多孔質炭素材料であるTriporous™がフロアマットに使われており、移動空間内での空気環境改善に役立てられています。
また、人や社会に対してもサステナブルな移動体験を提供すべく検討を進めています。移動における安全や効率性、付加価値等を高めるための仕組みづくりに加え、移動中のエンタテインメント体験を楽しみながら環境や社会へ貢献できるサービスにより、移動のあり方に新たな価値を提案していきます。さらに、EVのバッテリーは、再生可能エネルギーの有効活用において、重要な役割を担うことができます。VISION-Sを地域のマイクログリッドの一要素に組み込むことで、低炭素社会の実現に貢献していきます。