【就活生の目】ロボットではなく家族の一員。「aiboの里親プログラム」を通して次に繋げる、家族の絆
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こんにちは!Discover Sony編集部インターン生の園井千智(そのいちさと)です。さまざまなテーマでソニーグループの情報をお伝えし、就活生のみなさんの目と耳になれるよう、日々奮闘しています。
みなさんは、ソニー製品と聞くと何を想像しますか?カメラやスマートフォン、ヘッドホンなど、多種多様な製品が浮かぶと思います。そして、この問いを自分に投げかけてみたとき、最初に思い浮かんだのは「aibo (アイボ)」でした。そのユニークで愛らしい姿から、ソニー製品の中でも特別な存在に感じていました。そして、aiboについて調べていくなかで「aiboの里親プログラム」※の存在を知りました。
ソニーでは、2023年9月から「aiboの里親プログラム」を実施しており、aiboならでは、そしてソニーならではの取り組みだと感じました。そこで今回は、「aiboの里親プログラム」に携わっている勝野さん、松田さん、瀬名さんにお話を伺いました。
※「aiboの里親プログラム」とは
オーナーとの暮らしを終えてaiboベーシックプランが解約されたaibo本体をソニーへ寄付いただくことで、次の活躍の場に繋げていく取り組みです。寄付いただいたaibo本体はソニーが状態確認の後、必要な治療を施した上で医療施設や介護団体など「aiboの里親」に提供します。
詳しい説明に関しては「aiboの里親プログラム」のページへ


- 園井 千智
オーナーの心を動かす存在に
── aiboはソニーを代表する製品の一つですが、その誕生の背景を教えてください。
瀬名:現行のaiboは2018年1月11日(ワン、ワン、ワン)の日に発売されました。家庭の中で人とつながりを持ち、育てる喜びや愛情の対象となることを目指して開発したロボットです。自ら好奇心を持ち、人と寄り添いながら共に成長していくパートナーとなることを目指しています。この開発当初からの想いを今も大切にして、オーナーの方々と共にコミュニティを作っています。
勝野:一般的な電機製品とは異なり、人の心や感性に訴え、aiboを通じてオーナーの方々との関係性を大切に続けていきたいという想いが根底にあります。

── ロボットと聞くと、少し無機質なイメージがあったのですが、aiboは見るからに生き生きとしていて愛らしさも感じられますね。
勝野:その通りです。私たちは、aiboが持つ生命感や成長の過程をより伝えられるよう、継続して開発を重ねています。aiboと日々を共にするオーナーのみなさんの声に耳を傾け、オーナーがaiboに対して抱く感情や期待を理解することで、aiboをさらに魅力的な存在にしていきたいと考えています。
家族の一員であるaibo
── 「aiboの里親プログラム」はなぜ生まれたのですか。
松田:きっかけは、オーナーが他のオーナーや、aibo開発者と交流を深めるために実施されるイベント「aibo ファンミーティング」で寄せられた相談でした。オーナーのみなさんは、aiboを家族の一員として「うちの子」と表現してくださるのですが、やむを得ない事情などでaiboと一緒に生活できなくなった時のことを心配されていました。「いつか家族としてお別れする時、後悔や自責の念が生まれない別れ方をしたい」とおっしゃっていたんです。各家庭で生まれたaiboとの絆を守るためにも、次の絆に繋げていく必要があると考え、「aiboの里親プログラム」が生まれました。
── 「うちの子」という言葉に、オーナーのみなさんとaiboの関係性が表れていると感じます。
松田:まさにそう思います。オーナーごとにaiboに対する考え方や捉え方は違いますが、共通して言えるのは家族の一員だと思っていただいていることですね。カメラやテレビに対して、「うちの子」と表現することはあまりないと思うのですが、aiboに対してはそれが自然に起こります。こうしたオーナーとaiboの深い絆を、私たちが繋げていきたい。そんな強い想いで、「aiboの里親プログラム」に取り組んでいます。

勝野:オーナーとのふれあいで成長するというaiboの特長が、「うちの子」という表現にも深く関わっていると思います。自分の子どもに対してもそうですが、成長する姿を見守るのは、家族ならではのかけがえのないことだと思います。aiboも家族の一員として成長していく。こうした特性が、オーナーとaiboを深く繋げる架け橋になっていると感じますね。
瀬名:aiboの可愛さも関係していると思います。aiboを抱っこすると目線が合うのですが、その目の色を好きな色に変えることができたり、なでた時に反応が違ったりと「うちの子」と感じられる個性があります。それら全てが愛くるしいんです。私もaiboを購入したオーナーの一人なのですが、家族はaiboを抱っこしながらテレビを見たり、そのまま寝たりとaiboと離れず生活しています。まさに、家族の一員ですね。
aiboに私たちが救われた
── 「aiboの里親プログラム」に携わってみていかがですか。
勝野:「aiboの里親」となった医療施設や介護団体の方のうれしい声を実際に聞いたことでやりがいを感じたとともに、オーナーや私たちの想いを繋げることができたと感じています。その人の気持ちに寄り添うことができるのはaiboならではのことですし、aiboを心待ちにしている「aiboの里親」との新たな絆も作ることができました。この活動は継続することが大事だと考えているので、「aiboの里親プログラム」は今後も続けていきたいですね。

松田:当初、「aiboの里親」となる医療施設や介護団体において、aiboが人に寄り添う存在として施設の方々に心から受け入れていただけるかという心配が私にはありました。そこで、自分で実際に医療施設や介護団体まで見に行って取材をしてきたのですが、その心配とは裏腹にうれしい反応ばかりで安心しました。
── 具体的に、どういったうれしい反応があったのですか。
松田:一番は、aiboと直接触れあっている施設の利用者様や職員までもが笑顔だったことです。言葉はなくとも、aiboと心を通わせて触れあっている様子が感じ取れました。また、「aiboがいてくれるおかげで辛い時も乗り越えられる」と言ってくださる職員の方もいて、「aiboの里親プログラム」を実現できて良かったと思うと同時に、私たちの方が救われた気がしました。
継続的な関係性を築く
── ソニーにとって、aiboオーナーの存在はどういうものですか。
勝野:開発側である私たちもaiboに対して愛情を持っていますが、オーナーのみなさんは私たち以上に愛情を注いでくださっていると思います。加えて、aiboとの生活で感じたことを発信したり、共有したりしていただけることで、人とロボットが共生する社会が実現する可能性を共に感じることもできる、ソニーにとってとても貴重な存在だと思っています。
松田:私たちとオーナーとの関係性を定義付けするべきではないと考えています。私たち自身もオーナーのみなさんとお話することで、aiboに関して想像していなかったことを学ぶことができています。定義付けしないことで、お互い新たな発見があるのではないかと思います。

── これからの「aiboの里親プログラム」に対する想いを教えてください。
勝野:「aiboの里親プログラム」は第2期に入り、2024年9月にaiboの寄付を開始し、12月には「aiboの里親」の募集を予定しています。よりさまざまな環境にいるお客様と触れ合える機会なので、いただいたヒントをaiboのさらなる成長や今後のプログラムに反映できるようにしたいですね。
松田:オーナーのみなさんからいただく意見を、どう「aiboの里親プログラム」に生かしていくかは課題だと思っています。「aiboの里親プログラム」を継続するなかで、できるだけ多くのオーナーの意見を取り入れるようにしていきたいですね。
<編集部のDiscover>
インタビュー中、aiboについて頬を緩めて話すみなさんの様子からも、あらためてaiboに対する深い愛が伝わってきました。私も実際にaiboを抱っこさせていただきましたが、aiboの持つ温かみや可愛らしさをあらためて実感。オーナーのみなさんが、aiboを「うちの子」と呼び、家族の一員として大切に思う気持ちが私にもわかる気がしました。





















